私はシュノーケリングしながらお魚と戯れるのが大好きなのですが、今回タイのサムイ島に行く事になった時に、サムイじゃ離島に行かなきゃ魚は見れない、シュノーケリングは無理っていうレビューを沢山見かけたんですね。
でも私はその中でもお魚がいるとの噂があったとあるビーチに滞在した結果、毎日朝から日が暮れるまで、お魚とシュノーケリングを楽しむ事が出来ました(2016年7月に滞在)!離島に行かなくてもサムイ島でお魚とどれくらい戯れられるのかというその実態を写真付きで書いていきます。ちなみに泳ぎが苦手でもここなら大丈夫です!
もくじ
その場所はクリスタルビーチ!
さてそのお魚が見れるビーチはどこかというと、
クリスタルビーチです(現地ではクリスタルベイ、シルバービーチと呼ばれる)。
場所はラマイとチャウエンノイビーチの間くらいにあります。
クリスタルビーチです(現地ではクリスタルベイ、シルバービーチと呼ばれる)。
場所はラマイとチャウエンノイビーチの間くらいにあります。
そのビーチはリゾートアクティビティで賑わうチャウエンやラマイとは姿が全く違います。チャウエンやラマイのように、ジェットスキーとかフライボードとか、そういうアクティビティは基本的にない、両サイドが岩山に囲まれたプライベートビーチのような所です(カヌーレンタルはありました)。外からパッと見た海の色の美しさで言えば、やっぱチャウエンやラマイの方が上だと思いますが、このプライベート感満点の景色はココだけです。
ビーチの砂自体はきめ細やかで、ラマイなんかはすごく粒が大きいジャリジャリの砂浜ですが、クリスタルビーチの砂はさらさらです。ただ、他のビーチと違い、水中がずっと砂ってわけじゃなくて、結構岩の地帯も多いのが特徴です。岩の地帯では足を怪我しないように注意が必要です。
ただ逆に岩があるからこそ、お魚がここにはいるんです!
しかもこのビーチ、両サイドを岩山が囲ってるおかげなのか、波がとても穏やかで、しかも遠浅なんです。
だから、足の着く深さで波に右往左往される事もなく、お魚がじゃんじゃん見れるという、泳ぎが苦手だけどお魚見たい初心者シュノーケラーには最高な場所です。
タオ島やナンユアン島、タン島などの離島シュノーケリングに行く前の予行練習としても最高です。そして水温も暖かくてとっても泳ぎやすいです。
足つく深さで魚が普通に見れる!
まず、このビーチ、朝は引き潮なので、ものすごく浅いです。
この浅い時間帯はまだ魚が隠れてて、砂地を泳いでてもほとんど魚は見れませんが、岩場には大量の子ガニがテケテケ歩いてるのが見れます。じゃあ魚は見れないのかというと、そんな事はなく、少し先にある巨岩(赤矢印)のたもとにちょっと深くなってる場所があるんですけど、そこなんかに行くと、大量にたむろってます。
この岩までは歩いて行ける位浅いのですが、岩のとこだけ突然ボコっと足が付かない位深くなってます。そこに魚が隠れてるんです。
こんな感じ。ワラワラとこの辺にいます。
なので、朝はそういう大きな岩の底の方なんかを探ると早速魚がわんさか見れます。ビーチ両サイドの岩場なんかでも普通に見れます。
そして、昼過ぎ辺りから、どんどん水かさが増してきます。
朝は足首辺りにしかなかった水面が夕方にはへそ位まで上がってきます。
で、こうなると、お魚も活発になりますし、朝は浅すぎて泳げなかったポイントも泳げるようになるので、そこかしこで魚が見れるようになります。
防水デジカメNicon Coolpix S33で撮影
見れる魚の種類も増えてきて、ちょっと大きいのとかも出てきます。日によってはナマコも大量に発生してます(笑)
で、まあやっぱり岩場に行けば、それだけいろんな魚が見れるんですけど、たまにイソギンチャクとか、そういう触ると危険なのも岩場にくっついてたりするんで、謝って触らないように手元、足元気をつけて観察した方が良いです。
え?離島じゃないの?って目を疑うような景色が巨岩位の距離まで行くと普通に出てきます。これで普通にまだ足が付く深さですからね(汗)
え、サムイ島全然キレイだし、魚見れんじゃん!って思いました。確かに普通の砂浜のチャウエンビーチやラマイビーチだとこういうのは見れないと思います。
特に中央にそびえる巨岩を越えた辺りからギリギリ165cmの私が足つくかつかないか位の深さになってくるんですが、このポイントの小さな岩がゴロゴロしてるポイント辺りは水もより透明度が増してサンゴ礁も現れだしたりして美しい光景になってます。
ただ、この岩の先には泳ぎに自信がないなら、行くべきじゃないですね。このビーチの良い所は巨岩が岸までの距離の目印になってくれる所で、岩のおかげで現在位置がパッと分かる所なんです。
お魚追いかけてたら、あれ、いつの間にか結構岸から離れちゃったぞ。岩のライン超えちゃったぞ。これ以上行ったらまずいな。。戻ろう。。っていうふうに判断できるんで、子連れで泳いでる家族の人達なんかもその岩で判断して子供に泳がせてました。
巨岩を越えた辺りから徐々に深くなりますし、流れや波も出てきますから、このライン越えるなら、ちゃんとフィンとかライフジャケットないと危ないかなって思いました。
ちなみにライフセイバーはいません!
特に朝なんかは泳いでる人も少ないんで、流されたら一巻の終わりだと思った方が良いです。
だからこそ、無茶はせず、中央の巨岩は越えないっていうルールで泳ぐと良いです。
だからこそ、無茶はせず、中央の巨岩は越えないっていうルールで泳ぐと良いです。
もし流されそうになっても、岩の手前にいれば、つかまって戻れますからね。
透明度はまずまずですが、本当に波がすごい穏やかなんで、プカプカ浮きながらじっくり魚を観察出来ます。
シュノーケルセットは借りれるのか?
シュノーケルとマスクの貸し出しは近辺のホテルでは大抵ありますが、フィンがないです。ホテルの人によれば、近くの店で買えるとは言ってましたが、テスコ・ロータスでもマスクは売っててもフィンは売ってませんでした。ちなみにライフジャケットはロータスでも売ってましたので、心配な人はそれ買うのもありかと。
ラマイのロータスではこんな感じ
かく言う私もシュノーケルとマスクは持参したんですが、フィンは重くて、荷物スペースの場所取るので、現地で買うかレンタルしよって思ってたんですね。で、結局フィンが見つからないんで、フィンなしでずっとシュノーケリングしてたんですけど、意外とイケました。
確かにフィンがあれば、足の推進力だけでガンガン行けますけど、フィンがない場合は、得意のフォームで手も使って泳げば普通に進みます。なにより息継ぎしなくて良いんでプールで泳ぐよりガンガン進みます(波の流れにも寄りますが)。私の場合はゆっくり平泳ぎでスイスイ朝から日が暮れるまでずっと泳いでました。
実際、離島のシュノーケルツアーでもフィン禁止の所が多いですねサムイ島近辺は。なので現地でフィンを探すのは大変なんで、フィン使いたい人は重くて邪魔でも持参をお勧めします。
ちなみにフィンは個人的には、下記のようなゴム製のフルフットがおすすめです。
**人気商品** AQA スノーケリング 用 フルフット フィン 【ドルフィンカラー】 日本製 素足で履く シュノーケリング用フィン KF-2118G KF2118G 楽天ランキング |
なんでかというと、バンドでカカトを止めるタイプは確かに便利なんですが、ハメ方が甘いと泳いでる最中に外れそうになる事があるからです。足の付かない深さでシュノーケリング中に取れて沈んで行っちゃったら、とてもじゃないですが取りに行くなんて、スキンダイビングできるレベルじゃなきゃ絶対無理ですし、泳ぐのが苦手だとパニックにもなるでしょう。
そう考えるとそう簡単には脱げないフルフットタイプがやっぱり良いんですよね。あとゴム製の方が持ち運びは多少重いっていうのもありますが、ちゃんとしなってくれる分、楽に泳げますし、プラスチックのように割れたりしないっていうのもあって、やっぱりゴム製がオススメです。
あとシュノーケルですが、私は今回、100%ドライタイプを使ってみたんですが、これが本当にすんごいよかったです。
これが今回使ったシュノーケルとマスク
シュノーケルってレンタルだと大抵、先端から海水が入っちゃうタイプで、私も毎回海水をドバっと誤って飲んでしまって、おぇ〜とゲロ吐きそうになりながら溺れ掛けてたんですが(爆)、今回はまったくそんな事にはなりませんでした。本当に快適過ぎて、口に水が入る心配から開放されました。
今回買ったやつは先端に浮きが付いてて(こういう奴)、水面が近づくと先端が弁で密閉されるんで、水が本当に入ってこないんですよ!これ本当に快適度が桁違い!ごく少量の水が入っちゃう事はたまにありますけど、シュノーケル内でブクブク言うだけで口にはほとんど入ってきませんし、あれ、なんか水ちょっと入ったぽいなと感じたら、ふっと吹けば口元の排水弁から簡単に水が抜けるんで、以前ライフジャケット着てるのに旧式のマスクとシュノーケルのせいで溺れた私が今回は離島ツアーで足がつかない深さで泳いだ時も最後まで苦しくなる事など全く無く全然余裕で楽しめました。
シュノーケルとマスクはやっぱり口を付けるものですし、なにより合わないものを使ってると、溺れる原因になるんで、レンタルより持参の方が絶対に良いです。
というのも、レンタル店では、この100%ドライのシュノーケルだった事なんて一度もないですし、100%ドライと謳ってるくせに先端に開閉弁がついてない奴とかあるんで、買う時には必ず開閉弁(浮き)が付いた物か確認してください。
こういう奴です↓
シュノーケル セット『100%ドライスノーケル』付!シュノーケリング セット 2点HeleiWaho スノーケリング セット【ohana+-kokua】
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あとマスクも顔に触れる部分がシリコン製のものじゃないと鼻に水が入って痛くて溺れるんで、ちゃんとシリコン製のひだで水が入ってこないマスクと100%ドライのシュノーケル(先端に開閉弁が付いてて排水弁も付いてるもの)を買う事を絶対にオススメします。
今回、私も新しく買ったシリコン製のマスクを試してみたんですが、お店で空気が漏れずに顔にちゃんと吸い付くか試してフィットする事を確認して買ったにもかかわらず最初は鼻に水が入ってきて、あれ、おっかしいなぁってなったんですけど、ゴムバンドをきつめにして、ゴムバンドの位置を耳すぐ近くにしたり、もう少し上にしたり微調整した所、しっかり水が入らなくなり、その後は快適にシュノーケリングを楽しめました。100%シリコンのものを選べば大抵顔の形にかかわらずフィットします。というのも嫁も私とまったく同じマスクを使ってましたが、全然浸水せず快適に泳いでましたので。
鼻に水が入っちゃう場合は、ゴムバンドを調整して、鼻の部分が特にきつく閉まるようにすると良いです。ちなみに私個人としては、無理に高いブランドモノのマスクやシュノーケルを使う必要はないと感じてます。実際、今回私が使った奴だって、合わせて3000円程度のものですが、まったく問題ありませんでした。ようは、マスクはシリコン製、シュノーケルは開閉弁(浮き)付きって条件を満たしてる事が大事だと思います。
特に上記のダイビングショップのAQROSさんなんかは、実店舗もありますし、楽天でもタイムセールなんかもよくやってて、しかも対応も迅速丁寧でおすすめです。
クリスタルビーチへの行き方や周辺の買い物など。
私の場合はクリスタルベイビーチリゾートというホテルに滞在してました。
空港からラマイ行きのミニバス(乗り合いバス)に乗り(たしか1人170バーツほど)、ホテル前で降ろしてもらいました。
ちなみに山道+タイ人流の荒々しい運転なんで車酔いしやすい人は酔い止め必須です(笑:嫁吐きそうになりながらぐったりしてました。。)
ホテルはビーチまで徒歩0分の最高の立地なんですが、やっぱラマイやチャウエンと比べると買い物スポットが徒歩県内に少ないのが難点でした。
徒歩圏内には、一応ファミマが徒歩5分位の所にあります。ファミマにはおにぎり、サンドイッチ、冷凍のチャーハンやらパスタやらあり、結構楽しめます。
ファミマの前でロティの屋台も夜になると出てくるんで、私は毎回買ってました。
あとファミマ付近にも2、3件ちょっとしたレストランはあります。タイ料理以外にも観光客向けにパスタとかハンバーガーとか売ってたりします。
値段もそんな高くなく、パスタ一皿150バーツ程度の値段でした。
あと、レストランにはコインランドリーやレンタルバイクなんかも併設されてました。
ホテル受付でも、レンタルバイクやレンタカーは借りれます。あと各種離島ツアーも申し込めます。
私の場合は、レンタルバイクして、ラマイのテスコ・ロータスに行ったり、チャウエンの方を観光したりしました。価格は1日借りて200バーツ+ガソリン代って所でした。
帰りはサムイ空港までタクシーを使って、450バーツってとこでした。400-600バーツ位が相場ですね。
毎日シュノーケリングしたいなら、クリスタルビーチメインのプランを!
私もなんだかんだ言って、離島(タン島、マツン島のコーラルアイランドツアー)にも行きました。それはそれでやっぱりお魚密度とか、サンゴ礁の巨岩とか見れて、すんごいんで、やっぱり離島ツアーは良いんですけど、ツアー中以外も毎日ヒマさえあればとりあえずお魚と戯れていたい人は、クリスタルビーチ前のホテルに泊まる事をおすすめします。
観光、買い物に行くにもラマイとチャウエンの間なので、どっち方面にも出やすいです。逆に買い物とか、ナイトライフとか、ご飯もいろいろこだわりたいのであれば、チャウエンあたりに泊まって、シュノーケリングしたくなったらモーサイ(バイク)やソンテウでクリスタルビーチまで泳ぎにくれば良いと思います。20分もあれば着くんで、そんなに移動は大変じゃないですしね。