1週間の沖縄旅行のシメとして、日帰りでフェリーに乗り、渡嘉敷島に行ってきました。
渡嘉敷島というと、多くの人は阿波連ビーチに行くのですが、
私は亀と泳げるという噂のとかしくビーチに行って参りました。
そして、実際に約4時間のシュノーケリング中に2回亀と遭遇し、
他にも様々な魚達、クマノミ(ニモ)のデカイ奴にもわらわらと遭遇しました。
今回は写真を交えながら、とかしくビーチでの亀やニモの出現スポットや探し方、楽しみ方を話していきます。
ちなみにとかしくビーチへの行き方、交通手段は下記の記事に詳しく買いてます。
もくじ
とかしくビーチで亀やニモに会えるポイントはここだ!
渡嘉敷島というと、たいていの人はとかしくビーチではなく、あはれんビーチに行きます。
というのも、あはれんビーチの方がいろいろな魚やサンゴがいる事で有名だからなんですね。
実際、阿波連ビーチに比べると渡嘉志久ビーチは交通手段も少なめですし、
施設もあまりないです。人も少なめで、プライベートビーチ感があります。
そして、レビューを読んでると、「サンゴがなく、魚もいない」なんて意見も結構ありました。亀と会えなかったなんて意見も。
確かに位置によっては、サンゴもなく、魚も攻撃的で有名なモンガラばっかりだったなんて位置もありました(汗)。
というわけで、地図でどこをシュノーケリングすると楽しめるかを説明します。
まず我々がビーチで出るには、写真の一番下のグリーンの屋根のホテル(とかしくマリンビレッジ)付近から出る事になります。
で、その付近の赤枠部分は船が置いてあったり、カヌーをやってたりするので、シュノーケリングは禁止部分です。
あとその右脇のピンク部分。岩場なので魚いるかな~と思うのですが、
全然いません。藻などが浮いてて綺麗でもないですし、特に収穫なしです。
逆にサンゴリーフがあって、お魚やニモも大量に出現するのは、水色枠のポイント。
ピンク部分から左岸に向かってずっと泳いでいっても沢山の魚が見れますし、
ビーチの中央まで歩いて、そこからエントリーしても良いです。
とかしくビーチに魚はいないだと?
このビーチ、確かに入水してすぐの部分にはほとんど生き物はいません。
これが、よくレビューにある「とかしくには亀しかいない。泳ぐなら阿波連ビーチ」という意見の理由だと思います。
しかし、沖に向かって15mほど泳ぐとサンゴリーフが出現します。
25mプールの半分くらい岸から泳げばお魚が見れると思うと怖くないでしょ?
実際、入江になってるおかげなのか、波も穏やかで泳ぎやすいです。
自分達がいまどの辺の位置にいるのかが、両岸で分かるのも良いです。
ただ、ビーチから数メートルでどんどん深くなるので、
ライフジャケットなどの浮力体は必須です。
水も本島とは比べ物にならないくらいの透明度です。
15mほどビーチから泳いで来ると、エサも持っていないのに、お魚がわらわらと寄ってきます。
論より証拠ですね。
デカイニモが寄ってくる!
沖縄本島では1匹会えただけで「うわ~すごい!」となっていたクマノミ(ニモ)ですが、
こことかしくビーチでは、普通に出会えます(笑)。で、サイズが違います。デカイです。
しかもエサも持ってない私達にガンガン接近して触れるほどの距離で愛らしく泳ぎます。
「え?いいんですか、こんなに近すぎちゃって。。」ってくらいカメラ目線で来ます(笑)。
こちらはニモ一家。
目を凝らして数えてみてください。10匹以上群れてました。すげぇ。。
とかしくビーチでクマノミは結構、リーフ沿いを泳いでいれば沢山会えます。
巨大なイソギンチャクもいくつかあるので、そこを見張ってれば、出てきますしね。
肝心の亀はココだ!
私が亀を発見したのは、緑◯印の2箇所でした。
亀さんもそんなに岸から離れてない所で泳いでます。
やはり探すなら水色枠周辺で、割りと浅瀬の所ですかね。
最初に見たのは、小さめの亀さん。次に見たのが、タグが付けられてた大きめの亀さん。
どちらももぐさをパクパクお食事中に遭遇。
場所をちょこちょこ泳いで移動するのですが、息継ぎの時に浮き上がってくるので
真横で一緒に泳ぐ事が出来ます。
やったー!亀と泳ぐ夢達成!
ハワイ島のプナルウ黒砂海岸でも亀が日向ぼっこしてる所に遭遇した事はありますが、
泳いでる亀と遭遇できたのは初めてですし、なによりこんなに簡単に出会えてしまえる場所がまさか日本にある事に感動しました。
私の場合、昼の12時頃に1匹目を発見し、
午後2時頃にももう1匹を発見しました。
泳ぎはじめて30分~1時間で発見という感じです。
とにかく、亀やニモと会うためには、ビーチからまずは20m~50m位沖方面へ離れた位置まで泳ぐ事が大切です。
砂浜から岩場、岩場からサンゴリーフ
というふうに徐々に変化していき、生き物が増えてきます。
一旦ある程度岸から離れて、サンゴリーフやお魚が大量に見れるくらいの位置まで来たら、今度は砂浜方面に戻りながら、ゆっくり亀を探すと出会えます。
亀は岩場でもぐさを食べてるので、
サンゴリーフのやや手前にいます。
←浜・・・・・・沖→
浜辺 | 岩場 | サンゴリーフ |
モンガラ | 亀 | クマノミ、熱帯魚 |
みたいな感じです。
亀さんは息継ぎのために数分おきに必ず海面に顔を出すので、それを探すのも手ですが、
いかんせん波間にあの小さな顔がひょこっと一瞬出てくるのを見つけるのは至難の業だと感じました。単純に泳いでもぐさ食べてる所を発見する方が見つかる可能性は高いです。
その他、とかしくビーチの生き物
本島でもおなじみの熱帯魚たちももちろんいますが、どれもサイズが一回りデカイのが離島の醍醐味ですね(笑)。
モンガラ天国に注意!?
とくに浜辺付近の浅瀬にはシュノーケラーのライバルとも言えるモンガラが結構います。
モンガラは産卵期は凶暴で近づくと突進して来たり、噛み付いてきたりするので注意です。
私は今回の沖縄旅でモンガラに毎回遭遇しましたが、攻撃は一度も受けませんでした。
7月中旬でしたが、まだ産卵期ではなかったのかな!?
どこのビーチにもいるムラサメモンガラ。このひし形たらこ唇野郎を見かけたら注意。
近くを通り過ぎる程度なら問題ありませんが、ずっと近くにいると、縄張りを侵されたと感じて攻撃してきますからね。早めに遠ざかるが吉。
他にもいろんな色のモンガラがおり、噛まれたら結構な深手を負うであろう巨大なゴマモンガラも普通に浅瀬にいたので、結構ヒヤヒヤものでした。。
モンガラはどれも浅瀬にいた印象なので、
さっさと泳いでリーフまで行っちゃった方が安心してお魚鑑賞できるイメージでした。
まあ、モンガラも産卵期以外は見てて綺麗なお魚なんですけどね。。
あと、岩場にうねうね動いて隠れてるシマシマ模様の生物がいました。
たぶんウミヘビです。まあ、こちらから近づかない限り攻撃してこないですから、
そんなに心配いらないですかね。
ケラマブルーを体感せよ!
とかしくビーチに行って感動したのは、何と言ってもこのケラマブルーと呼ばれるエメラルドグリーンの海の色です。そしてどこまでも透き通る透明度の高い海水。
沖縄本島も十分綺麗ですが、このケラマブルーは1段上を行ってます。
砂浜の砂は若干あら目ですが、裸足で歩いてる人もいました。
ただサンゴの死骸が沢山打ち上げられてますので、やっぱりマリンシューズやビーチサンダルはあった方が良いですね。
渡嘉志久ビーチはゴミや流木などもほとんどなく、とても綺麗なビーチでした。
沖縄本島のビーチだと、視界に工事現場や港が入る場所が多かったり、ゴミも多かったりしますが、渡嘉志久ビーチは本当にプライベートビーチ感満点で、ただただその美しい眺めに溜息です。
シャワーやロッカー、レンタルグッズは?
一応ビーチには写真ような無料で使える屋根付きテーブルスペースがあります。
シャワーやトイレ、ロッカーは、とかしくマリンビレッジというホテルか、我喜屋商店というビーチハウスで日帰り客でも有料で借りれます。シャワーはマリンビレッジだと300円程度、我喜屋商店だと500円程度だったと思います。
マリンビレッジ、我喜屋商店ともにビーチチェアとパラソルの貸出もやってます。
上記は我喜屋商店さんの料金表ですが、日帰りツアー客向けの値段なので、ツアーでない人だと値段がもうちょっと高いかもしれません。
私は我喜屋商店の日帰りツアーに申し込んでいて、
渡嘉敷港⇔とかしくビーチの往復送迎やシャワー利用料、ビーチハウス利用料込みで1人1490円でした。
ロッカーは別途324円で使えます。
シュノーケリンググッズやライフジャケットなども有料でレンタルできます。
我喜屋商店さんのビーチハウスでお昼。ツアー客でない場合は別途利用料がかかります。
我々はとまりんで買ってきたおにぎりなどをここで食べました。
1Fには冷房の効いたカフェもあり、無料でお冷も飲めます。
お昼ごはんを食べれる場所も我喜屋商店か、とかしくマリンビレッジの2つのどちらかですし、売ってる時間も限られてたり、予約がないと食べれなかったりするので、
食事についてはフェリーに乗る前に泊港(とまりん)にある弁当屋さんやローソンで買ってから渡嘉敷島に来た方が絶対良いです。
とまりんのお弁当やさんで買ったゴーヤチャンプル弁当。
なんとこのボリュームで450円!しかも激ウマ!
こちらは我喜屋商店さんで注文したタコライス。税込み702円。
我喜屋商店さんの送迎については詳しくは下記の記事で紹介してます。
というわけで、亀やニモに簡単に出会えてしまう渡嘉志久ビーチ!
本島では味わえない魅力的な思い出を日帰りフェリーで味わえちゃうのですごくオススメです!
とかしくビーチまとめ
- 無料で使えるビーチ
- 移動手段や交通料金はこちらの記事参照
- 駐車場はとかしきマリンビレッジのを借りる感じになる。
- ケラマブルーの素晴らしい景色、絶景。
- 砂浜はあら目の砂だが、裸足でもなんとか歩ける
- 亀出現、クマノミも大中小普通に出現
- 浜付近の浅瀬は魚少なめ、モンガラ系多数なのがやや厄介。
- 透明度抜群。圧倒的。
- シャワー、トイレ、ロッカーなどは近隣施設で借りられる(有料)
- 日陰は両岸の岩場くらい。あとはビーチパラソルを借りるか。
- 魚種は豊富、魚が本島より一回りデカイのが多い。
- 波は入江なので静か、ただすぐに深くなるので、ライフジャケットなどの浮力体必須。
- 小型船やカヌー、ジェットスキーが時々来ます。
- カップル向け。ビーチに人は少なめ。穴場。
- 一応とかしく海洋研究所の監視員が見ているので安心度はややあり。
- シュノーケリング初挑戦の場合は、ツアーがあるのでその方が安心かも。
- 那覇から日帰り可
- 両岸が目印になるので、どれだけ岸から離れてるかが分かりやすい。
PS.ちなみに私が海の中の撮影で使ってたカメラ(この記事の写真)は防水カメラのNikonのCoolpix S33です。
買って2年目ですが、まだ壊れずにしっかりいい仕事してくれてます。
現在はW150という名称で売られています。
防水カメラでは一番安いものになりますが、しっかり水中撮影できますし、動画も綺麗に撮れます。
過去に私はiPhoneにCatalystという防水ケースを付けて泳いでますが、
浸水して2回水没、交換するはめになっており、やはりスマホ防水ケースは砂やホコリで簡単に浸水するようになるので、やめたほうが良いです。
最近は防水スマホも沢山売ってますが、海水は普通の水と違って浸水しやすいですし、
浸水すると塩分で基盤が一撃で壊れます。また塩分で防水ゴムも劣化しますから、
海で泳ぐならスマホ+防水カバーではなく、絶対に防水カメラを使う事をオススメします。
スマホは浸水で壊れたら、買い替え、部品交換やクリーニングなどでも3万以上はかかります。防水カメラであれば、数年後に壊れても買い替えで1万5千円で済みますし、2,3年に1回、パッキン交換すれば、長く使う事も可能です。
大事なデータや思い出の写真が詰まったスマホを旅行中に水没させてしまうと、
思い出の写真データや大事なLINEのやり取りなども消えますから、絶対に防水カメラを使いましょうね。(実体験済みです)