エアコンを自分で掃除してみた。ホースでじゃぶじゃぶ。臭い取れた!

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うっ!臭いんだけど!

最近、リビングのエアコンを使っていると、リビングに入った途端、ゴミ箱の中にいるかのような異臭がする事に気付きました。

実際、エアコンを送風だけで使ってみると、これがさらに臭い。なんというか、汗臭い人みたいな臭いというか、ゴミ箱のような臭いというか。。酷い臭いがします。

はじめは、外装だけ外して、外装に付いた汚れを洗ったり、
送風ファン(シロッコファン)に除菌ウェットティッシュを箸に巻きつけて、
ゴシゴシ拭いたりしたのですが、

やっぱり臭い。送風で中を乾かしても、やっぱり使う度に臭いのです。

うーん、これは業者に1万円くらい出して頼むしかないのか。。
と思ったんですけど、自分でやってみたくなったので、

今回は、お庭の観葉植物の水やりや洗車などで使うようなホースを買ってきて、
それで自分で洗ってみました。

これです。

注意:真似する場合は、自己責任でお願いします。当方は素人です。
実際、エアコンが故障したり、お部屋が水浸しになったり、壁紙が汚れたり破れたりする危険性がありますので、くれぐれも自己責任で。何か起こっても当方では一切の責任を負いません。

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先に結論を言っておくと。。

我が家のエアコンはコロナ製で買ってちょうど2年と言った所です。
しかも、フィルター掃除はマメにやってました。

ただ、冷房を使った後に、送風などはやってませんでした。
だから内部にカビが生えてしまったようなのです。

で、掃除結果の結論を言っておくと、

アルミフィンの部分からはほとんど汚れは出ませんでした。
泡も黒くならず、固まった汚れなども出ず、綺麗だったようです。

臭いの原因はやはり送風ファン(シロッコファン)でした。ここにカビがギッシリだったようです。

だから、ここまで大掛かりにせずとも、シロッコファンの汚れとカビをしっかり取り去れば、臭いは消えるというのが結論でした。

今回の掃除で使ったもの

  • 養生テープ
  • ゴミ袋
  • バイクカバー
  • ベランダボックス(バケツ代わり)
  • 保護メガネ
  • マスク
  • お風呂のルック
  • 隙間掃除スティック、ブラシ
  • 散水ホースシャワー
  • 雑巾
  • テーブル(脚立代わり)

まず、高い所にあるので、脚立とかあれば便利ですね。
私はテーブルで代用しました。

バケツも結構水を使うので、家にあったベランダボックスを使いました。

散水ホースは15mで3000円位でした(楽天だと2200円)。もっと短いのや、
巻取り機能がないものであれば、1500円位で買えるのもあります。

他のアイテムは100円ショップでほぼ揃えた事を考えると、トータルで、4000円くらいかと。

注意点:フィンにはカビキラーとか使っちゃダメ!

いくつか注意点ですけど、アルミで出来たフィンの部分は、カビキラーとかああいうアルカリ性の洗剤使っちゃダメですよ。アルミが腐食してしまいます。だから、掃除用のアルカリ電解水も良くないし、漂白剤も良くない。だからと言って酸性の洗剤も錆びるので、使って良いのは、中性洗剤です。

私は、おふろのルックが「泡切れが良くすすぎが楽、アルミもOK、除菌+消臭」でしかも安かったので、これを使う事にしました。

あともう一つ、養生テープ、壁紙に貼ると、壁紙痛めます(爆)。

100円ショップで買った養生テープなんですが、
結構粘着力あるので、私はちょっと壁紙の表面の凹凸が剥がれてしまいました。
なので、壁に直接貼るなら、マスキングテープとか、壁紙に貼ってはがせるニトムズのテープとか、コマンドタブとかの方が良いと思いました。

これは私も写真とかを壁に貼る時に愛用しているのですが、
本当にまったく傷とか付かないので、めちゃくちゃ重宝してます。

剥がす時に水で湿らせると、ゼリー状になって綺麗に剥がれます。

まずは、電源抜く、そしてカバーを外して養生

一番最初に重要な事!電源必ず抜いてください!コンセント抜きます。これ感電したり、壊れないために一番大事です。

そして外装の外せる部分は全部外して、それぞれ汚れている部分は綺麗に中性洗剤で洗いましょう。

うちはコロナのエアコンですが、ネジ2つ外して、後は上部にある3つの爪を外せば、簡単に外せました。

ただ、送風ファン(シロッコファン)を外すのは、かなり難しそうだったので、そこは諦めました。そこが一番臭くて入念に掃除したい所なんですけどね。。

絶対に濡らしてはいけない電装部をビニールで保護していきます。
画像だとただ縛ってるように見えますけど、ちゃんとテープで隙間がないように貼ってます。
ここ濡れたらアウトなので、本当に徹底的に水が入らないようにしっかり養生します。

その後、エアコン上部裏側にも、エアコンの本体取り付け部分の穴などがあったので、
そこもビニールやテープでカバーしていきます。カバーしないと、水をかけた時に壁に周って、壁がビショビショ、大変な事になります。

同時に、吹出口にも、ネジ穴とか、風向きを変えるためのフィンの取り付け穴とか結構穴があるので、そういう部分もビニールやテープで水が入らないようにしないと、
壁側に水が垂れてしまう可能性が出てきます。

そういう所を養生したら、バイクカバーを本体と壁ギリギリの所を覆うように、
そして本体を囲むようにくっつけていきます。養生テープ自体は、壁ではなく、エアコン本体とくっつけた方がいいです。剥がす時壁紙痛むので。

最終的にこんな感じになりました。天井に貼った養生テープは剥がす時、壁紙痛めました(爆)。違うテープを使う事をオススメします。

ここまでくるのに、1時間半くらいかかりました。

最後に、バイクカバーの垂れ下がった部分をちょこんと切って、
水がバケツに落ちるようにします。

汚物は消毒だぁ~!

さあ、やっとここで始められます。

まずはホースシャワーを使って、ザーッとアルミフィンの部分を流していきます。
今回アイリスオーヤマのホースシャワーを使ったんですが、

ジェット、拡散、霧、シャワーと4種類あるのですが、
1点集中のジェットだとちょっと強すぎて、フィンが曲がってしまう心配もあったので、
拡散が一番役に立ちました。水圧が強く、それでいて、分散してくれるので、
ちゃんとフィンの奥まで水が砂埃を弾き飛ばしてくれます。

ザッと流した後は、満遍なくおふろのルック(泡の中性洗剤)をかけていきます。

その後、

このブラシを使って、縦の隙間に沿ってブラッシングしていきました。


正直毛先が細かい歯ブラシの方が良いかも。。

フィンは前面だけでなく、上部から裏にかけても付いてるので、そこも忘れずに。

ちなみにこのアルミフィン、とても柔らかく、指で押したりすると簡単に曲がってしまいます。なのでブラッシングするなら、縦のラインに沿って、やさしくやる必要があります。

で、5分ほど放置した後、またホースシャワーで洗い流していきます。

洗剤が残ると、それがカビの餌になったり、アルミを腐食する原因になったりするので、
入念に何度も洗い流すと良いです。

最初にも話ましたけど、特に泡が汚れたり、流した水も黒くならず、案外汚れてなかったようです。実際、ボディの裏側とか、プラスチック部分もそんな汚れてなかったので。(と言いつつ、プロがやるともしかしたら汚れがもっと出るのかもしれませんが。。)

あと、このついでに、フィンの水を排水してくれるドレインパン部分も掃除しておくと良いです。

ここもカビが生えてて臭い原因だったりするので。ただ、完全に外すのは難しいですし、下手すると水漏れの原因にもなるので、手が届く範囲でって感じですね。

さあ、送風ファンだ!

続いて、今度は送風ファン(シロッコファン)および、その周辺です。

吹出口の奥にある、筒状の回転する部品です。

ここがやはり臭いの原因であり、そして一番の難所でもあります。

同じくお風呂のルックを全体にスプレーし、

この100円ショップセリアでGETした狭い場所を磨くツールで、穴一個一個をゴシゴシ磨いていきます。

ここの掃除、めっちゃ辛いです。中腰なので、腰やケツがめっちゃ痛くなりますし、
腕も上げっぱなしで釣りそうになります(笑)、次の日全身筋肉痛です(笑)。

で、ほんと、入念に磨いて、シャワーで洗い流します。

ここで、注意点なんですけど、シャワーをこのシロッコファンにかける時、
シャワーの勢いで回転する事があるんですけど、これ回転させない方がいいです。

というのも、シロッコファンが水車みたく、水の勢いで回転した場合、
これが正回転ならいいんですけど、逆回転だと、回転によって、小さな電力が発生して、
それで逆方向に微弱な電気が流れて、精密電子部分が壊れる可能性があるんだそうです。たとえ電源を抜いていたとしてもです。

まあ、そう滅多に起こる事ではないにせよ、安全を考えて、回転しないように抑えながら水を流して、手でゆっくり回す方が安全です。

先細モップもどんどん黒くなるし、泡も茶色くて臭いのがどんどん出てくる。すごいぞ~やっぱりシロッコファンが臭いの温床だったぞ~!

で、無事、掃除終わったはずなんですけど、ここで悲しいお知らせが。。(泣)

こうやって、LEDライトをシロッコファンに当ててみると、
なんかね、黒いポツポツがめっちゃ見えるんですよ(画像は落とした後なので写ってません)。え、カビちゃんと落ちてないじゃん!!これ、このままにしてたら、また絶対臭いよねと。。

え~やはりお風呂のルック攻撃では歯が立たなかったかorz。
ちなみに、1週間前にも除菌ウェットで拭いて、黒い汚れが取れたのですが、
肝心のポツポツ黒カビはどちらでも落ちてなかったって事なわけです。

そこで、家にあった、漂白剤を薄めて、スプレーし、数分置いたのち、今度はブラシを使って、また隙間をゴシゴシしました。

正直、これはカビキラーでも良いと思います。(漂白剤もカビキラーも中身はほぼ一緒です。カビキラーの方が泡なので綺麗に取れるかも。ただ長時間付けたり、よくすすがないとやはりプラスチックも劣化したり変色するので、気をつけてください。)

で、よーくシャワーですすいで、もう一度LEDライトでチェック。

「あ、黒い点やっと消えた。今度こそOK!」

バケツに溜まった汚水。大して真っ黒にはなりませんでした(笑)。若干濁った程度。

拭き取り、撤収

ここで、綺麗な雑巾で、拭き取れる所は拭き取っていきます。
綺麗な雑巾って言うのがポイントですよ。

臭いから掃除したのに、臭い雑巾で拭いたら、見事臭いエアコン復活しますからね(笑)。

養生部分も拭いた方が、剥がず時に水が飛び散ったりしなくて良いです。
飛び散った水が電子部分にかかったら最悪ですからね。

綺麗に水を拭き取って、養生を剥がしていき、
そして、外した外装を戻していきます。

その際、電子部分に水がかかってないかちゃんと確認した方が良いです。
濡れたまま電源を入れると、そこがショートして壊れます。

万が一濡れている場合は、しっかり拭き取って、ドライヤーなどで完全に乾かす必要があります。完全に乾いていれば、ショートする確立がだいぶ減ります。

吹出口にタオルをくっつけます。なぜかというと、電源を入れると、風と共に水滴が沢山出てきます。飛び散らないように、タオルを吹出口にかざします。

電源を入れます。ピッ!おお、無事動いた。。良かった。。

冷房でもなく、ドライでもなく、送風のみにして、このまましばらく放置します。

5分もすれば、水滴自体は飛んでこなくなります。

でも、中はまだ水滴が沢山残っているので、1時間以上送風モードで動かして、完全に中を乾かします。

戻してない外装部品があれば、それもちゃんと戻して、完全に中が乾いて、
送風で変な臭いが消えていれば、バッチリです。

ちなみに、当方、今回、そんなに汚水出ませんでしたが、
臭いバッチリ消えました。

やはりシロッコファンのカビが原因だったわけですね。

自分でやってみた感想と、今後の対策

まあ、今回自分でやってみて、なんだかんだ全部で、4時間近くかかったと思います。
しかも次の日は全身筋肉痛です。

私は自分でやるのが好きなので、やってしまいましたが、
養生がやっぱりすごく大変ですね。

まあ、業者で安い所で8000円として、今回かかったコストが4000円程度なので、
まあ、半額になった感じでしょうか。

ただ、ホースシャワーはこれからも洗車、水撒き、掃除などいろいろ使えるので、
次回またエアコン掃除するって時は、コスト1000円以下で行けます。

今後この大変な掃除をしなくて済むようにするには、

  • フィルターの掃除を隔週に1回くらいはする
  • 冷房使用後、OFFにする前に必ず送風モードでしばらく回して中を乾かす
  • たまに吹出口やシロッコファンを除菌ウェットなどで拭いて、カビ予防しておく

こういうのが大事なんだなと。

特に冷房OFF後に送風するっていうのは、本当に大事ですね。これは実感しました。

とにかくこれで臭くて健康に悪いカビエアーを吸わなくて良くなったので、やって良かったです。

後日談

一回除湿モードを使ったんですけど、その後、送風するの忘れてて、次の日、送風してみたら、さっそくほんの少しですが臭いました(汗)。これはヤバイ、またすぐカビだらけになるぞ~という事で、エタノールを買ってきて、霧吹きで送風ファン(シロッコファン)によーく吹きかけ殺菌。しばらく置いてから使ってみると、無事臭いがまた無くなりました。

やはり、使用後に必ず送風して乾かすって大事だなと痛感しました。

ちなみにエタノールもプラスチックによっては変色する可能性がありますし、
なにより可燃性なので、決して電子部にかけないように。発火の恐れもあります。
飛び散った所は、ちゃんと綺麗に拭き上げた方がいいです。

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