パシフィック・リム2をIMAXで観た。十分面白かったぞ!やっぱり大画面で見るべき良作!

パシフィック・リム:アップライジング(PACIFIC RIM:UPRISING)を成田のIMAX 3Dで観てきました。

私は正直、映画はDVDやHD動画ダウンロードで見る派です。
最近はそっちの方が高精細で綺麗に見れるので。。

しかし、パシフィック・リム 1を家で観た時、「こんな男のロマンが詰まりきったリアルな巨大ロボの戦いを大画面で観たらどんなに面白かっただろうか。。」と激しく後悔しました。orz

そこで今回、PACIFIC RIM2が公開されると聞いてから、絶対に劇場で観ると決めていました。

しかし、私より先に観た人々の映画に対する評価が結構散々でビックリしました。

「前作の方が重厚感が~」

「今作は中国寄りで~」

「ストーリーが安っちい~」

「やっぱギレルモ監督じゃないとダメだ~」

みたいな意見のオンパレードで、私も「うーん、これらの意見に屈して観に行くのやめようかな。。」なんて思っちゃった時もありました。

しかし、見て後悔するより、見ないでまた後悔する方が悲しいじゃないか!

という事で、成田のIMAXに向いました。

結果、想像以上に面白かったです!
確かに前作と今作では、ある点がだいぶ違うなと感じた部分もあります。

私は劇場で観て良かったと思いましたし、
もう一回2Dでも観たいなと思っています。

さて、ここからは、
前作と何が違うのか、ストーリーはどうなってるのか?

マコは?ローリーは?あの2人の博士コンビは?

などなどを交えながら、酷評が多い理由や、私なりに楽しめた部分を語っていきます。

<ネタバレは極力しないようにしてます。>



前作との究極の違いは「間」や「テンポ感」

前作のパシフィック・リムを観て、感涙した特撮ファンの方々からすると、
今作は「トランスフォーマーみたいで、鉄の塊の重さを感じなくなってしまった」とか

海外のファンも「パワーレンジャー化しちゃったね」みたいな意見が多いです。

今回、私が観て感じたのは、前作の監督ギレルモ氏は、すごく一つ一つの動作や間、テンポを大事にしていた感じがありました。

例えば、前作では、イェーガー(ロボット)のパンチがビルの一部屋を突き抜けて、最後に拳の先が、振り子に当って、止まってた振り子がカチカチ動き出すっていうシーンがありますが、

あれのオマージュで今作も、イェーガーの拳の先が車にピタっと触れて、車に振動が伝わって、車の防犯アラームが鳴り出すシーンがあります。

前作は、そういう一つ一つの動作を、ややスローにし、ロボットの重々しさを表現しながら、じっくり時間を使って表現していました。

逆に今作は一つ一つの動きにスローはかけず、ドドドと連続で動いていく印象でした。

これがきっとそれぞれの監督の魅せ方の違いだと思うのですが、

前作は、一つ一つの関節の動きとか、重々しさとか、ジョークの間とか、空気のテンポが1テンポ今作よりゆっくり流れている感じだったんです。ロボットも1体1体の戦いを特徴をしっかり出して描いてました。

今作は逆に、スピード感とか、次々に迫りくる展開に重きを置いている感じがあり、やはり進むテンポが前作より1テンポ早いんです。ロボットも、1体1体の活躍というよりは、コンビネーションで凄さを演出しています。

なんというか、前作が巨大な花火を1発ずつゆっくり打ち上げて、それぞれの色、形をじっくり鑑賞するタイプであれば、今作は、どかどか連発で打ち上げて、その豪快さ、お祭り感を楽しむタイプという感じでした。

確かに前作の絶妙なスローモーションや、会話の間など、ギレルモ監督の空気感というのは天才的だと思います。

ただ、今作は今作で、あれからイェーガーも進化したんだぜ感が出てて、良かったと思いました。

特撮派かアニメ派かで好き嫌いが分かれる

また前作は日本の特撮らしい感じが非常にウケていた感じですが、今作はそれらしさより、どちらかというとハリウッド撮り感の方が強いので、特撮好きの方々からは酷評されてしまっている印象ですが、

今作はよりアニメ色が強いなと感じました。

前回の監督が特撮愛で作ったなら、今作の監督はアニメ愛で作ったのではないかと。

というのも、今作って、ほんともろエヴァっぽい(笑)。なんかハリウッド版エヴァ実写って感じがすごくしましたし、もろパトレイバー意識してるような機体もありましたしね(笑)。

というか、ガンダムも実は出てくるんですよムフフ。(ちょうど同じタイミングで公開されてる、レディープレイヤー1でもガンダムが出ると話題ですが、パシフィック・リム2にも実はガンダムが出てきちゃいます。どういう風に出てくるかは、観てのお楽しみ。)

あ、今回の監督デナイト氏は、ほんと日本のアニメが好きなんだな~っていうのを見てて感じました。

だから、特撮という視点よりは、ロボアニメの実写化っていう視点で見てる人からの方がウケは良いんですよね。

というわけで、ロボアニメの実写版が見たいんだ!っていう感じの人なら、今作もすごく楽しめますよ!!

ストーリーも裏をかきまくりで面白いじゃないか!

前作とストーリーを無理やりつなげてる感があり、チープなストーリーだという意見も多い気がしますが、

私はしっかり次々と驚きを繰り出してきて、非常に良かったと思いました。

こいつが悪の親玉か~と思ったら、あれ?ってなったり。。あの2人の博士が今回も一緒に共闘してる~!そうそうそこで合作で怪獣倒すんでしょ~と思ったら、そっち行っちゃうの~?まじかぁ。。みたいな。

そして。。

マコちゃーーーーん・・・(TOT)絶叫

という、結構予想の斜め行く展開で、全然面白いじゃんと。

ただ、やっぱり前作のキャラに思い入れがあると、

マコちゃんのその扱いは。。とか、まあ分かるんですけど。

でも、逆にマコちゃんがあれだから、現実の厳しさみたいなのを感じられるのではと私は思うのです。ヤサグレ主人公が奮い立つのにも、マコちゃんのあの扱いが必要だったと。。

ちなみに前作の主人公だったローリーは完全に不明です。
今作の主人公ジェイクの口からローリーの名前が出るシーンはあるんですけど、

マコちゃんとどうなったのか、今作ではどういう状況なのかっていうのは全く分からないで終わってしまいました。

ただ、第3作目への伏線貼って物語が終了したので、興行成績が良くて、パシフィック・リム3があるなら、きっとローリーが復帰してくれるでしょう(今作はローリー役のチャーリー・ハナム氏の予定が合わなかったため、ローリーは出ませんでした。)

私もトレーラーを見た時は、「あのフューリーとかいう敵機にローリーが乗ってるんじゃ。。」とか思いましたけど、もっとヤヴァいのが乗ってました。ていうかエヴァw。

あえて、ローリー役に代役を立てないで、今作は次世代パイロット達の活躍にした事からも、
3作目でローリーカムバックは十分あり得そう。

今作はロボのリアルさにかける!?戦闘シーンの違い

今回は、ロボットの重厚感、重々しさなどに欠けるという意見も結構見受けましたが、

例えば、小型イェーガーのスクラッパーと警察の大型イェーガーのシーンなんかも、
大きさの対比としてうまく描かれてますし、

小型がキビキビ軽快に動くのに対して、大型はゆっくりずっしりと動いていて、
ちゃんと違いを表現出来てて、見ててリアリティを感じるんですよね。

トランスフォーマーのスピーディでヌルヌル動く感じとはまた別物で、
やっぱりパシフィック・リム感はちゃんと残してるなと感じました。

あと、あの量産型エヴァとかw?いや、本当に量産型エヴァが実在したら、きっとこんな感じなんだろうなぁみたいなのをがっつり見れて興奮しましたし、今作は今作でやっぱり面白いんですよ。

あと、私はシドニーに昔住んでた事があるので、
あのオペラハウス前の大型客船が泊まる湾(サーキュラーキー)にオブシディアン・フューリーが登場するシーン、すんげぇリアリティあって燃えました。

この写真は私がシドニーにいた時に撮った奴なんですけど、そう、ここ、まさにここからオブシディアンが上陸するんですよ。しかもちゃんと客船をなぜか壊さないように避けながらw もうすんげぇ興奮しましたよ(笑)。

映し方(オペラハウスや客船、ビル群との対比)がうまくて、ちゃんとロボットの大きさを感じられる映し方をしてるんです。

前作でも、オペラハウス前に怪獣が現れて、シドニーでストライカーエウレカが戦うニュースシーンがちょこっとだけありますけど、

あれよりはるかにリアルに大きさや重厚感、シドニーの街で本当に戦ってる感を感じる事が出来ました。(逆に日本での戦闘は有名地のごちゃまぜっぽくてリアリティに欠けましたけどね:汗)

前作は前作で、やっぱりロボットと怪獣の一挙手一投足表現がすごく良かったのは分かります。今見てもやっぱり一作目の表現の仕方にはしびれるものがあります。やっぱり1作目すげー!ギレルモすげー!っていうのは、私も同感です。あのロボットと怪獣のプロレスは神です。

でも、今作は今作で、もっとサクサク動くように改良されたイェーガーでの連携プレーや、イェーガーVSイェーガーなど、続編らしい見どころはしっかり作られてますし、やっぱり操縦されてる巨大ロボ同士が戦ってる感がしっかり出てるんですよ。

トランスフォーマーって誰かが操縦してるわけじゃなく、生命体なのでヌルヌルと動くわけですが、
イェーガーはやっぱり人が操縦してる感を残してるんですよね。そこがやっぱり今作も表現できてるなと。

どうしても、特撮愛的な部分で語っちゃうと、今作はコレジャナイ感が特撮ファンの方々にとっては出てしまうようですが、もっと単純にロボット同士の戦いとか、怪獣とロボットの戦いを楽しむ分には、今作もやっぱり見応えあります!

ちゃんと、前作のイェーガーを年月と共に改良していったら、ここまで高性能になりましたよ感が出てて、すごく良かったですけどね。

一番言いたい事は、特撮ファンの人達の酷評は置いておいて、自分の目でジャッジしなよって事。やっぱりあれは大きな劇場のスクリーンで見るべきだって私は思ったので。

内容が中華化?登場人物は?

あと、多かった意見では「やたら中国メインな感じになってて、それが微妙だった」という部分ですが、

確かに、レジェンダリーフィルムが、中国の会社に買収されてしまった影響などで、中国人俳優が多かったり、内容もなんだか悪巧みしている中華企業が絡むストーリーになってます。

前作で怪獣とドリフトしたニュートン博士もこの中華企業で働いていて、社長と中国語で話そうとするシーンも多々あります。

なんか「もっと中国語を勉強しなさい」みたいにニュートンと話すシーンなんかもあって、確かに「このシーン要らないだろ?」みたいな謎の中国語シーンもあります。

まあ、ただストーリー的には、その中華企業は最初悪役として出てきますし、イェーガーパイロットも様々な人種で構成されていて、別に「中国万歳~」って感じではなかったので、普通に面白かったです。

ちなみに中国語分かる人が観ると、確かにさらに面白い(白痴~!(このバカ))とかニュートン博士に言ってて、ニュートンもハオハオ(好好)とか適当に返事してて、

確かにこれは中国人から観たら、面白さ倍増だろうなって部分は感じました。

ちなみに様々な人種で思い出したけど、真剣佑?え?出てた?って感じでした(爆)。

日本人代表みたいな感じで、日本版トレーラーには出てたけど、
あの日本版トレーラーに出てたあのシーンだけ。というか、その中の一部?だけしか使われてなかった印象。。ほんと一瞬ぼやけて写る!?みたいな(笑)。

まあ、日本人代表はマコちゃんが出てるので、それで良いでしょう。

ちなみに前作でこれまた味を出してた香港の怪獣臓器売買のおっさん(ハンニバル・チャウ)が名前が冒頭で一瞬出ただけで、出てこなかったのも寂しかった部分ですね。

黒幕はあのおっちゃんだろ!ってみんな思ったはず。
ぜひ次回作ではローリーと一緒に復活してほしい!

こうやって、どうしても前作ありきで期待してみてしまうと、

マコの扱いが~

ローリーとチャウは~?

みたいな愚痴が出ちゃうのも分かるんですけど、

次世代のパシフィック・リムとして観れば、ストーリーも普通に面白いです。

主人公は、前作のスタッカー司令官の息子ジェイク。
このスタッカーの息子の成長ストーリーになってますし、

その成長を見守るマコもいい味出してるわけです。

そして、もうひとりの主人公とも言えるアマーラ、うん、アマーラすごく良かった。

前作もローリーが主人公だけど、ローリーの支えでマコが過去のトラウマを乗り越えて、イェーガーパイロットとして成熟するストーリーじゃないですか、

今作もジェイクとアマーラの成長物語になってて、ジェイクがアマーラにイェーガーの先輩として助言し一緒にトラウマを乗り越えていくのもいいし、同じ不良のガキ大将として夫婦喧嘩してるシーンもクスっと来て和ませてくれる。

全然恋人って感じじゃないんだけど、友達以上の信頼関係が出来てて、
もう最後のシーン、ジェイクが一人でもイェーガーを絶対に動かせると信じて、イェーガーに飛び移るシーンなんてね。。もう、ちょっとウルっと来ましたよ私。

前作同様キスシーンとかラブシーンとか余計なもの入れてなくて、純粋にロボットアクションとパイロットの成長物語が楽しめるような構成にちゃんとデナイト監督は仕上げてくれてますよ!

どんな作品だって、1作目と比べられる!

私、マトリックス3部作が大好きなんですけど、

やっぱりマトリックス通に言わせると、1作目がサイコー!っていう人が多いんですよね。
でも私は、ひたすらド派手なCGで攻めた2作目が一番好きだったりします。

マトリックスも1作目では、弾丸の流れをスローモーションにして、それをイナバウアーで避けるみたいに、スローモーションを逆手に取って、味を出してたじゃないですか、

対して2作目は、ネオは超人的で高速な動き、スミスは大量って感じで、最先端のCG技術をとことん盛り込んだド派手さで攻めてきましたよね。

今回のパシフィック・リム アップライジングもその感じに近いと思っていて、
アップグレードされてこういう作品になるのは必然だったのかなと。

もちろんギレルモ監督が撮ってたら、まったく別物になってたという意見も分かるんですが、

でも、ガンダムだって一緒じゃないですか。

初代ガンダムがあって、ZやZZがあって、今ではシードとかダブルオーとか、いろんなガンダムシリーズがありますよね?そしてそれぞれ脚本化、メカデザイナーが違うわけです。

初代ガンダムファンから観たら、他のガンダム作品なんて邪道だったり、コレジャナイと言われてしまうわけです。

パシフィック・リムも今後ガンダムのようにシリーズ化されて、いろんなストーリー、いろんなイェーガーが出てきていいと思うんですよ。

もちろん、元祖のギレルモ監督にももっと作ってほしいし、他の監督が外伝とか、別の世代のイェーガーストーリーを作っても良いと思うんです。

パシフィック・リムという新しいリアルロボットのシンボルが出来たので、
これをもっと使って欲しいし、すでに構想にある通り、ぜひゴジラとも戦って欲しいですね。

つまり、劇場でパシフィック・リム:アップライジング 見るべし!って事です!

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