ネックバンド式ワイヤレスイヤホンAKG Y100の音質がパない件!【レビュー】

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秋葉原のヨドバシカメラ

あれは秋葉原のヨドバシカメラに立ち寄った時だった。

私が普段愛用している有線EarPodsが断線気味になってきていて、
次に買い換えるなら、
ワイヤレスイヤホンも検討したいなと思っていたのだが、

アマゾンのレビューなどを見ると、
Bluetoothイヤホンは音質が悪いだの、ブチブチ切れるだの、
結構悪いレビューが多い商品ばかりで買う勇気が出ず、
足踏みしていたのだった。

そんな時に、秋葉原に来る機会があったので、
ヨドバシのワイヤレスイヤホンコーナーで
実際はどうなのか試聴してみる事にしたのだ。

そしてある商品のスイッチを入れたその瞬間だった。

「は?これ、すんげークリアでいいじゃん!EarPodsより音質良くね?!(汗)」

使い勝手、デザイン、そして音質。
あまりにも気に入ってしまって、
即その場で買ってしまったのが、

今回紹介するAKG by HARMAN の
ネックバンドタイプBlutoothワイヤレスイヤホン
Y100だ。

AKG Y100 ワイヤレスイヤホン

今回は、このAKG Y100を満員電車などいろいろな場所で使ってみて、その機能を存分にテストしてみたので、使い勝手を徹底レビューしていく。

特にワイヤレスイヤホンを初めて買おうか検討中の貴殿には参考になるはず!

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ワイヤレスイヤホンAKG Y100のスペック

先にAKG Y100に備わっている機能を列挙していくと

AKG Y100本体

・ネックバンド式(ネックバンド部は形状記憶)

・カナル型(大、中、小のイヤーパッド入り)

・Bluetooth4.2

・SBC AAC対応 (Apt-xは非対応)

・対応プロファイル HFPv1.7、A2DPv1.3、AVRCPv1.5

・アナウンスなどの外音を聞こえやすくするアンビエント機能搭載

・リチウムイオン電池内蔵、最大8時間連続使用可能。15分の急速充電で1時間使用可能

・本体重量 25g

・通信距離 障害物なしで10m

・周波数 20Hz-20kHz

・感度 95dB/mW

・防水に関する記述はナシ

・メーカー1年保証

・収納ケースと充電用microUSBケーブルを同梱

・音量ボタンを長押しで曲送り、曲戻し可能

・電源ボタンで、通話受け、切断、Siri、Google Now呼び出し可(リダイレクト機能はナシ)

では、実際の使い心地を解説していく

AKG Y100 の音質

まず、なんと言っても音質に驚いた。価格は1万円前後で売られている商品なのだけど、
とにかく音がクリアで、絶妙なバランス感に仕上がっている。

AKG Y100の音質

音のバランスで言えば、iPhone純正の有線EarPodsに近いんだけど、

有線earpods
EarPodsよりも、ボーカルの声がハッキリ独立して聞こえる感覚があり、
普段聞き取れない小さな声や滑舌の悪い発音でも何を言ってるのかハッキリ聞こえるのには仰天した。

じゃあ、重低音が貧弱なのかというと、そうでもなく、
他のイヤホンに良くある強調しすぎな重低音ではなく、
EarPodsに近いちょうどよい、それでいてキレがある重低音が着いてくる感覚があり、

映画などを見てても、戦闘機の音など迫力がある。

とにかく、一つ一つの音の粒がクリアに聞こえて、籠もりがなく、
抜けの良いサウンドになっていて、長時間聞いてても疲れない、

それでいて、今話したように、映画館のようなゴゴゴゴゴという重低音の迫力もちゃんと感じられる絶妙なサウンドになっている。

例えば、同価格帯のソニーやオーディオテクニカのワイヤレスイヤホンと聴き比べてみたが、
高音のクリア度は同じくらいなんだけど、やはり迫力という点でAKGが勝っていると感じて、こちらを選んだ。

決してドンシャリではなく、絶妙なバランスと表現したい。

ワンランク下げて5000円前後の価格帯のものの中では、

SKULLCANDYが比較的クリアでなかなか良かったが、

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重低音や高音の迫力がやはり今ひとつだった事などもあり、

あまりにもAKG Y100の音質が素晴らしかったため、
予算オーバーでもAKG Y100を選んでしまった。

ちなみに、

iPhone、Android、PC、どれで聴いても音質は同じように聞こえた。
このAKG Y100はiPhone向けのAACには対応しているが、Android向けの Apt-Xには非対応。
それでもAndroidでも音質に違いは感じなかった。

*PCでやたら音質が悪い場合は、こちらのブログを参考にすると直りますよ

ワイヤレスイヤホンで心配な動画視聴も遅延なし!

私の場合、音楽も聞くけど、動画も結構見るので、
Bluetoothイヤホンだと、音の遅延が心配だったが、

iPhone6、S7edge、PC、どれで動画視聴しても、全く音の遅れは感じない。

しっかり口の動きと連動していて違和感なし。

(ちなみに、他のワイヤレスイヤホン試聴時も動画を試したが、どれも遅れは感じなかった。)

AKG Y100のアンビエントモードは有能!

アンビエントモードの実力は

電車に乗ってる時にアナウンスなどを聞き逃さないように、外音を取り入れるアンビエントモードが付いている。

これが実際どんな感じなのかというと、

アンビエントモードに入れると、
電車のシャカシャカシャカシャカという走行音が聞こえ、
逆に切るとそういう軽いノイズが消える感覚がある。

室内でも、洗濯機の脱水時のシャーーーという音や、
ファンヒーターやエアコンのゴーーーという音、
マウスのカチカチ音など、

通常時では聞こえず、アンビエントモードだとしっかり聞こえる感じ。

肝心の電車のアナウンスは、確かに音楽を聞いてる時は、
アンビエントモードの方が、ちゃんとハッキリ聞こえる。

近くの学校の野球部が大きな声で練習してるのも、
通常モードだと、音楽が優先されてる感じで、あまり気にならなくなるが、
アンビエントモードにすると、音楽より野球部の掛け声の方が強調されて聞こえる。

ちなみに、このアンビエントモードは、音楽など何も聞いてない時でもちゃんと働く。

何も聴いてない時は、通常モードでも、電車のアナウンスはハッキリ聞こえた。
何も聴いてない状態でアンビエントモードにすると、
雑音や遠くの音も同時に聞こえる感じになる。

どちらかというと、通常モードがいわゆるノイズリダクションになってる感覚に近い。

音楽や動画を楽しんでる時は、通常モードは電車のシャカシャカ走行音がしっかり消えるので、小さな音量でも音楽、動画音声がハッキリ聞こえる。

アンビエントモードだと、音楽や動画音声より、電車のアナウンスの音がちゃんと優先されてる感覚はあるし、人と会話してても、声が聞こえやすいのは感じる。

ただ、流石に小さい声で話されると、聞き取るのが難しいので、
片側外して話を聞く感じになるが、そこはネックバンド式、片側だけ外してぶら下げてても、
反対側に引っ張られたり、落としたりの心配がないので、問題なし。

アンビエントモードだと、ちゃんとドアの開け締め音なども聞こえるので、
部屋で一人でイヤホンして音楽を聴いてる時も、家族が部屋に入ってきたのが分かって良い。

(実際気付かないで、突然肩を叩かれると、びっくりして飛び上がる事もあるので、外音が聞こえるモードがあるのはありがたい)

このアンビエントモードは、専用ボタンをワンクリックで切り替えられるし、
手触りで分かるようになってるのもすごく良い。

アンビエントボタンを押すと、ファーーという、電車のクラクションのような音が鳴り、
アンビエントモードに移行する。

ちなみに、アンビエントモード中のみ、ホワイトノイズのようなサーーーという音がバックにうっすら聞こえる。人によってはこれが気になる場合もあるかも。自分は気にならないが。

外音がうるさい場所でも、通常モードなら、ちゃんと音楽や動画音声が綺麗に聞こえるし、
外音が必要な時はアンビエントモードが役立つ。これはかなり個人的には素晴らしいと感じた。

AKG Y100、音が途切れたり、ノイズは?

満員電車の中で、動画を見たり、音楽を聴いたりしてみたが、
特にブツブツ切れたりという事もなかったし、問題なしだった。

首を横に振っても、ネックバンド式で、コードが首の後ろで動く事もないので、
コード擦れ時のノイズ音発生なども特にナシ。

実際、部屋からリビングにスマホ本体を持たずに移動したり、
洗い物など、作業などをしていても、
音楽も途切れず、ノイズもなく、Bluetoothはかなり安定している印象を受けた。

安定して落とす心配がないネックバンド式

通常の左右をコードで繋いだタイプでよくある不満が、
首を横に振ると、首とコードが擦れたり、引っかかったりして、
片側のイヤホンが引っ張られて、外れてしまったり、

レジで片側だけイヤホンを外すと、これまた反対側に引っ張られて、
落としそうになったりという不満があったが、

AKG Y100はネックバンド式で、首周りが柔軟な形状記憶素材で
首元で安定しているので、

首を左右に激しく振っても、引っ張れる感じなどは全くなく、イヤホンが外れてしまう事もない。

片側だけ外してそのままぶら下げて歩いてても、
ネックバンドが安定してるので、反対側が引っ張られたり、
アンバランスになって、首からスルリと落ちてしまう事も全くない。

そのまま、両方のイヤホンを首から下げてぶらぶらさせたり、
体を傾けたりしても、全然落ちる事がない素晴らしい安定性だ。
トイレポチャなどの心配は全くない。

じゃあ、だからと言って、首周りが締まるような感覚があるのかというと
全くそんな事はなく、あくまで添えてる程度の感覚で、
軽いので付けてる事を忘れるくらいだ。

ちなみに、イヤホンにマグネットも付いてるので、
落とす心配がない安心感は抜群だ。

ただ、ぶらぶらさせたまま、ラーメンをすするような事は、
スープにイヤホンをボチャンとさせてしまう可能性もあるのでおすすめしない。

前のめりになった時に、コップや器にボチャンには注意したい。

食事の時は、服の内側や胸ポケットにイヤホンを入れるか、
耳に装着するなどの注意が必要だ。

AKG Y100に防水性は無いっぽい

ちなみに、防水性に関しては全く記されてないので、付いていないと考えた方がいい。
激しい動きをしても、ネックバンド及び、カナルイヤホンが安定してるので、外れたりしないが、ランニングなどは、汗や雨、ドリンクこぼしで壊れないかが心配だ。

AKG Y100は寝ながら音楽には向かない?絶対音量は?

ちなみに、私は寝ながら音楽も時々やるのだが、
ネックバンド部分はとても細いので、仰向け寝なら特に違和感は感じず、
むしろ有線イヤホンよりも便利に感じる。

ただ、うつ伏せだと、バッテリー部分が露骨に突き立つ感じがあって、とてもじゃないが使えない感がある。横向きも、若干バッテリー部分が邪魔に感じる感があった。

あと、バッテリー残量が残りわずかになると、一度だけ警告音が大きな音で鳴るので、
これでびっくりして目が覚めてしまう場合があるかも。

電源は自動で切れてはくれないので、寝落ちして、バッテリーが切れて、
警告音で目が覚めるなんて事もあり得る。

iPhoneで最小音量が大きすぎる問題は?

そして、寝ながら音楽でiPhoneだと困るのが、最小音量にしても、まだ音量がでかすぎると感じる問題。

Androidなら、独立音量調整になるので、最小音量をかなり下げる事ができるが、
iPhoneだと本体音量と連動音量調整になる。

実際、このAKG Y100も、最小音量にしても、
夜寝ながら聞くにはでかすぎる音量だなと感じた。
有線earpodsよりやや大きく感じる。

ただ、対策はあって、まず、アンビエントモードにする事で、音量がやや下がる。
さらに、iPhoneのMusic設定で、イコライザーをrockやLoudnessなどに変える事で、さらに下がる上に、サウンドチェックをONにする事で、これまた音量が下がって、
かなり音量を下げる事が出来た。

ちなみに、有線だと機能したVolume LimitはONにしても何も変わらなかった。

これらを設定する事で、十分小さい音にする事が可能だ。

より小さい音を求めるなら、Soundpeats や Audio-technica製のイヤホンはiPhoneでも独立音量調整のイヤホンも結構あるので、そっちを選んだ方がいいかもしれない。

私が実際に試聴した限りでは、Audio-technica製のワイヤレスイヤホンは全てiPhone6でも独立音量になった。

総合的に考えると、AKG Y100は寝ながら音楽にはあまり向かないかなと感じた。

AKG Y100のバッテリーの持ちは?

一応、スペック上は、連続8時間使用可能。
2時間で満充電、

15分の急速充電で約1時間使用可能という事になっている。

流石にカチカチいろいろいじってると
8時間も持たない印象。体感ではトータルで4時間ちょっとで
バッテリーが危うくなる印象がある。

通勤通学の行き帰りに使う程度や半日外出程度であれば、
まったく問題はないという印象だった。

まぁ、モバイルバッテリーを持ってるなら、
外出先でも充電できるので、そこまで困る場面はないという感じだ。

電池残量は、iPhoneの場合、画面に表示されるので安心。

また、残量が残り少なくなると、本体ランプが赤に点灯し、ビープ音が一度だけ鳴る。
お知らせしてくれるのはありがたいが、
音が大きいのでちょっとびっくりするし、寝落ちする時は迷惑な機能だと感じた。

自動で電源は落ちないので、バッテリーを節約したいなら、
自分でちゃんと電源長押しで、接続を切る事が大事と言えるだろう。

ちなみに、充電しながら音楽を聞く事は出来ない。
充電モードに入ってしまうと接続は切れるようになっている。

AKG Y100のペアリングは、簡単!

ペアリングは他の一般的なワイヤレスイヤホンと同じで、
本体電源を長押しするとペアリングモードになるので、
スマホに表示されたら、選べばOK。

iPhone4、iPhone6、S7edge、ノートPCとどの機器とも問題なく接続し、使用出来た。

一度接続すれば、次からはイヤホンの電源を入れるだけで、
最後に接続した機器とは、自動再接続できるのも非常に便利で良い。

説明書にも、2台まで同時接続可能(マルチポイント対応)と明記されている。
(2台の音楽を同時再生とかはもちろん出来ないので誤解のないように)

AKG Y100のボタンの使い勝手について

ボタンの使いやすさだが、

左バッテリー部がスイッチになっており、電源スイッチは出っ張ってるので、
手触りで、電源ボタン、それを挟んだ音量ボタンが分かるので使いやすい。

アンビエントボタンも上側(緑の奴)についていて、手触りで分かるようになっている。

しいて文句を言うなら、音量ボタンが若干硬め。強く押す必要がある。

音量ボタン長押しで、曲戻し、曲送りができる。この際、ビープ音はナシ。

ちなみに、電源ボタンダブルクリックで、Siri, Google Nowの起動も可能。
電話を受けたり、切ったり、長押しで拒否する事も可能。

この手のワイヤレスイヤホンのボタン機能で時々付いている
超迷惑機能のリダイヤルは付いてないので安心している。

誤って、電源ボタンをカチカチ押しても、SiriやGoogle Nowが起動するだけだ。
勝手に誰かの番号にかかったりしないので良い。

AKG Y100の携帯性、ポーチ

専用のポーチが付属してるので、持ち運ぶ時は、それに丸めていれる感じになる。

ワイヤレスイヤホンAKG Y100 専用ポーチ

ネックバンド部は自発的に元の形に戻るので、ポーチから取り出すと、ぽんと元通りだし、
絡まる事もない。

ただ、ポーチに入れる時がちょっと面倒な感じがする。

自分の場合は、ヘッドホン使いのように外出時もずっと首にかけっぱなしなので、それでいいが、カバンにしまう時などは、人によってはネックバンド部が邪魔に感じるかもしれない。
ただ、ネックバンド式の方が絡まないという利点もある。

AKG Y100で通話はできる?

もちろん、AKG Y100にも、マイクが付いているので、
そのまま通話が可能だ。

電話がかかってきたら、イヤホンの電源ボタンを押す事で応対できるし、
そのまま話す事ができる。特に音質など問題なしだ。

ちなみに、先ほども書いたが、リダイヤル機能は付いてない。

保証や購入時の注意

AKG Y100には、1年のメーカー保証が付いている。
また海外製品だが、日本語の説明書と保証書も付属していた。

ワイヤレスイヤホンなどの精密機器は、不良品も結構ありがちなので、
不良品を引いてしまった時にパッと返品、交換できる店で買う事がおすすめ。

例えば、アマゾンだったら、基本的に1ヶ月の返品保証が付いている。(アマゾンが直接発送する商品に限る。マーケットプレイスの商品は対象外なので注意)

私もよく楽天で楽天ポイントを使って買い物するが、
電化製品はしょっちゅう不良品を引く人なので、
もしもの時の返品が楽なアマゾンやヨドバシ.comで買うようにしているし、

電化製品は、買ったら即箱を開けて、不良部分がないかよくテストするようにしている。

また、イヤホンでの音の好みというのは、本当に千差万別で、
ある人が「5万円台並の音質!」と言ってる商品でも、
またある人は「100円ショップ以下の音質だ!」という意見もあるくらい、好みが別れる。

そういう意味では、できる限りヨドバシなどの試聴できる実店舗に行って実際に聴き比べてみるのが一番だ。

今回、私の場合、初めてのBluetoothワイヤレスイヤホンなのだけど、
これは本当に便利だと感じた。

席から立ち上がる時も、コードが引っ張られて、
本体をガコンと台座から落としてしまったりという事がないし、

そのまま本体を置き去りでリビングなどに移動しても、音が途切れないしで、
このコードから開放された便利さは半端ないものがある。

それでいて、最近のBluetoothワイヤレスイヤホンは
音質も有線のものと遜色劣らない音質なのには本当に驚いた。

確かにワイヤレスイヤホン本体の充電という手間は増えるが、
それを補って余りある十分すぎるほどの便利さだ。

どれくらい長持ちするかはまだ分からないが、
これからはワイヤレスイヤホンを愛用していきたい。

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