「仮想通貨は儲かる!」という噂を聞いて、仮想通貨投資を最近やり始めた人は多いと思います。
私もそんな中の1人です。
私は3年ほど前にFXをやっていました。1年間しっかり投資や経済について勉強したのですが、結局負け続けて、1年できっぱり撤退しました。
(今でもポイントサイトのポイント稼ぎで一時的にやる事はありますが、それはポイント稼ぎと割り切ってやってます。詳しくはこちらの記事)
そんな私が仮想通貨という投資に現在再チャレンジしています。
これが意外に現在の所うまく言ってます。まだそんなに大金を投入してるわけではないので、爆益とまではいきませんが、銀行預金や投資信託より良い利子になってます。
そんな私自身が自分に対して感じる事なのですが、
投資のスタイルが明らかにFXをやっていた頃と違います。
なぜFX時代に損し続けていた私が仮想通貨ではうまくいっているのか、
その心構えの違いやトレードスタイルの違いなどを、仮想通貨英語スラングも交えながら書いていきたいと思います。
恐怖心で投資し続けてる限り負け続ける
私がFX時代と仮想通貨時代で明らかに違う部分はここです。
今の私は恐怖心でトレードしていません。
お金を失う恐怖でトレードし続けている限り、Whale(クジラ=仮想通貨スラングでいう大口投資家)の食い物にされ続けます。
これは仮想通貨に限らず、FXでも株でも全ての投資で同じ事が言えます。
例えば、自分が1コイン100円の時に買った途端、急に価格が90円、80円、60円と急降下し始めたとします。
あなたはそれを見て、「やばい!やばい!損する!買った時の半額になっちゃったよ。。これ以上待ってるともっと下がって2度と価格は戻らないかも。。」という恐怖心が芽生えてきます。
まあチャートでいうとこんな状態の時ですね。黄色矢印で買った途端、激落ち。もう絶望的に見えますよね。で、損を最小限に抑えるために損切りする。
私自身、FX時代はこの損切を正しい事だと多くの教材で学んできました。
でも、当時の私は、お金を失う恐怖心が大きすぎて、切らないで待ってればまた上がって利益が出てた所でさえ、ガンガン損切ってました。損切貧乏って奴ですね。
でも私は仮想通貨では基本的に損切りしません。
理由はレバレッジをかけてないので、資金がマイナスになる事はないからです。
FXは基本的にレバレッジをかけるので、ある程度損が出てきたら切らないと、
想定以上に損したり、最悪の場合、資金がマイナスになって借金なんて事もあります。
まあ基本的には強制ロスカットというシステムで借金は出ないようにはなってますが、震災のような大事件時にマイナスになる例も過去ありますし、そもそも全資金が吹っ飛ぶかもという恐怖心は凄まじいもので、私はその恐怖心がストレスになり、日常生活でも無駄にイライラするようになってしまった事もあり、FXから足を洗いました。
ただ、それはFXの話であり、仮想通貨では5000円分仮想通貨を買ったら、どんなに損しても-5000円になるだけです。それ以上損する事はありません。
逆に5000円だったコインの価値が1円になってしまっても、数ヶ月後に5000円に戻って、さらに1万円になる事もあります。
FX時代はレバレッジのせいでお金を失う恐怖心をコントロールする事が出来ませんでしたが、
仮想通貨は買った分以上損する事はないので、「またそのうち待ってれば価格が戻るだろう」という心の余裕が持てます。
実際、ビットコインも、1BTCが50万円にまで急激に上がったと思ったら、
中国で取引所規制が出て、30万円にまで墜落しました。
この時も、20万円の下落という絶望的な状況に耐えきれず、
「ビットコインはもうお終いだ。大損する前に撤退だ!」と
ビットコインを売って損を確定した人も多いはずです。
これが恐怖売りという奴で、恐怖で冷静な判断を失って売ってしまう状態です。
実際はこの後、1ヶ月も経たないうちに50万円に戻してます。
そして今後またドカンと信じられないくらい価格がどっかで落ちて、また急激に上がるを繰り返すはずです。それが相場なので。
例えば、仮想通貨掲示板やチャットで、「ビットコインもう終わりや~」とかそういう書き込みが大量にこういう時に流れてきます。
それを読んだ途端、恐怖心をグラグラと揺さぶられ、「やばい、大損する。今すぐ売らなきゃ!」という気持ちが高ぶって、恐怖売りして損してしまいます。
一言言っておきますが、チャットとかで流れてくる煽るような文言は無視した方が絶対に良いです。感情で売り買いしている限り絶対に損し続けます。
この恐怖心を煽るような発言をする行為をFUD(Fear, uncertain, doubt=恐怖、不明瞭、疑心)っていいます。
これ、思ったままを言ってる一般人もいますが、価格を下げるためにわざとこういう発言をしているプロもいっぱい混じってます。
なんで価格を下げたいかっていうと、下がった時に買うためです。
恐怖売りさせて、価格が下がった時に大量に買えば、大量に買った事によって、価格はまた上がり始めます。そして価格が上がった所で、また大量に売って、恐怖売りで下がった所をまた買う。。自分だけ大儲け。これがプロのやり口です。
つまり恐怖で売買している限りは、大きな資金を持った投資家やプロ達の食い物にされるだけです。マインドコントロールされて、お金を吸い上げられていきます。
また、大口投資家達は資金が潤沢にありますから、いきなり大量に買えば、価格をいきなりドカンと上げる事ができます。
こんな感じで、突然緑の柱がドンと出てきたら、「これから上がるかも!」と思って急いで買いますよね。
買おうと入札したら、価格が秒単位で瞬く間に上がっていって、自分の買いたい価格では全然買えない。。「やばいやばい、早く買わないと!」と急激に釣り上がっていく価格に合わせて自分も入札額をどんどん跳ね上げて急いで買います。
まあ、そういう時に買った時って、必ず私の場合、頂点で買ってますけどね (短期的に見ればですけど)。
そう、自分が入札を完了した途端に、今度は価格が雪崩のように、バーっと落ちていきます。
「ええ?なんで私が入札した途端、大下落やねん(泣)!」って事に大抵なるのは、あなたも経験沢山あると思います。
これは理由は簡単で、ギュンと価格が上がったという事は、大抵お金持ちの方がいきなり大量に買ったからです。
それを見た人達は、「安いうちに買っておかないと損だ!買い逃す~急げ!」という感じで、どんどん買い出します。
それにつられる人が私も私もとみんなが買い出すので、価格は急激に秒単位で上がっていきます。(これを仮想通貨スラングでFOMO=Fear of missing out〈買い逃す恐怖〉と言います。)
そこで、最初に買ったお金持ちが、利確のためにいきなりドカンと売ります。
今つられて買い始めた人達の所が頂点になって、価格が下落を始めます。
他の人達も「やばい、損する前に利確しないと。」と急いで売り始めるわけで、
恐怖売りで、価格は元の位置近くまで落ちていきます。
結果、お金持ちがもっとお金持ちになるわけです。
大量に資金があればあるほど、価格を操作できる側になるので、
儲けられる確率が上がります。
逆に資金が少ない人ほど、この大事なお金を失いたくないという気持ちが強いので、
簡単に恐怖心を煽られて、高く買って安く売るを無意識に繰り返し、吸い尽くされてしまいます。
失う恐怖を捨てられた者だけが勝ち残れる
つまり、この「お金を失う、損するんじゃないか。。」という沸き立つ恐怖を克服し、
「まあ、負けたら負けたでいいから、上がるまでじっくり待とう」という気持ちを維持できる人だけが相場で勝つ事が出来ます。
では、どうすれば、この「失う恐怖」を克服できるでしょうか?
それは次の記事で書いていきます。