沖縄旅行の際、移動手段として必要となってくるのが、レンタカーです。
那覇市内だけの移動であれば、ゆいレール(モノレール)やバス、タクシーだけでも移動は事足りますが、
美ら海水族館や車で行ける離島の瀬底島、古宇利島などがある沖縄北部、もしくはひめゆりの塔などがある沖縄南部、青の洞窟があるシュノーケリングスポット真栄田岬がある中部など、
とにかく本島の観光スポットを巡るなら、必然的にレンタカーが必要になってきます。
私は例えば、タイムズカープラスというタイムズのカーシェアサービスの会員になってます。
沖縄にもタイムズのカーシェアスポットが沢山あるので、それを使ってもいいかなと最初は考えていたのですが、
いかんせん、5日間くらいは使う予定だったので、
カーシェアよりレンタカーを借りてしまった方が明らかに安い事が調べてみると分かりました。
そんな時にダントツで恐ろしい格安っぷりを誇っていたルフトトラベルレンタカーで実際に車を借りてみました。
格安レンタカーというと、安いのはいいけど、
- 車がオンボロで汚いんじゃないの?
- あとで小さな傷とかでイチャモン付けてお金請求されそう
- すごく順番待ちで借りるまでに時間かかりそう。。
などの様々な不安があると思います。
というわけで、実際に2017年7月中旬というまさに沖縄のハイシーズンにトラベルレンタカーで5日間車を借りてみた私がその時の状況を詳細に解説したいと思います。
もくじ
トラベルレンタカーを予約!
私の場合は、レンタカー料金比較サイトのような所で探していた所、ルフトトラベルレンタカーが一番安かったので、ここを選びました。
高速も走るし、沖縄は山道などのアップダウンが多い事もあり、
軽自動車だとちょっと力不足かなと思ったので、
コンパクトカーをレンタルしました。
当日にすぐ借りるためにWebチェックインを!
ルフトトラベルレンタカーの公式ページから申し込んでも良いですし、
レンタカー比較サイトや旅行サイトから申し込んでも良いと思います。
まず、この会社の良い所は、キャンセル料金がかかりません(ウェブチェックインは除く)。
基本的には当日借りる時に現地で支払いなので、
それまではキャンセル可能です(ただしウェブチェックインした場合はチェックイン時に支払うので、その後はキャンセル出来ないと考えた方が良いです。)
で、1つ注意点としては、ウェブチェックインなしで借りる場合は、
時間帯によってはかなりのお客さんが来るので、チェックインに時間がかかります。
長く待たされたという口コミは聞きませんが、
やはりウェブチェックインしておく事で、すぐに待たずに借りる事が出来ます。
予約サイトや公式サイトでまず車を予約します。
その後、公式サイトに行き、ウェブチェックインをします。
(ウェブチェックインは予約後、24時間位経たないと出来ないようになってます。私も予約後すぐにウェブチェックインしようとしたら、「まだ反映されてないようです」と表示されて出来ず、次の日に出来ました。今日予約して、明日すぐ使う人の場合はシステム上ウェブチェックイン出来ない場合もあると思うので注意です。)
ウェブチェックイン上では、免許をアップロードしたり、
車を事故らせた時の追加安心補償に入るか決めたりという作業をし、
そして規約に同意して、クレジットカードでウェブ上で料金を支払います。
急に車を借りるのをキャンセルする可能性がある人は、
ウェブチェックインを実際に車を借りる前日か当日の朝などにすれば良いと思います。
(ウェブチェックイン後はキャンセルできない可能性が出てくるため)
ウェブチェックインしてしまえば、
ウェブチェックインした人専用のカウンターで対応を受ける事が出来ますし、
手続きは、車の傷をチェックして、即出発できます。
なので、現地について15分程度ですぐ出発できると考えて良いです。
費用がめちゃ安だった。
ちなみに私の時は
コンパクトカーを5日間も車を借りて、たったの15000円、事故った時のNOC(ノンオペレーションチャージ)が無償になる「もっと安心補償」を5日間付けても17700円、しかも満タン返し不要というめちゃ安な料金でした。
通常、レンタカーやカーシェアだったら、まる1日借りただけでもこれくらいの金額行きますよね。それが5日間借りてこの金額というのは本当にすごいなと思いました。
借りる当日は那覇空港から送迎が使える
さて、トラベルレンタカーの那覇空港店ですが、
那覇空港店と言っても、実際の店舗は那覇空港からやや離れた場所にあります。
決して徒歩で行けるような距離にはありません。
なので、那覇空港から送迎バスが出ています。
借りる時は那覇空港からレンタカーショップまで、
そして車を返却した後は、レンタカーショップから、那覇空港までバスで送迎してくれます。
レンタル予約時に、ご自身が使うフライトの時刻や航空会社を入力できる部分があるので、
ご自身のフライトに合わせて送迎してくれます。
私の場合、フライト当日に借りたわけではないですが、
直接レンタカーショップに行くより、那覇空港に行った方がゆいレールが使えて便利なので、
「〇〇時位に那覇空港からの送迎を使いたいのですが」と前もってメールした所、すぐ返信が来て、無事送迎してもらえました。
那覇空港はLCCターミナルもありますが、
直接LCCターミナルへの送迎もあるようなので、
ジェットスター、バニラエア、ピーチエアなどをお使いの場合は、
その旨を伝えておくと便利ですよ!
営業時間と送迎時間の注意点
ちなみに営業時間は朝8時から夜8時までです。
那覇空港からの送迎は朝8時半頃から始まります。
逆に夜8時ギリギリで返すと、送迎バスも無い可能性がありますから、
最低でも夜7時過ぎには返した方が良いです。
タクシー呼ぶはめになると思いますから。
私の場合は、朝8時20分頃にピックアップしてもらいました。
那覇空港前のバスターミナルの11-Bという所にあります。
平日の朝で、その時はマイクロバスがやってきて、
マイクロバスのおにーさんに名前を言うと、予約確認表をチェックしてくれて、
確認事項が書かれた紙とウェブチェックイン用の紙をくれました。
その時、同じくマイクロバスに乗ったお客さんの数は8名程度でした。
ちなみに向こうも送迎人数によって、大型バスを出したり、マイクロバスを出したりしてますから、送迎を使いたいのであれば、必ず予約時にフライトの時間を入力するか、何時ぐらいに送迎を使いたいのかをメールで伝えておいてくださいね。
なんの連絡もなしに送迎を使おうとすると、人数オーバーの場合は、次の送迎まで待つはめになる事もあると思うので。
送迎バスに乗って15分程度でトラベルレンタカーのお店に着きます。
チェックイン、傷のチェック
お店に到着したら、チェックインカウンターで手続きします。
本来はここで、安心補償制度の説明を受けて、入るかどうか決めたり、
免許を確認したり、支払いをしたりという手続きが入ります。
私はそれらを公式サイトからウェブチェックインで事前に済ませていたので、
ウェブチェックインカウンターへ行き、沖縄の地図付きのパンフレットをもらうと、
すぐに車に案内してもらいました。
車に案内してもらった後は、係の方と一緒に車に付いた傷のチェックをします。
「ここにかすり傷、ここに凹み」のように、係の人と一緒に傷やへこみを1つ1つ、ぐるりと車の周りを一周しながらチェックし、用紙に書かれた車の図の中に傷の位置を記入していきます。
あとで、自分が付けた傷じゃないのに、指摘されても嫌ですから、
入念にチェックして、小さなキズでも「あとここにも傷!」と言った感じで指差して、
用紙に記入してもらいましょう。
私はトラブル防止のために、一応車体全体を出発前にスマホでぐるりと写真撮っておきました。
車体は古い!?
さて、実際に私がコンパクトカーを予約して、出されたものはこちらでした。
TOYOTA ヴィッツです。2015、2016年代のモデルですね。
スマートキーやキーレスエントリーではなく、カギの解錠も普通にカギで開けるタイプです。
「え、今時、カギで解錠タイプ?!」と多くの人は思うと思いますが、
私としては好都合でした。
というのも、沖縄に来た目的は毎日シュノーケリング三昧ですから、
濡れても壊れないカギの方がありがたいからです。
ただのカギですから、海水に濡れても安心。海パンのポケットに入れて泳げます。
防水ケースなどを使うのも手ですが、あの手のも浸水する事は多々ありますし、
海水浴がメインとなる沖縄旅行ではむしろ普通のカギの方が壊れる不安から解放されてありがたいです。
車体は確かに小キズは沢山ありましたが、綺麗でしたよ。
内装も綺麗でしっかり掃除されてる感じでした。
私が借りた車の走行距離は4万5千キロ程度で、特にトラブルもなく元気に走ってくれました。
まあ、若干エンジン音が毎度ウーン!と唸って大きめの気もしましたが、それは単純に坂道の多い沖縄ではパワー不足なエンジンを積んでるからなのかなと。
加速とかは遅かったですけど、コンパクトカーですからね、仕方ないかなと。
ただ、高速での走行でも、しっかりスピードでますし、ハンドリング、ブレーキなど、全く問題なかったですよ。ちゃんと整備されてる車で安心でした。
車内装備もバッチリ!
もちろんエアコンもしっかり効きましたし、匂いとかもなかったです。
ナビ、ETCももちろん付いてます。
ナビは若干古い感じもしましたが、
スマホのGoogleマップで行きたい場所を調べて、Googleマップに表示される住所をナビに打ち込む事でバッチリ行きたい場所に毎回迷わず行けました。
ナビは有料道路を回避するかどうかなどルート選択も出来ましたし、
近くのレストランやガソリンスタンドなども検索出来て、申し分ないものでした。
ETCも付いてますから、自分がETCカードを持ってれば、それを挿して使えます。
また、USBが付いてるのもすごく良いポイントでした。
グローブボックス内にUSBコードがあるので、そこで常にスマホを充電出来ます。
ただ、電圧やアンペアが小さめなのか、iPhone6は問題なく充電出来ましたが、
スマホによっては充電が正しく行われないものもありました。
一応、シガーソケットもありますし、そこにUSBシガーソケットを買って差して充電も可能ですね。
ガソリンもしっかりレンタル時に満タン入れてありましたよ。
返却
さて、返却時ですが、
ガソリンの満タン返しが必要な人もいれば、満タン返し不要プランな人もいるので、そこはそれぞれですね。
返却はトラベルレンタカーショップに返却します。那覇空港じゃないですよ。
ショップ前に着くと、「返却口」と書かれた看板があるので、そこに行きます。
そこで係の方がオーライオーライとやってるので、それに従って停車します。
降りると、借りた時に渡された契約内容が書かれた紙と傷チェックの紙を出してくれと言われるのでそれを渡します。ちなみに契約内容が書かれた紙の方が私はホテルに置いてきてしまったのですが、名前を伝えたら、すぐ確認してくれて大丈夫でした。
どちらの紙もレンタカー会社側も控えを持ってますから、万が一忘れても大丈夫と言えば大丈夫です。まあ、スムーズな手続きのためにあった方が良いですが。
すぐに係の人が傷のチェックをバーっと開始します。
もう一人の係の人が、「特に事故とかトラブルとかなかったですよね?」と確認しながら、
ガソリンメーターが満タンかをチェック。私は満タン返し不要プランだったので、そのまま給油しないで返却でした。
傷のチェックはほんの1分程度、最初の傷チェックの紙を見ながら、ばーっと車の周りを一周して、「傷チェックオッケーです!」との事。
正直、私が返却した時は、他のお客さんも次々と返却に来ていて、
それに対応するスタッフの方も沢山いて、流れ作業のように、傷チェック及び、返却手続きをやってました。
そして、「忘れ物だけ気を付けてくださいね。ETCカード、グローブボックスの中、ケータイや充電器など忘れる方多いのでもう一度ご確認ください!」という事で、忘れ物がないか再チェック。
そして、「目の前のバスが那覇空港に送迎になりますので、乗ってくださいね」との事で、バスに乗り込みます。
帰りは普通の観光バスサイズのバスで、すでに半分以上の席が埋まってました。
5分位で満員になり、それでは出発しまーすとの事で、那覇空港に向かいました。
たぶん15分置きぐらいにバスが空港に向かってる感じでした。
帰りのバスですが、ジェットスターやバニラエア、ピーチエアなどのLCCに乗ってきた人は
LCCターミナルに直接送迎してくれるバスもあるようなので、普通の送迎バスに乗らないように気を付けてください。普通の送迎バスは一般のターミナル前で降ろされます。
まあ、一般のターミナルで降ろされても、そこからLCCターミナルへのシャトルバスに乗ればいいんですけど、2度手間ですし、シャトルバスも混みますから、直接行ってくれる事に越した事はないですからね。
係の人も「お客様はLCC行きじゃないですよね?」と返却時に確認してくれるので、
LCCをお使いの方は係の人にその旨を伝えましょう。
というわけで、特に傷のいちゃもんを付けられたりなどの嫌な事は一切なく、
スタッフさんもフレンドリーで軽やかな流れ作業で、待たされる事もなく、
気持ちよくレンタカーを使う事が出来ました。
これで、この格安っぷりはすごいなと言った印象です。
1つトラブルがないレンタカー利用のためのアドバイスですが、
やっぱりレンタル時に車の全体の写真は撮っておいた方がいいですよ。
特に傷の部分はしっかりスマホで写真を撮っておくと良いです。
私も特に利用中事故などはありませんでしたが、
植物が車体横にシャリシャリ当たったりした事があり、
「今ので傷付いてないよな!?」と車体を確認すると
「こんな傷最初からあったっけ!?大丈夫か?」と不安になりました。
スマホの写真で確認すると、最初から付いてた傷だったので、一安心。
そういう事って結構ありますし、最初の傷の確認作業で見逃してる傷などもありますから、
やっぱり一通り四方から車の写真をスマホでしっかり撮っておく事をトラブル防止のためにオススメします。
というわけで、ルフトトラベルレンタカー、車体が若干古め(と言っても2年落ちモデルだからそこまでじゃない)という点以外はすごく満足度が高いレンタカー会社でした。また沖縄来た時は使いたいなと思いました。