ナスDは部族に取材費を払ってないの!?お金を請求されて凹むナスDが本当に心配してる事とは?

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2018年9月9日に地球征服するなんての部族アース4時間特番がありました。
総集編かと思いきや完全な新規で、よゐことの無人島対決以来のナスD登場で、ワクワクしながら見ましたが、

今回は「部族の人がお金をせびってくるようになった」問題で、素直に楽しめたというよりは、ちょっと複雑な心境になる場面が多くありました。が、これって実は全然悲しくなる事じゃなくて、普通じゃない?部族の人悪くなくない?と改めて考えてみると思ったので、ナスDやホルヘの本当の心境や、U字工事が行った部族との対比も含めて解説していきたいと思います。

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ナスD達は取材費渡してないの??

今回の部族アースでは、冒頭から部族長の歌うおばあちゃんにぼったくられたり、
帰り際には、ナスD達がお世話になった、ホセさん、ナウン君一家にお金をくれと言われてしまうシーンがあり、

なんだよ、結局ナスD達は金づるとしか見られてないの?家族や良き友人のような存在にはなれないの?という悲しい気持ちになった視聴者も多いと思いますが、

そもそもそれ以前に、私が疑問だったのは、ナスD達は、数日間泊まり込みで、寝床やご飯まで提供してもらっているのに、取材費を払っていないの?という部分でした。

向こうは、その日のご飯もお腹一杯食べるのが大変かもしれない生活なのに、
その人達にご飯を分けてもらって、TV番組になるほどの珍しいものを沢山見せてもらって、
それで取材費を払っていないのだとすれば、

そんなナスD一行が複数回その地にくれば、ホセさん一家だって、なんで働きもしないこの男達を来る度にもてなさなきゃいけないんだ?って段々なってくるでしょう。

そう考えると、最後のお金の請求は妥当すぎるわけです。

そりゃ、ナスDは、沢山民芸品を買ってあげてましたけど、
我々だってどっか旅行行けば、宿代、飯代、おみやげ代、それぞれ払うわけで、
宿代、飯代、取材費もナシで、毎度お邪魔してるとなると、さすがにマズイと感じます。

もしくは、払っているとしても、
非常に少額だったりするのかもしれません。

逆に言うと、ちゃんと妥当な取材費や宿代を彼らに与えているのであれば、
彼らが別途、マロカ(商業施設)を建てるために寄付してくれっていう手紙に対しても
「いや、ちゃんと飯代、宿代払ってるし、取材費も払ってるんだから、それは払えない」と
突っぱねる事も出来たはずです。

それが出来なかったという事は、きっとそういうお金も払っていないのに、
複数回顔を出して、散々密着取材させてもらっていたという事になってしまいます。

それはちょっとナスD及び、テレビ朝日さん、まずくないかって話になります。
まあ、この辺は編集によって印象操作もされていると思うので、
事実がどうだったのかはなんとも言えない所です。

都会の息子に入れ知恵された説

ちょうど、ホセさんの息子が、都会から帰ってきた時に、マロカの話や寄付してくれの話が出た所を見ると、どうも都会でお金のやり取りを学んだ息子さんが、ナスD達からお金を取るべきだという話やマロカビジネスをやった方が楽にお金を稼げて生活が楽になるという話をしたのでしょう。

実際、ホセさんがタバコを沢山吸ってイライラしていたり、ナウン君が最後申し訳なさそうにしていたのも、息子のやり方に従った結果、ナスDという友人に嫌な思いをさせて申し訳ないという罪悪感から来るものだったはずです。

まあ、タイミング悪く息子さんが帰ってきてしまった事が、
このナスDとホセさん一家の亀裂につながってしまったのではないかと感じました。

ナスDが複雑な心境になった部分はお金よりアレの事。。

ナスDの心がポキっと折れてしまった理由は、
もちろん突然お金を請求されてしまったからなわけですが、

でも、ナスDが一番恐れている事は、これからシピポの村が
ドラッグとセックスの街になってしまう事だと思われます。

途中、ちょこちょこやんわり話が入ってましたけど、

ようは、マロカという外国人が来た時に、彼らに泊まってもらえるような
バンガロウを作る事で、彼らなりのリゾートビジネスが出来るようになるわけです。

で、これからアマゾンが観光地化して、
彼らが辛い自給自足生活をしなくて済むようになる事は良い事なわけですが、

今の所、見た感じ、アマゾンでは違法薬物が作れるような植物がいろいろある上に、
それを取り締まる警察のような組織もないので、

実際にあの辺に観光に来ている外国人の多くは、
違法薬物をやる事だったり、現地民と売春を楽しむ事だったりするのは間違いないわけです。

そう考えると、これからどんどんそういう無法者が集まるような歓楽街と化していって、
さらに薬中やアル中で頭がおかしくなった連中も多くなり、
それによるトラブル、それこそ殺人事件みたいなのも増えていくでしょうし、
現地民が持っていない病気(特にエイズ、性病)なども沢山流行って病死者も増えるでしょう。

ナスDが本当に複雑に感じていたのは、その部分と感じました。

彼らが現代化していくのは仕方ない事だが。。

「部族は部族らしくいて欲しい」なんていうのは、完全なエゴで、

我々がより楽で快適な生活や、より楽にお金を稼ぐ方法を求めるように、
彼らも、毎日体に生傷作りながらネズミ1匹を必死に追っかけて、
その日の食料をやっと得る生活なんかより、

肉が食べたいと思ったら、家から数分の距離のスーパーで
カット済みの肉をなんの苦労もなく手に入れられる近代的な生活の方がしたいに決まってます。

わざわざ槍を投げて、自分たちで数匹の魚を毎日獲得する生活よりも、
巨大な機械で、何万匹もの魚をガバっと捕獲してくれる近代の漁師達から
お金で買う生活の方が、どう考えたって良いに決まってますよね。

ただ、彼らが今後、お金を獲得していくには、
彼ら独自のビジネスが必要になってきます。

森の木や珍しいアマゾンの生物などを売ったり、

狩りから農耕や養殖という技術を覚えていって、
それを機械も使ってやっていく必要が出てきますね。

しかし、そんな農耕や養殖は、結果が出るまで大変な時間を要しますから、
それよりも、違法薬物や売春、シャーマンやらぼったくりバーのような
ビジネスの方が手っ取り早く大金が儲かるので、

そういう歓楽街化していく事は、避けられないのではという気がしてしまいました。

問題なのは、彼らには適正価格みたいなものが分かってない現状ですね。

突然来客の前で歌って、金をせびる別の村のおばあちゃんが今回ふっかけてきたように、
歌を歌う事で今は相手からお金を取れると思っているようですが、

実際あのおばあちゃんがじゃあ街に出て、路上ミュージシャンをやったとしても、
1回歌って数十円稼げるかどうかって感じでしょう。

とは言っても、これからもっと街の文明やルールが入ってくる事で、
彼らも街と同様のお金のルールを自然と身に着けていく事でしょう。

ただ、近代化していけば、していくほど、
彼らのオリジナリティが無くなっていくので、

物珍しさで来る客は減っていき、
結局貧しさは変わらないのではとも感じます。

「部族」という響きの割には、
普通にみんなTシャツ短パンで、我々と変わらない生活をしているので、
これではわざわざ観光に来る意味もないよねとなっていき、

結局、違法ドラッグと売春宿みたくなっていってしまうのかなぁと。
そこがナスDが心配していた事なんだろうと感じました。

それこそ、彼らに農耕や養殖という技術が伝来されて、
それが完全に彼らのビジネスになればいいですが。

そうなるには、まだまだ時間がかかりそうですし、

ただ、そんな時代の変化がまさに見れる場所だったんだなというのは、
U字工事が行った別の部族との対比などを見ていても感じた所です。

まだお金というツールや近代化が入っていないような部族の生活であれば、
それはそれできっと幸せなはずですが、

近代の文明の味、お金というツールの快適さを知ってしまっては、
もう後戻り出来ませんね。

PS.

ちなみに、部族でも味の素が流行っていましたが、
あれ、本当に海外ではどこの国でもめちゃ有名で使われているものです。

逆に発祥の地、日本では元祖味の素(白い粉)は、化学調味料という事で、
一般家庭では見かけなくなりましたね。

クノールと味の素はどこの国でもMSGと呼ばれていて、
これを入れれば美味しくなるという事で広く使われていますが、

やたら喉が乾く、健康に良くないなどの声もよく聞かれ、やはり避けたがる人も多いです。

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