グアムはESTA不要で入国可(条件あり)!実体験して分かったメリットと注意点。

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楽しいグアム旅行が決まった!という時に忘れてはいけない事、そうビザの事です。

「グアム旅行にはビザって必要なの?アメリカ領土にはESTAが必要だよね?グアムもESTA必要なの?」という疑問。

結論から言うと、グアムではESTAなしで入国できますが、条件もあるので、
実際に自分が行った時の実体験も交えて詳しく解説していきます。

この記事は2018年4月時点の情報です。ビザの条件が変わった時に確認するべきサイトなどについても紹介していきます。
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グアムはESTA不要で入国可!(条件あり)

アメリカ本土やハワイに行くには、基本的にはアメリカビザか、ビザ免除プログラムであるESTAが必要になります。

ESTAの申請はインターネットから可能で、通常は大体3日程度で発行されます。

ESTAの申請には14ドルほどかかります。日本円で1500円程度かかるという事です。

しかし、グアムに行く場合は、このESTAやアメリカビザを申請していなくても、入国出来ます。私自身ESTAなしで先日グアムに行ってきました。(ただし後述する条件があるので注意!)

というのも、グアムは北マリアナ諸島ビザ免除プログラムという独自のビザ免除プログラムを持っていて、機内で渡されるI-736という用紙を記入する事で日本人はESTAなしでも入国できる事になっています。

ESTAを使うメリット、デメリット

さて、そんなESTA不要で入国できるグアムですが、ESTAを使って入国する事も可能で、ESTAを使うとメリットもあったりします。

  • グアム空港のESTA専用レーンで優先入国審査を受けられる
  • ESTAなしは最大45日間の滞在期限だが、ESTAありだと最大90日間滞在できる
  • ESTA発行には14ドルかかる(デメリット)
  • ESTA発行には3日前後かかる(デメリット)

もしESTAを申請している場合は、ESTAなしの45日間と違って最大90日間と倍の期間の滞在が可能になります。

またグアム入国時にESTA専用レーンがあるので、長い行列に並ばずとも入国審査を受けて、お先にグアム入国する事が可能です。

ただ、混み具合や時間帯、出勤している審査官の人数によってESTA専用レーンが開いてない時もあるので、運悪くESTA専用レーンが開いてないと、14ドル払って申請するメリットがあまりなくなってしまいます。

また、自分だけESTAを申請していても、同行者が申請していない場合は、自分だけESTAのレーンで並ばず審査を突破しても、結局同行者を審査後の荷物受け取りで待つはめになるので、あまり意味がないです。

なので、同行する方全員がESTAを取得している場合で、ESTA専用レーンが開いている時のみメリットがあるという感じです。

(注)ESTAなしでグアムに入国するための条件

ESTAなしでグアム入国を果たすためには条件があります。

  • 45日以内にグアムから出国するための往復チケットを持っている事
  • IC付きのパスポートを持っている事
  • 日本国籍者である事(在留外国人は不可)

この3つが最低でも必要な条件となります。

なので、片道チケットでグアムに行く場合で、ESTAやビザを持っていないとなると成田空港などの出発地時点で搭乗拒否される可能性があります。(ESTAも片道チケットだと拒否される可能性もあるので、事前に問い合わせた方が良いです。)

あくまで45日以内にグアムを出国するという証明が必要なので、そこの所、気を付けてください。往復チケットでなくても、日本からグアムに行き、グアムから中国に出国のように、別の国に出国する場合も45日以内に出国するチケットであればESTAやビザなしで大丈夫です。

日本からの直行便でない場合は注意

ただ、日本からの直行便でない場合は、やや注意が必要です。

日本からの直行便であれば、日本からグアムへはESTAなしでOKという事が周知されてますから問題ないですが、

これが別の国の空港からグアムへ向かう場合や、経由便の場合などは、
その経由地、海外の空港のチェックインカウンターで「なんで君はアメリカのビザやESTAを持ってないんだ?ビザなしではアメリカ領土には行けないぞ」と揉める可能性があります。

ちゃんと、北マリアナ諸島ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)で入国できる事を英語で説明すれば大丈夫なはずですが、機内で北マリアナ諸島ビザ免除プログラムの用紙であるI-736も渡されないでしょうし(グアム空港で係員に頼めばもらえるはずですが)、

トラブりたくないのであれば、最低でも北マリアナ諸島ビザ免除プログラムの用紙である I-736 を先にオンラインで申請、プリントアウトしておき、その紙をパスポートと一緒にちゃんと持っておくのが良いでしょう。

通常、日本からグアムへの直行便に乗ると、機内で北マリアナ諸島ビザ免除プログラムの用紙である I-736 を渡されます。機内で「ESTAなしの人~?」と聞かれるので、ない事を告げるとくれます。

このI-736を記入して入国審査で渡す事で、ESTAなしで入国できるわけです。

このI-736は、オンラインでも実は先に記入可能なので、記入して自分でプリントアウトしてサインして持っておくと、機内で記入する必要もなくなりますし、ESTAのような証明にもなって便利です。

I-736のオンライン申請は下記から可能です(全部英語です)

I-736 is a place for U.S. visitors to apply for or retrieve form I-736.

より詳しい北マリアナ諸島ビザ免除プログラムの情報についてはこちら

グアム政府観光局

また、その他注意点として、必ずIC付きパスポートである必要があります。
さすがにもうICが付いてないパスポートを使ってる人はいないはずですが、
この点は注意してください。

外国籍の方はビザが必要!

また、あくまでこのESTAなしの条件が通用するのは、日本国籍を持っている人のみなので、
国際結婚などで配偶者が在留外国人の場合や、外国人の友達とグアムへ渡航する場合などは、その外国籍の方には別途アメリカ入国するためのビザをアメリカ領事館(大使館)で発行してもらう必要がありますので、注意してくださいね。

例えば、過去すでにアメリカのビザの発行経験がある場合は、そのビザでグアムに入国できる場合もあります。

例えば、そのビザが期限がまだ切れておらず、Entryという項目がMの場合、Mというのは「Multiple Entry(複数回の入国)」の意味ですから、1度だけではなく、何度も使えるビザなので、そのビザを使ってグアム入国が可能だったりします。

もちろん目的が違うビザだと通用しないはずですが、前回ハワイ旅行のために発行したビザで、期限がまだ切れてなくて、Entry Mのビザであれば、そのビザでグアム旅行時も入国できるというわけです。

*ただし、そのビザが貼られているのが、旧パスポートの場合、その旧パスポートも合わせて携帯する必要がありますので、忘れずに旧パスポートも持っていってくださいね。

また、在留外国人の方は、グアムから日本に再入国するために、日本出国時(成田空港など)で、かならず「外国人用(再入国)」という用紙を記入し、「みなし再入国許可による出国を希望します(Departure with Special Re-entry Permission)」にチェックを入れてくださいね。

これをしないと、日本にグアムから戻ってくる事に日本に入国できないなんて事になりかねませんので。もちろん在留カードも忘れずに一緒に携帯してください。

自分が実際にグアムにESTAなしで行った時の体験談

私の場合は、ESTAなしで、2018年の3月にグアムに行きました。

成田空港発のユナイテッド航空の直行便で、もちろん往復チケットを購入して行きました。

特にユナイテッド航空のチェックインカウンターでも何も聞かれず、パスポートを見せただけで、ボーディングパスを発行してもらえました。

ユナイテッド航空の機内で、グアム空港到着1時間前くらいに、「ESTAない人~?」とアテンダントの方が日本語で聞いて周っていました。

無い事を告げると、例のI-736の用紙を渡されました。

オンラインでI-736を記入する場合は全て英語ですが、
機内で渡される用紙の場合は、表が日本語版、裏が英語版という感じなので、
英語が苦手な人は、機内でもらう紙で書いた方が楽だなと思いました。

また、このI-736の紙以外にも、もう一つ税関関係の用紙が渡されますので、それにも記入します。例えば、禁止されているようなものは持ってないか、生もの、生物などを持ってないかとか、持ち物に関する質問に答える紙です。

実際、グアム空港に到着すると、私は夜中の2時に到着したにも関わらず、入国審査の行列はなかなかの長さでした。実際1時間近く並びました。

ただこの時は、ESTA専用レーンも開いており、ESTA保有者の人達はほんの10分程度ですいすい入国審査を通過していた印象です。

行列に並んでる途中で、係員の人が、I-736の紙を持っているかと聞いてきて、チェックしていきます。

入国審査では、顔写真と指紋を撮ります。まあこれはハワイ含め、アメリカ領土だと必ずありますね。

私の場合、審査官に「どこのホテルに泊まるんだ?」と聞かれました。ホテルの名前を答えると、OKが出て、通過出来ました(というか、渡した用紙にホテル名書いてるのに、なんでその質問するのって感じでした。多分税関用紙の方に書いてたので、そっちはチェックしてなかったのでしょう)。しかし妻に同じ質問をされたか聞くと、妻は何も質問されなかったそうです。まあ、質問内容なども人それぞれといった感じなのでしょう。

というわけで、無事ESTAなしで入国審査を通過出来ました。

預け荷物をピックアップし、税関で機内で書いた税関用紙を渡します。

「食肉などの食べ物を持ってないか?」という質問が用紙にあり、自分は日本で買って、食べそこねてそのまま持ってきてしまったチーズバーガーがあったので、用紙にちゃんと「A cheese burger」と書きました(笑)。

すると、税関スタッフはそれを見て、「Oh, that’s all right. Your breakfast, right?(ああ、これはいいわよ、朝食で食べるんでしょ?)と、ニコッと笑って、問題なく通してくれました。」

個人的な意見としては、ハンバーガーであれ、なんであれ、ちょっとでも税関用紙の質問で該当しそうなものは正直に申告しておいた方が良いです。

申告しないで大丈夫だろうと勝手に判断して、無申告で通過しようとして、それがひっかかり、罰金を請求されるなんて事はよくありますし、実際世界まる見えなどでも、海外の税関のTV番組(the border security)などでそういう場面が放送されてますよね。

なので、トラブらないためにも、申告はしっかり正直にする事をオススメします。

というわけで、グアムにはESTAなしでも入国が可能です。
ご自身の条件に合わせて、ESTAを申請するかしないかを検討してみてくださいね。

ちなみにビザの条件は時と共に変化しますので、
最新のビザ情報(ESTA情報)などは、グアム政府観光局のサイトをチェックすると安心です。

グアム政府観光局

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