バニラエアを実際使ってみての注意点、トラブル、メリットデメリットなど

スポンサーリンク

先日、成田空港から那覇空港の往復にLCCのバニラエアを使ってきました。

その時に感じた事、注意点、起きたトラブル、良かった点、ターミナルの売店、混み具合など、感じた事、一通りの流れなどを記していきます。

スポンサーリンク

LCCターミナルは離れてるので注意(特に那覇空港)

LCC格安航空会社のターミナルはLCCターミナルという別ターミナルで乗る事になります。

成田空港なら第3ターミナル、那覇空港ならLCCターミナルです。

成田なら第2ターミナルから歩いて15分か、第2ターミナルからシャトルバスに乗って5分、
那覇空港は徒歩では行けず、LCCターミナルまでシャトルバスで5分です。

どちらも無料のシャトルバスを使っていくわけですが、大体10~15分置きに1本のバスが来ます。

混んでる時間だと、1~3本待たないとバスが満員で乗れません。

特に那覇空港ではLCCターミナルと本ターミナル間を徒歩で行く事が出来ないので、バスを待つしかありません。

下手するとシャトルバス待ちだけで30分以上待つ事になるので、時間に余裕を持って空港に着く必要があります。

成田、那覇空港ともに、自家用車、タクシーでLCCにターミナルには行けないので注意してください。(レンタカーの送迎バスなどは一部行けるようです。)

チェックインと荷物預けは90分前から可能

チェックイン自体はカウンター前にある自動チェックイン機で出来ます。
予約ナンバーを打ち込むか、バーコードを読み込み、座席指定をしたら、発券されます。

ほんの3分程度で終わる作業なので、ここでは時間はかかりません。行列も大して出来ないので大丈夫です。

ただし、出発90分前にならないと出来ないので注意です。

ウェブチェックインも48時間前から可能ですが、プリントアウトを自分で必ずする必要があります。スマホ画面で提示などではボーディングパスとして使えませんので注意。

私は家のPCからウェブチェックインした後に、メールで届いたPDFのボーディングパスをUSBに移し、セブンイレブンのプリントサービスで印刷しました。

よく航空会社によっては、ウェブチェックインを先にしている人だけの優先荷物預けレーンがカウンターにあるのですが、バニラエアはありませんでしたので、無理にウェブチェックインするメリットがあんまりなかったですね。

また荷物預けも出発90分前からです。それより前にカウンターに行っても、「すいませんが90分前からしか出来ませんでして」と断られます。

あんまり早く空港に付いても、スーツケースを常に引きずりながら90分前まで待つ必要があります。

カウンターの混み具合

カウンターの混み具合ですが、行きも帰りもそれほどではありませんでした。

なぜかというと、LCCは飛行機自体が小型なので、そんなに沢山の人数を載せてるわけではありません。

これが大手のジャンボジェットだと、大行列になりますが、
バニラエアはもともとの乗機人数が少ないので、カウンターもそんなに混雑せずに荷物預けもスムーズでした。

ただ、荷物を預けた後に「荷物のチェックが終わるまで10分程度かかるので、それまでは手荷物検査に行かずにカウンター近くでお待ちください。10分経った後は行ってかまいません」と言われました。

荷物を預けるのに5分~20分、預けてから10分、計30分程度、荷物預けに時間が必要と考えて頂くと良いかと。

荷物の重量などには厳しいので注意

これはどこの航空会社もそうですが、荷物の重量制限などには厳しいので注意してください。
成田空港の場合は、バニラエアのカウンター前に体重計があるので、それでスーツケースの重量を測る事が出来ます。

ご自身で予約した重量を越えないように注意してくださいね。

特に帰りはお土産で重量が増える上、ホテルには計量機などないので、
注意が必要です。

こういうハンドスケールを1つ持ってると、重量制限に怯えず安心していられますね。

バニラエアウェブサイトより引用

また、特に厳しいのは、機内持ち込み手荷物だと思ってください。
特に2017年10月29日より、今まで10kgまでOKだった機内持ち込み手荷物が7kgに減量されます。

また、特に小型スーツケースなどを使ってる人は、サイズも厳しく測られる事もありますので、注意してください。

荷物チェック通過後に大量にお土産を買ったりなんかすると、それもカバンに入りきらないとトラブルにつながります。

追加料金、もしくはお土産を捨てるなんて事にもなりかねないので注意しましょう。

何分前に空港に着いておくべき?

空港へは1時間45分前~1時間前に着くのが良いと感じました。

2時間以上前に着いても、スーツケースを預けられないので不便です。(スーツケースが入る有料ロッカーも成田空港第3ターミナルにはありましたけど。。)

ターミナル間バスや各種手続きを考えて、やはりチェックインカウンターが開くちょっと前の1時間45分前にくらいに空港に到着するのがベストかと思います。

さすがに1時間切ると、ターミナル間バスも混んできますし、荷物チェックイン、荷物検査と時間を食うので危険です。最低でも1時間以上前には空港に着いておきましょう。

私はそれでもいつも2時間以上前に空港には着くようにしています。
一番怖いのは、空港に行くまでの電車が事故や故障で停まったり、車が渋滞したりする事です。そういった事で飛行機に乗り遅れたら最悪ですから、念には念を入れて、早く出てます。

荷物チェック通過前の食事、ショッピングエリア

成田空港の第3ターミナル(荷物チェック通過前)には、フードコートやローソン、薬局、書店、お土産屋などがあります。

早く着いた人は、フードコートに沢山のシートがあるので、そこに座って軽食を取ると良いでしょう。ローソンもあるので、ローソンでドリンクやお弁当などを買っても良いですね。

那覇空港のLCCターミナル(荷物チェック通過前)は、お土産屋が1つあるだけです。
なので、早く着いた場合は、本ターミナルの方に沢山のお食事何処やコンビニがあるので
そこで食事を取ってからシャトルバスに乗りましょう。

那覇空港の本ターミナルには熱帯魚の水槽などがあり、かなり癒される。
しかしLCCターミナルにはなんにもないので注意です。

荷物チェック

手荷物チェックですが、ここを越えてしまえば、後は飛行機に乗るだけです。
自分が行った時は、とても空いていて、すぐ終わりました。

LCCの発着便が多い時間帯だと混むと思いますので、注意してください。

国内線は水の持ち込み、食べ物持ち込みOK

通常、国際線ですと、税関前の荷物チェックでペットボトルに入った飲み物は没収され捨てられます。(空のペットボトルなら大丈夫です。)

しかし、今回バニラエアに乗る際、水の入ったペットボトルを荷物検査で出しましたが、OKでした。

国際線だと、空のペットボトルだけ通して、それに空港のウォーターサーバで水を汲んで機内に持ち込んだりよくしてたのですが、

今回、成田空港も那覇空港もLCCターミナルにはそもそもウォーターサーバがない(汗)
なので、無料で水を飲む事すら出来ません (LCCでも過去そんなとこ日本だけだが。。)

ただ、荷物チェック通過後もどちらも小さな売店はあるので、飲み物やちょっとした軽食は買う事が出来ます。値段も普通のコンビニと変わらない良心的な価格でした。

ちなみにバニラエアウェブサイトによると

  • お客様がお持ち込みになったアルコール飲料は機内でお飲みいただけません。

と書かれています。

つまり、アルコールで無ければ、持ち込めるそうです。
私も水のペットボトルを自分で持ち込んで飲んでましたが、特に何も言われませんでした。

食べ物も持ち込みOKというレビューがありました。

バニラエアのいいところは、LCCながら機内に飲食(アルコールを除く)持ち込みOKなところです。
他社LCCは不可の所も多いですからね。
ちなみに、ソフトドリンク類は機内で買うと、小さいペットボトルで250円です。

4travelウェブサイトより引用

そういう意味では他のLCCに比べても、結構良心的だなと感じました。

荷物検査後の食事処、売店、設備

成田空港の荷物検査後エリアですが、売店が数件あります。


そこでおにぎりやサンドイッチ、ペットボトルの飲み物、お土産などが買えます。

お食事処はありません。

一応、PCデスクエリアがあり、そこでスマホのUSB充電(無料)も可能です。と言っても3つほどしかないので、すぐ埋まります。

那覇空港の荷物検査後ですが、売店が1件あります。
そこではお土産、飲み物が売ってます。

食事を売ってるバーのような所も1件あるのですが、
営業時間が限られているので、朝私が行った時は閉まってました。

特にUSB充電などの設備はありません。

なので、LCCターミナルに来る前に本ターミナルにあるコンビニや食事処で食べ物は食べておきましょう。

いざ飛行機に乗り込む!

成田空港の場合、搭乗が始まり、ゲートでボーディングパスを見せます。
階段を下って1階に行くと、リムジンバスが待っているので、リムジンバスに乗ります。


満員になり次第出発し、飛行機の前で降ろされますので、そこから飛行機に搭乗します。

逆に帰りの便では、飛行機から徒歩で荷物受け取り場に戻りました。

那覇空港で飛行機に乗る時は、歩いて飛行機まで行きました。
ただ、そこで飛行機の写真を間近で取ろうとすると、大声で「写真は禁止でーす!」と怒鳴られました(汗)。というのも那覇空港は米軍や自衛隊の戦闘機も駐留してるので、そういう関係もあって撮っちゃいけないのかもしれません。

那覇空港の荷物受け取りでトラブル発生!

成田から那覇空港に着いた時にトラブルがありました。

飛行機を降りてすぐに小部屋に到着しました。

小部屋にはそこでうろうろしてる人、そこを無視して通過していく人がおり、
部屋の一角はロープが張ってありました。

「ん?ここがバゲッジクレーム(荷物受け取り場)?違うよな?だって荷物出て来るベルトコンベアもないもんな。。ここにBaggage Claimって看板あるけど、ドアの前にあるし、ここのドアを越えた所にあるって事だよね!?」なんて嫁と話ながら、ドアを出ると。。

ん?やっぱりおかしい。どうみてももう出口。じゃあさっきの小部屋がやっぱりBaggage Claimなの?そうなの?

という事でドアを戻ろうとすると、係員に
『すいませんが一度ドアから出た人は戻る事が出来ません。』との事。

「え?荷物ってどこで受け取るの?そこで受け取るの?どうすればいい?」というと、
ドアの前で待っててくれれば、後で渡すとの事。

黄矢印には確かに手荷物受取と書いてあるが、ドア方面に置いてあるので勘違いする。実際に受け取れるのは、赤矢印の部屋の片隅。。

我々と同じく数組の外国人が「Baggage claimどこだよ~」とさまよって同じ状態になってました(汗)

ベルトコンベアもない部屋の一角が荷物受け取り場なんてのはここが初めてです。
しかも看板がドアの前にあるのも非常に分かりづらく、これどうなのって思いました。

ただ、割と早く別の係の人が来て、チケットに貼り付けられた荷物番号を見て取ってくれました。

というわけで、那覇空港を使う人は注意してくださいね。

機内のシートや注意事項

機内ですが、シートは革っぽい素材で、ちょっと滑りやすい感じで、ずり落ちる感じのシートでした。腰部分に凹みがあり、個人的にはちょっと腰が痛くなりやすいシートだなと思いました。

狭さなどは他のLCCと同じ間隔で、168cm、足は短い私にとっては特に不満なし。

ただ、面白かったのが、誰もシートを倒してないんですよ、不思議なくらい。
自分も試してみたのですが、ボタンを押してリクライニングしようとしてもなぜか倒れない。

どうも、ボタンやシートを倒す機構がすごく固めに設定されているのか、なかなかうまく倒れないようになっています。まあ、前の席の人に倒されるのが嫌いな人には好都合かもしれません(笑)。

機内はちょっと寒い

LCCはほぼ必ずそうですが、エアコンが寒めに設定されています。
一説には、わざと極寒設定にしてブランケットを買わせる作戦と言われています。

バニラエアはそこまで寒く設定されてないですが、
私はTシャツ2枚重ねと膝にタオル、妻もカーディガン+膝にスカーフでちょうど良い温度でした。

Tシャツ1枚で乗るにはちょっと厳しい温度に感じました。

他のLCCと比べて

今回、沖縄行きのチケットを探していた時、ジェットスターやスカイマークなどの他の格安航空会社の便とも比較してバニラエアにしました。

便の数で言えば、ジェットスターの方が1日に4、5便、2、3時間ごとにあるので、
融通が効くというのはあります。

スカイマークも同様に1日の便数が多いです。やや料金は高めですが、
早割があるスカイマークは早めに予約すれば、他社より安く取れたりもします。
また、バニラエアやジェットスターが成田発なのに対して、スカイマークは羽田発なのもポイントとなるでしょう。

対してバニラエアは沖縄発着は1日に2便ほどで、時間の融通としては魅力に欠けます。

朝着の便と夜着の便があったのですが、
結局、沖縄に夜9時に着く便を使いました。

本来なら朝到着の方が、1日を有効に使えて得ですよね。

しかし、計算してみると2人分の朝のチケットを取るより、沖縄に夜着いてAirbnbで探した現地の安い部屋に1泊してしまった方が安いのです(汗)。

またジェットスターと比べた時、たまたまバニラエアの方が安く時間帯的にもありな便だったので、バニラエアを選びました。

というわけで、バニラエアを使ってみた感想ですが、
まあ値段に見合ったサービスといった所だと思います。
バニラエアを使う人の参考になれば幸いです。