Anker PowerCore II 6700 レビュー。重さと容量のバランスが絶妙でオススメ!

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スマホを使ってて、やはり一番困るのは、いざって時にバッテリーが無くなる事ですよね。

そんなわけで、モバイルバッテリーは1つは必ず持っておきたいアイテムなわけですが、
せっかく自分のスマホが軽いのに、重いバッテリーを毎日持ち歩くのは苦痛以外の何ものでもありませんよね。

私は今まで下記のバッテリーを使っていました。

重さ65g、2600mahのモバイルバッテリーです。

ここ2年位使ってきて感じたのですが、
まあ自分のiPhone6(バッテリー容量1810mah)であれば、
1回はフル充電できるので、一人でどこか出かける場合には全然問題なく、

重さも超軽量なので、まったく気にならず、ありがたく使っていたのですが、

これがいざ、かみさんと一緒に出かけて、パシャパシャと写真を撮っていると、
お互いすぐにバッテリーが無くなっていき、これ1つでは全然足りない状態で

いつも、お互い低電力モードを駆使しながら、なんとかバッテリー切れを起こさないようにヒヤヒヤしながら使っているような状態でした。

特にかみさんはs7edge(3600mah)とバッテリー容量がiPhone6の倍ある非常に大きいモデルを使っているので、それを充電すると、半分も充電しきれないうちに全部使い切ってしまう感じでした。

そこで今回新たに購入したのが、Anker PowerCore II 6700でした。

*このモデルは楽天では売ってませんでした。

6700mahで、128g。モバイルバッテリーでは老舗有名メーカーのアンカー製のもので、
18ヶ月(1年半)の製品保証も付いています。

Input Outputともに 5V=2A(10W)です。

接続部はこんな感じで、USB接続1つと、バッテリー本体充電用のMicro-USB端子も1つ付いてます。

このAnker PowerCore II 6700を使ってみて、
実際はどれくらい充電出来るのか、本体充電にどれくらいかかるのかなど、試した事や、使ってみた感想を書いていきます。

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重すぎず、容量も少なすぎずのオールラウンダー

では、以前使っていた2600mahのものとまずは大きさ、重さを比べてみましょう。

大きさ、重さはこんな感じ

まず、大きさですが、私が使っていた2600mahのモバイルバッテリーと比べると、大きさは2倍にしたような大きさです。

イメージとしてはこんな感じで、

iPhone6/7/8クラスの大きさであれば、男性なら重ね持ちも出来なくもない大きさです。
ただ、やっぱり重さを感じるので、重ね持ちしながら長時間使うのは辛いです。

まあ、ポケットには入る大きさなので、バッテリー本体はポケットやカバンに入れて、そこから長めのコードを伸ばして使うのが無難ですね。

重さは、2600mahのが65gだったのに対して、
今回の6700mahは128gと1.97倍(ほぼ2倍)。

iPhone6本体重量が129gなので、ほぼ同じ重さです。

でも、2倍の重さで、容量は2.57倍なので、かなり優秀です。
以前はこの重さだと5000mahが主流でしたが、この重さで6700mahまで上昇させた技術は素晴らしいの一言です。

2600の方は、画像のようにぶら下げながら使ってもはずれない上、重さも感じないほどでしたが、今回の6700は一応ぶら下げは可能でしたが、ぶらぶら振ったらすぐ外れそうでしたし、重くて無理だと感じました(汗)。こういう使い方が出来るほど軽くはないなと言った感じ。

実際に重さを測ってみた所、うちの安物の測りだと129gと1g多く出ましたが、
iPhone6も測ってみたら、131gと2g位多く出たので、
公式発表の重さである128gで間違いないという感じです。

Amazonの発送重量には222gと出てますが、それは箱や付属品などを全て含めての重量なので、バッテリー本体の重さは128gです。

最近は、薄型のバッテリーを重ね持ちをするのが流行りの傾向にも感じますが、
あれ、想像以上に重いですからね(汗)。

薄型モバイルバッテリーは、大抵が10000mahのバッテリーで、
重さが200g前後あります。今回買った6700ですら128gで、やや重いと感じるくらいですから、

腕力に自信がある男性でもないと、重ね持ちで使うのはかなりキツイですから、
見た目に騙されないように。

ただ、肩掛けカバンに入れて持ち歩く分には、今回の6700でも、全然重さは気にならないです。

毎日の通勤通学に持ち歩く分には、問題ないかなと。

肩凝りがひどくて、とにかくカバンを軽量化したいと考えているのであれば、
やはり2600や3350mahで、70g前後のモデルを探した方が良いと思います。

例えば、こちらとか

まあ、ただそれだと、iPhone8プラスやiPhoneX、S7edgeのような画面が大きいタイプだと、1度のフル充電すら厳しいと思いますが、緊急用として持ち歩くのであれば、3350程度のバッテリーでもOKでしょう。

実際にスマホを充電。何台充電出来た?

一度、このAnker PowerCore II 6700本体をフル充電し、
それを使って、スマホを何度か充電してみました。

使ったのは、S7edge(バッテリー容量3600mah)とiPhone6(バッテリー容量1810mah)です。

下記のようにバッテリーが尽きるまで連続充電してみました。

S7edgeを38%→100%まで充電。(62%分チャージ)
iPhone6を36%→100%まで充電。(64%分チャージ)
 
それでもモバイルバッテリーの残量ランプは6つの内まだ3つ付く(半分くらい使ったっぽい)。
S7edge を7%→63%まで充電(56%分チャージ)
iPhone 51%→75%まで充電(24%分チャージ)
 
ここで、点灯していたモバイルバッテリーの残量ランプ最後の1つが点滅を始めたので、使い切ったと判断し終了。

さて、実際、何mahほど充電できたか計算してみると、

5840mahと出ました。

実験結果としては、

6700mahのモバイルバッテリーで、5840mah分充電できた。
表記容量の87%分使えた(13%の送電ロスがあった)

といった所でしょう。

https://www.egadgets-store.com/より引用

上図説明によると、どうしてもモバイルバッテリーからスマホに送電する際に、電圧を変換する関係で、10~20%程度の電力をロスしてしまうそうです。

質の悪い安物バッテリーだと、この辺のコントロールが下手で、下手すると40%とかロスしてしまったり、自然放電や劣化の関係で、表記容量の半分も充電できないなんて事もあります。

そう考えると、実質4機を交互に充電していって、13%のロスというのは、優秀な方であると言えますね。さすが老舗アンカー社と言った感じです。

少なくとも、iPhone6とS7edgeは、両方を0%からフル充電しても、まだ余りある程度の充電能力は備えている事は実験から分かりました。

ただ、S7edge(3600mah)のような大画面Androidスマホだと、1度0からフル充電すると、2回目の充電は50%出来るかと言った所ですね。(表記容量の6700でも2回フル充電は無理ですし。)

iPhoneX(2716mah)や、iPhone7Plus(2900mah)だと、なんとかギリギリ2回0%からフル充電できる位の能力はある感じですね。

カップルでバッテリーを分け合う感じの容量が欲しい場合は、かなり有用性のあるモバイルバッテリーであると言えます。

ただ、スマホだけでなく、iPadなどのタブレットも充電する場合などは、全然足りないでしょう。そういう人は10000~20000mah位はあるバッテリーが必要ですね。

充電スピードはまぁまぁか

充電スピードに関しては、特筆早いとは感じませんでした。
まあ遅いとも感じませんでしたが。

Anker独自技術であるPowerIQテクノロジーにより、接続された機器を自動的に検知し、フルスピード充電を可能にします。従来の充電速度の遅い充電器との違いを体験してください。

Amazon.comより引用

というわけで、一応最速で充電できるように勝手に動いてくれますが、PowerCore II 6700は最大出力が2.0Aなので、2.4Aまで出るモデルなどと比べると遅いと感じる端末もあるでしょう。

これは、USBが2.0A(2.4A)充電に対応しているかどうかによっても変わってきます。

このモデルはPowerIQモデルですが、それより早いQuickCharge(QC)モデルというのもあります。

ただ、QC対応している端末でしかその高速充電には対応していないので、お使いの端末がQC充電に対応しているかは調べる必要がありますね。(QCはAndroidのみ対応です。iPhoneは対応してません。)

他のバッテリーに関しては下の記事参照

ちょっとした旅行などに行った時に限って、スマホのバッテリー残量がみるみる減っていって、思い出の写真が取れない!Googleマップが使えない!...

本体の充電にはどれくらいかかる?

モバイルバッテリー本体の充電ですが、
ほぼ使い切った状態から、フル充電まで大体3~4時間ほどかかる印象でした。

充電残量は6つのランプで分かるようになっています。

ランプの部分をポチっと押すと、ランプが点灯し、今どれくらい残量が残っているのかがランプの数で分かります。

購入時は、3つほど点灯していました。
過放電を防ぐために、もともとある程度は充電されて出荷されているのだと思われます。

本体充電中も、ランプが点滅し、例えば、半分まで充電が完了すると、3つまでが点滅するようになりますので、現在本体の充電がどの程度まで来ているかもひと目で分かります。これは意外に便利です。やはり残量ランプがあるというのはかなり良いです。

以前使っていたこのモデルだと

残量表示などがなかったので、まだ使えるのか、それとも中身がないのかが分からない状態でした。

残量ランプがある事で、しばらく使ってなくて自然放電してしまってないかなども、気軽にチェックできるので、充電し忘れなども防げてとても良いですね。

ちなみに充電中の発熱もそんなに熱くはならず、非常によくコントロールされていると感じました。安心感が素晴らしいです。

付属品について

付属品はこんな具合です。


本体充電用のUSB-microUSBケーブルが付いてます。
このケーブルは、microUSB接続できるAndroidスマホならそのまま使えますが、

iPhoneユーザーはライトニングケーブルが必要です(まあもともと付いてる純正のライトニングケーブルを使えばOKです。)

なので、iPhoneユーザーの人や、USB-C接続が必要な必要な人は、ケーブルを持ち歩くのを忘れないように注意してくださいね(私も結構ケーブル忘れたっていうのやらかすんで;)

また、ライトニングケーブルでモバイルバッテリー本体を充電する事は出来ないので、お泊りなどでモバイルバッテリーを携行する場合は、充電用ケーブルとUSB用のACアダプタも忘れずに持っていってくださいね。

個人的にありがたかったのは、このバッテリーケースが付いてる所ですね。

傷防止や落下時の衝撃緩和などになるので、なかなかありがたいです。

ちなみに、18ヶ月の保証も付いてます。
念の為、箱も捨てずに取っておいた方が良いでしょう。シリアルナンバーなどが箱に書かれているので、それが必要になる可能性もあります。

少なくとも、シリアルナンバーを写真に撮っておくなりしましょう。

Amazonで買うとポスト投函になる

ちなみにアンカーのモバイルバッテリーを買う場合は、正規販売店で買いましょう
ネットで買うなら、Amazonか楽天のアンカーダイレクトというショップが正規販売店です。

ここから買う事で、18ヶ月の製品保証がちゃんと使えます。

ちなみに、楽天の方が1000円近く高かったり、品揃えがなかったりするので、アンカーのモバイルバッテリーに限っていえば、Amazonで買う事をオススメします。

送料は無料に出来ますが、ポスト投函になります。

こんな感じの封筒で投函されます。

私の場合、時間指定などはせず、夜中に頼んで、次の次の日の朝に届きました。
まあ、大体24時間後くらいにポスト投函で届くと考えておくと良いと思います。

封筒を開けると、こんな感じで商品が入ってました。

Anker PowerCore II 6700 総評

大画面スマホを使っていても、確実に0→100%のフル充電1回は出来て、小型のスマホであれば2回フル充電も可能。それでいてこの軽さというのは、なかなか素晴らしいサイズだなと実感しました。

小型スティックモデルではやや容量不足だが、10000mahのような重いのは持ち歩きたくないというニーズを見事に捕らえたサイズ感だと思います。

こんな人にAnker PowerCore II 6700 はオススメ

  • 家族やカップルなどで使い回す事が多く、一人分ではやや役不足な場合
  • 本体充電を毎回するほどの几帳面さはないが、毎回忘れるほどでもない場合
  • 普段の通勤通学ではバッテリーなしでもなんとかイケるけど、お出かけや緊急用に1つ欲しい人
  • 重いバッテリーを持ち歩くのは嫌な人

というわけで、参考になれば幸いです。

ちょっとした旅行などに行った時に限って、スマホのバッテリー残量がみるみる減っていって、思い出の写真が取れない!Googleマップが使えない!...