公園に車が突っ込む事故。自動ブレーキは全然効かない。大事なのはPとサイドを使う事!

スポンサーリンク

【またプリウス】またか・・2019年5月15日に、駐車場から65歳男性が運転する車(新型プリウス)が猛スピードで公園に突っ込み、公園の砂場で遊んでいた園児達をかばった保育士が巻き添えをくらい足首を骨折するという痛ましく恐ろしい事故が起きた。

プリウスが公園に突っ込む

千葉県市原市で15日午前、公園の砂場に車が突っ込んだ。車は、公園の前にあるコインパーキングから突然、バーをへし折りながら飛び出し、歩道に設置されたポールを破壊。砂場を囲っている金網のフェンスをなぎ倒してようやく止まったという。 ANNNewsCHより引用

YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。
スポンサーリンク

突っ込んだのは新型プリウスに乗る65歳の男性

よくネット上では、「プリウスは欠陥車だ。誤認しやすいシフトレバーやアクセルとブレーキの位置や大きさなど、事故を起こす事を助長するような作りになっている。これに認知機能が落ちた老人が乗ると最悪」という意見が蔓延しているが、

今回突っ込んだプリウスは、自動ブレーキや誤発進抑制装置(踏み間違い防止機構)が付いているはずの2015年以降の最新モデルのプリウスだ。

しかも、74歳男性ドライバーが運転する同じモデルの新型プリウスが先日も高坂サービスエリアで、焼き鳥屋に突っ込むという事故が起きている

プリウスがPAで焼き鳥屋に突っ込む

そう、どちらも障害物や人を検知して減速する自動ブレーキや、踏み間違えた時に警告音と共に停止する誤発進抑制機構が付いているはずなのに、縁石を乗り越え、障害物を破壊しながらも止まらないのである。

今回のプリウスが公園に突っ込む事故が起きた原因は誤発進抑制が効かないパターン!?

今回起きた園児達が遊ぶ公園の砂場にプリウスが突っ込んだ事故だが、
どうやらその原因は「パーキング精算機の精算時に誤って踏み間違えた」のが原因のようだ。

パーキングの精算時に踏み間違える

*この写真は事故が起きた現場ではなく、あくまで参考写真です。

この突っ込んだ本人は、車を駐車場から出し、精算機で精算という所から車を急発進させ、
駐車場の向かいの公園へ、バーをへし折り、縁石を乗り上げて、そこにある車避けのポールをなぎ倒し、さらに奥にある公園の柵もなぎ倒して、園児たちが遊ぶ砂場に突っ込んだという事故だ。

つまり事故が起きた原因は、精算機で駐車料金を精算する際、

ドライバーが車のサイドブレーキを引かず、シフトをP(パーキング)にも入れず、
D(ドライブ)のまま、右足でブレーキを踏みながら、
支払いを済ませようと窓から身を乗り出した結果、

足がブレーキから浮いていき、クリープ現象で車が前進。
慌てて、ブレーキを踏み直そうと、踏み込んだ先が実はアクセスでそのまま公園に突進というオチなのだろう。

今回分かったのは、少なくともトヨタの誤発進抑制はこういったパターンでは発動しないという事。さらには、バーをへし折り、縁石を乗り越えてポールや柵をなぎ倒してる事から、自動ブレーキも全然認識してないという事だろう。

実際に、「スバルのアイサイトだと、ポールなどでも反応する」という書き込みもあったが、
ここまで障害物が複数あるにも関わらず、トヨタ車では全く効いていないという事ではないだろうか?

いくらサポカーを謳っても、事実として新型プリウスが派手に破壊しながら突っ込んでる事実は変わらない。こういった自動ブレーキ、誤発進抑制は過信してはいけないという事だし、
新型のプリウスでも突っ込んで止まらないのだから、トヨタ側にも改善の余地がある事は明らかだろう。

今回の事故はナルセペダルでも防げなかったかも

右に足をスライドでアクセル、踏めばブレーキという踏み間違いが100%起こらないワンペダル操作のナルセペダルという踏み間違い防止ペダルがあるが、

ナルセペダルでも防げない事故

ナルセのワンペダル装着して、取材受けてみた

今回のような駐車場精算のパターンだと、ナルセペダルでも事故は起きてしまうと感じた。

というのも、精算のために、右窓から身を乗り出す事で、足もブレーキから浮いて右に押し出されるので、アクセルが入ってしまい、進んでしまうと思うのだ。

もちろんそこでとっさにすぐに踏めばナルセペダルの場合、踏み間違いは起こらないので、
今回のような突っ込む大事故に至る可能性は低いが、

そもそもとして、今回の事故が起きた理由は、

駐車場の精算の時に、

  • サイドブレーキを入れる
  • シフトをPに入れる

というどちらの安全措置も怠ったドライバーに問題がある。

駐車場の精算では、必ずサイドブレーキかPを使え!

駐車場の精算の時や、ドライブスルーのように、何かしら車の運転席越しに支払いや受け渡しを行う際、あなたはちゃんとサイドブレーキを引くか、シフトをPに入れるかをしているだろうか?

私も正直、それがちゃんと出来てるか、思い返してみると曖昧である。

少なくとも高速道路や有料区間の料金所でETCではない所では、
単に足ブレーキだけで支払いを行っているパターンが多い気がする。

しかし、これが今回のような凄惨な事故につながるわけだ。

私はペーパードライバー講習の時に、教官に「車の運転は自己中になる事が大切だ。逆に後ろの人に迷惑かけちゃだめだみたいな焦りが事故を起こす事になるから、堂々と自己中に運転しろ」と習った。

それは私は事実だと感じていて、後ろに行列が出来ていようが、ちゃんとサイドブレーキを引いたり、Pに入れるという一瞬の動作を行う事で、こういった人為的ミスで暴走事故を起こす必要が無くなる。

その1動作を省略した結果、事故を起こしてしまう方が、よっぽど周りに迷惑をかけるのだから。

少なくとも新型プリウスはボタンをポチッとワンタッチでPに入れられるのに、
それをやらないで今回のような事故を起こすというのは、完全にドライバーの怠慢だと私は感じている。

このUIが悪いという意見もあるが、むしろPを押すだけで暴走が防げるなら、
このPをいつも精算時は押す癖を付ける事が大事だと感じた。

我々もこれを教訓に、必ずサイドブレーキやPを意識して使う事を心がけて、
こういった暴走事故を減らしていく事が大切だと強く考えさせられた。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク