先日、日光江戸村(江戸ワンダーランド)に外国人の親戚一家を車で連れていった時の事です。
そこである衝撃的な駐車場詐欺行為に合いそうになったので、あなたが同じ目に合って、日光江戸村での楽しい思い出を残念な思い出にしないための対処法などを話していきます。
和装の手招きする誘導員に騙されるな!
日光江戸村自体には過去来た事があるのですが、その時はバスで来ました。
今回車で来るのは初で、ナビをたどりながら走らせてきました。
日光江戸村にもう到着するぞ!っていう道のコーナーで駐車場が見えてきました。
そこには、陣笠をかぶり、和服を着た2人の誘導員(彼岸島の吸血鬼みたいなカッコの人達)が両手で「こっちですよ、こっちですよ」と大きく手招きをしています。(下はイメージ図)
「あれ、前バスで来た時って、駐車場こんな感じだったっけ?」ちょっと疑問に思いつつ、スピードを緩めます。
道の奥の方に目をやると、「日光江戸村駐車場はこちら」のような巨大な看板(横断幕)が見え、手招きしている駐車場とは逆の方向に矢印が付いています。
しかし、私は一瞬しかその看板が目に入らず、ちゃんと見れなかったので、
手招きされるまま、その駐車場入り口に車を停めました。
「ここって、江戸村の駐車場ですか?」私がその誘導員に尋ねると
『はい、江戸村の駐車場です。どうぞ、このまままっすぐお進みください』と言います。
入り口には600円と書いてあり、駐車場の中の方を覗き見ても、江戸村のエントランスらしきものはないのです。
以前バスで江戸村に来た時は、エントランス前に巨大な駐車場があった事が記憶にありました。
この写真が実際の日光江戸村の駐車場。エントランスに直結していて、脇には入場料を払う場所がある
しかし、これらが見えないし何かがおかしい。。。
そこで、ふと思い出した記憶があります。
それは白川郷に行った時の事です。
「公式駐車場ではない近隣の駐車場が、無理やり誘導して自分の所に停めさせています。注意してください。公式より遠い位置にありますし、白川郷の利益になりません。」 |
と言ったような注意喚起記事を何度も目にした事があります。
あ、これだ!と。
私は気付きました。こいつらは日光江戸村の公式駐車場を装って客を無理やり自分の駐車場に停めさせている詐欺師どもなんだと。
私は車を入り口でバックさせ、Uターンしました。
『あの、こちらが入り口ですよ、このままお進みください。。』というそのニセ江戸村コスチュームを着た詐欺野郎に私は
「騙してんじゃねーぞ!てめー!」
と強烈に睨みつけ思い切り怒鳴りつけました。その誘導員だけではなく、もうひとりの誘導員や料金所のスタッフなど、ちゃんと全員に聞こえるような大声で言ってやりました。
硬直して呆然と立ち尽くす詐欺駐車場の誘導員。
そのままそのニセ駐車場から走り去り、道なりに進むとやはり公式の駐車場が現れました。
下はグーグルストリートビューの公式駐車場入り口
公式の駐車場に進むと料金所が。
『800両でございます』
あ、さっきの詐欺駐車場より200円高いのね(笑)。
一瞬そんな事もよぎりましたが、これで良いのです(笑)。
それは、私には200円より大事な事があったので。
歩きたくないのであれば、やはり公式駐車場へ!
今回私は年を召した方を車に乗せていました。足があまり良くなく、できるだけ歩く距離を減らしてやりたいという事で車で来たんですね。
なのに、もしあのニセ駐車場に停めていたら、数百メートル、しかも車道をエントランスまで歩かなきゃならなくなってましたから、連れてきた彼らから「なんでこんな遠い駐車場に停めたんだ?」と文句を言われていたでしょうし、実際に足が痛くて疲れてしまって楽しみが半減してしまっていた事でしょう。
もし車に忘れ物してたりなんかして、取りに戻るってなった場合なんかも、公式ならすぐに戻れますが、ニセ駐車場だとそうもいきません。(実際そういう場面があり、一度出てまた入れるかとスタッフに聞いた所、OKという返事を頂き、取りに戻りました。)
そう考えると、もしあの時判断ミスをしてニセ駐車場詐欺師の言うがままに停めていたら楽しい思い出が台無しになっていたと思うと、本当にあのニセ駐車場には沸々と怒りがこみ上げ、絶対に許せないわけです。
なぜ騙すような商売方法を取る?
そして、私はああいう人を騙して利益を横取りしているような連中が大嫌いです。
例えば、そのニセ駐車場が、普通の駐車場として営業していて、
「こちら公式の江戸村駐車場ではないですが、公式より200円安いですよ、いかがですか?」って言ってくれれば、それで気持ちよく停める人も沢山いるでしょう。
しかし、明らかに日光江戸村公式と間違うような格好をして、誘導し「江戸村の駐車場です」とハッキリと嘘を付いて、公式より数百メートル遠い場所に停めさせるという詐欺行為が許せないのです。
また、日光江戸村は本当に素晴らしい場所です。
スタッフの方一人一人が江戸の住人になりきって、「ござる」とか「ありんす」とか語尾に付けながら案内してくれて我々を楽しませてくれます。その世界観を重んじた完成度はディズニーランドに匹敵すると思ってます。
実際、外国人を連れていくと本当にめちゃくちゃ喜んでくれるし、日本人の自分も毎回めちゃくちゃ楽しませてもらってます。
そんな江戸村には潰れてほしくないし、これからも高いクオリティを提供し続けてほしいのです。だからちゃんと駐車料金だって日光江戸村の利益として入ってほしい。
まったく関係ない民間ニセ駐車場が江戸村をダシに利益を横取りしている事が非常に卑しく許せないですし、同じ日本人の恥とすら感じますし、
また、こういう体験は、実際にニセ駐車場に停めた人が「え、入り口すぐ前に駐車場あんじゃん!騙された!」という嫌な気分になってしまいます。せっかくの旅の思い出を台無しにしかねません。
そういう意味でも自分達の利益が出れば他人などどうでも良いという本当に最低な考えのゲスな連中が経営している駐車場だと感じました。
よく「そういう人達だって生きるために商売しているんだ。」みたいな擁護意見もありますが、
それだったら、先程言った「公式より200円安いですよ」って触れ込みで経営すれば良いだけです。江戸村公式を装い騙して停めさせ、せっかくの思い出を台無しにするって行為が許せないんですね。
ニセ駐車場に騙されない方法
日光江戸村サイドも極力ニセ駐車場詐欺に引っかからないように対策はしています。
例えば、ニセ駐車場前の通りを通り過ぎる所に
「村内駐車場はこちら」のような巨大な大弾幕をかかげて「本物の駐車場はこっちですよ~」とアピールしていますし、
そもそもニセ駐車場前を通らないで江戸村にアクセスできるように、
数キロ前から「江戸村はこちら」という誘導看板が沢山出ています。
今回私も運転していて、「あれ、江戸村はこちらっていう看板が出てるけど、そっちとは違うルートをナビは指してるんだよな~。ナビに一応従うか。。」とナビに従った結果、ニセ駐車場前を通る道に来てしまいました。
なので、誘導看板に従っていくのが、そのニセ駐車場に騙されないためにも一番かと思いました。(ただ誘導看板の道は大通りと比べると、運転しずらいかなとも思いました)。
ちなみに下図はグーグルマップですが、赤矢印が公式駐車場の入り口です。
ナビにこの入口の所を目的地にセットすれば、たとえニセ駐車場前を通るルートが示されたとしても、ナビがまだ目的地に到着してない事を確認すれば、ニセ駐車場だという事が確認できるはずです。
もう一つは、公式駐車場(村内駐車場)には、入口前に手招きする誘導員なんていないという事。
ちゃんとこういう公式の看板が出てますから、公式の看板が駐車場入り口になかったら違うという事です。
また、日光江戸村の人はみな「〇〇両」と言います。「〇〇円」とは決して言いません。ここもポイントです。
ニセでも歩いても安い駐車場に停めたいのなら
え~、ニセ駐車場でも、数百メートル歩くとしても、やっぱりちょっとでも駐車料金安い方に停めたいなぁ~というあなた。気持ち分かります。実はニセ駐車場に停めるくらいなら、もっと安い所あったりします。
それは、江戸村のお隣にある巨大迷路パラディアムという所の駐車場。こちら300円だそうです。こちらに停めるのもありかも。(まあ、迷路入らず駐車場だけ使うっていうのが気が引けて、安い所を探すなら、ニセ駐車場に停めるのもありですけどね。ニセで歩くと分かってて停めるなら旅の思い出も台無しにはなりませんしね。)
駐車料金は日々変わります。以前はニセ駐車場と公式駐車場が同じ値段だった時もあるようですし、公式駐車場も値段を変える事もありますので、公式サイトで最新の駐車料金をチェックして出発すると良いと思います。