タイの観光ビザを個人事業主が申請してみた時の必要書類と流れ

スポンサーリンク
  • タイビザ申請にはオンラインで予約が必要
  • 予約は混んでる事もあるので、出発の1ヶ月以上前から予約入れといた方がいい(書類集めは、予約をしてからで大丈夫)
  • 書類をとにかく全部揃える(書類に不備があったり、足りなければビザは降りない)
  • 不備がなければ、翌営業日にビザが発行される。

筆者は、タイ人の嫁がおり、嫁と共に2ヶ月ほどタイに滞在する事になりました。タイでは2024年1月現在ビザなしでは30日間が限界なので、今回はタイの観光ビザ(Tourist Visa – TR)を申請して渡航する事にしました。

正直、書類を揃えるのがすごく大変なのと、書類に不備があって、また後日再度予約し直して来てくれと言われてた人もぼちぼちいたので、しっかり1ヶ月以上前から準備を始めて書類を揃えておく事が確実にビザを取得するために重要となってきます。ちなみに当方は無事一発でビザ取得できました。

スポンサーリンク

1. とにかく先にタイビザ申請予約を入れておくべし

2024年1月現在、タイのビザを発行するには、まずタイ大使館のウェブサイトでビザ申請予約を入れておく必要があります。

これ、予約がすぐ取れるとは限りません。例えば、当方の場合、12月中旬に予約を入れようとしたら、年末は混み合ってたのか、はたまたビザ部署が閉まってたのか分かりませんが、年始まで予約が取れませんでした(つまり2週間以上予約が先になってしまった)。

ただ、実際年始になって予約状況を見た所、3日後くらいには入れられる状況だったので、通常はそこまで心配は不要なようです。

また、予約を入れた後に日付を変更したい場合は、一度予約をキャンセルして、また予約を取り直すというプロセスになります。全部ウェブ上で簡単にできます。

なので、渡航日が近い人ほど、まずはとにかくタイ大使館のサイトで予約をちゃんと入れときましょう。書類が間に合わない場合は、予約を取り消して入れ直しって形にすればOK。

2. ビザ申請に必要な書類を確実に揃える

次にやる事は、ビザ申請に必要な書類を揃える事。これが想像以上に骨が折れました(汗)。

ポイント

  • タイ大使館に分からない事を聞こうと電話しても、「とにかくウェブサイトに全部書いてあるからそれを見て」としか言われないので、よーくPDFを読んで自分の状況に必要そうな書類を片っ端から集めるしかない
  • タイ大使館サイトのビザの種類の項目で、自分が申請したいビザの必要書類一覧が書かれたPDFがダウンロードできるので、それをよーく読んで、全部揃える
  • 全部プリントアウトする事!白黒でOK。

個人事業主の自分がタイ観光ビザを申請した時に提出した書類

・有効期限半年以上あるパスポート及び、顔写真ページのコピー

これに関しては、私の場合半年ギリだったので、パスポートを更新しました。パスポートは更新すると、更新した日から5年ないし10年になります(残ってた半年分は切り捨て)。

また、パスポートの顔写真ページのコピーは、白黒コピーで大丈夫でした。コピーでカラーを要求されたものは何もありませんでした。どれも白黒で鮮明ならそれで良いみたいです。

・ビザ申請書 と 顔写真1枚

パスポートサイズの顔写真をビザ申請書に貼り付けて、全部記入して提出します。記入方法は、タイビザ申請書書き方例とかで画像検索すると出てきます。基本的に全部英文で書きます。

・経歴書
これもビザ申請書と書く事はほとんど同じです。同じく英文で書きます。

・航空券(予約確認書)のコピー
予約した航空券予約確認書(往復)のコピーを提出しました。ちなみに私の場合はタイ人の妻も同行するので、妻の分の航空券のコピーも一緒に提出しました。妻の分は必須ではありませんが、私の場合、妻の実家に滞在する事も考えると、妻の書類も出しておいた方が妻の実家に滞在する証拠となり、ビザが通りやすいと判断し提出しました。

・英文の銀行残高証明書

私の場合は、楽天銀行のサポートセンターに「英文の銀行残高証明書を発行してほしい」と電話して発行してもらいました。だいたい1週間くらいで来ます(524円かかりました)。自分の場合は月曜朝に電話して金曜には来ました。

昨今は住信SBIネット銀行など、PDFで無料で英文の銀行残高証明書を即時発行してくれる銀行もありますが、そのPDFをプリントしたもので審査に通るかは正直分かりません。

というのも、直接その事はタイ大使館には聞いてませんが、台湾など国によっては、PDFをプリントしたものは認めないと書いてる国もあり、正直不安だったのでちゃんと郵送で発行してもらいました。実際タイのビザ必要書類一覧にも「原本」と書いてありますし。

ちなみに、私の場合は、ビザ申請日の3週間近く前の日付の銀行残高証明書を提出したわけですが、そこは不問でした。というのもどうしても発行までに1週間くらい郵送でかかってしまいますし、自分の場合、年末年始だった事もありギリギリで発行するって難しかったので、そうなりました。

ちなみに、残高は最低でも20000バーツ以上。執筆時点のレートで8万円ちょっとは必要があります。

・タイ滞在期間中のホテル予約書や滞在先に関する書類

まず、ホテルに滞在する場合、ホテルの予約確認書+領収書が必要です。例えば、Agodaとかで予約すると「支払いはあとでいいよ」みたいなDealがあるじゃないですか。私もそれだったんですけど、ビザ申請時に領収書も出せと書かれていたので、支払いはビザ申請前に済ませ、領収書を発行し、それもプリントしました。

また、その後、妻の実家に滞在する予定だったので、妻のお父さんのタイのIDカード、タビアンバーン(タイの住民票みたいなもの)のコピー、またInvitation Letter (招待状)を作成し、妻のお父さんにサインしてもらったものを、PDFにしてEメールで送ってもらい、それぞれプリントアウトしました。

招待状に関しては特に形式は決まってないですが、英語ないしタイ語で「〇〇氏を我が家に招待し、◯月◯日から◯月◯日まで住所〇〇に滞在してもらいます。」のような事を書いたA4の書類をWordなどで作成し、最後にその滞在先の家主にサインしてもらうといった感じです。このInvitation letter の書き方もググる事でひな形みたいなのは出てきます。それをベースにタイ語で作成して、家主であるお父さんにサインしてもらいました。

この招待状はタイに住んでる家主がサインしたものをPDFにしてもらって、それを日本でプリントしたもの、いわばコピーなわけですが、特に審査時になにも言われませんでした。運が良かっただけかもしれませんが。まぁ、現地から原本をAirMailなどで送るとなると、いつ届くか分からないですし、ちょっとタイミングによっては厳しいものがあると思いますけど。。

あと私の場合、同時に、妻のタビアンバーン、妻のIDカード、タイの婚姻届それぞれのコピー、日本の戸籍謄本(妻の名前も入ってるもの)も、同時に提出しました。

なぜかというと、妻のお父さんと私の関係を示す書類というのはないですが、妻のIDカードやタビアンバーンも出す事で、お父さんと名字が一緒、お父さんと同じ住所といった事が分かりますから、血縁関係をタイ大使館サイドに理解してもらうために、出した方が分かりやすいと感じたからです。

・職業を証明する書類

これが一番困った奴です。私の場合、個人事業主なんですが、会社登記簿謄本を出せとビザ必要書類に書いてあります。個人事業主とかフリーランスって会社を登記してるわけじゃないですから、そんなのないよと。まあ個人でも登記できるらしいですが、3万円とかかかるみたいで、なんでビザ申請だけのために3万円払うねん。。って思ったので、私は無職の人が必要な書類である納税証明書、課税証明書、身元保証書、身元保証人の免許コピーとサインの4つを提出しました。

まず「納税証明書か非課税証明書を提出」と必要書類に書かれてるんですが、これ、納税証明書だけだと、市民税の支払いしか証明できないので大丈夫なのかなと思い、私は納税証明書と課税証明書(ようは確定申告で支払った納税額が書かれてる奴)の2つを提出しました。

そして、自分の父に身元保証書(Guarantee letter)にサインしてもらい、父の免許証をコピーし、身元保証書と免許のコピーにそれぞれ同じサインをしてもらいました。

・タイ入国から出国までのスケジュールを書いた紙

英語で、どのホテルに何日から何日まで滞在して、移動手段は何で、っていうのをWordで作成してプリントしました。

・タイビザ申請予約票

タイビザ申請を予約した時に出る、予約確認画面のPDFをプリント。これがないと、そもそもタイ大使館の入り口通してもらえないです。

・レターパックプラス(返送希望なら)

ビザとパスポートを翌営業日に取りに来るわけですが、郵便局でレターパックプラスを購入して持ってくれば返送してくれます。私は返送希望だったので、郵便局で購入して持っていきました。

タイビザ申請の必要書類のポイント

結局タイ側は、不法滞在、不法就労するような日本人を弾くためにビザ発給でこんなに煩わしい書類の数々を要求してるわけです。

なので、「私はタイに長期滞在するのに十分なお金があるし、滞在先は入国日から出国日まで隅々ちゃんと確保できてるよ。ちゃんと期間内に帰国する予定もあるよ」というのを証明する必要があるってわけですね。

なので、ホテル予約も支払いまで完了してない、いつでもキャンセルできる状態だと、領収書も提出してくださいと言われてしまう可能性があると思います。(まぁこちらとしては、フライトがキャンセルになった時などに備えて、支払いは後にしたいのは山々なんですが、しょうがない感じですね。。)

銀行の残高証明も沢山入ってた方が「こんだけお金持ってる人なら不法就労しないだろう」と思ってもらえる確率が上がると感じてます(まぁそこまでチェックしてるかは審査官次第だとは思いますが)。

その辺を考慮して、疑いをかけられそうな部分があれば、それを補う書類をしっかり用意しておくのが吉かと思います。

実際、ビザ必要書類をよく読まずに予約だけ取ってきた人が、「全部これらの書類をプリントして揃えてから、また予約を取り直して来てください」となってる人もいました。

大事なのは、必要書類一覧をしっかり読み、全部持っていく事です。

タイビザ申請予約日にタイ大使館に行く

予約した日時にタイ大使館に行きます。私の場合は東京目黒の在京タイ大使館で予約したので、そこに行きました。

入り口の窓口の警備の人にビザ申請で来た旨を伝え、ビザ申請予約票とパスポートを見せると、受付番号をくっつけて通してくれました。あとは呼ばれるまで待ちます。

私の場合、10時-11時が予約時間となってましたが、10時前に到着しても、普通に通してもらえました。私より先に10人くらい待っていて、30分ちょっと待ったイメージです。

呼ばれたら、受付で持ってきた全必要書類を渡すと、書類をその場で確認してくれます。
私の場合、やっぱり突っ込まれたのは職種です。一応、個人事業主を自動翻訳すると、Sole proprietorshipだったので、経歴書などにはこの言葉を書いたのですが、担当官に「あなたの仕事は本当にこの仕事であってますか?」と尋ねられました。

担当官はタイ人でしたが、日本語、英語ともに非常に流暢でした。

「日本語で個人事業主で、フリーランスのようなものです。ただ証明する書類がないので、身元保証書もその書類の中に入ってます」と伝えると、最初はちょっと担当官は顔がはてなになってましたが、その身元保証書を見るとOKとなりました。

で、一通り、書類を見ていくと、「あなたは、観光ビザよりOビザ、結婚ビザの方がいいんじゃないですか?どっちでも行けますけど、結婚ビザの方があってると思いますよ」と提案が。。

確かに担当官のおっしゃるとおりではあるが、短期滞在だし、なんかOビザ申請に切り替えた途端、やれもっと書類が必要だとか、審査期間が伸びるだとか、自分のイメージだと審査もっと厳しいでしょってイメージがあって、自分もOビザに関しては下調べしてない事もあり、ちょっと問題が起こるといやなので、観光ビザでお願いしました。

「では、また座ってお待ち下さい」との事で、再度細かく書類を審査していきます。15分後くらいに呼ばれ、ビザ発行手数料を現金で支払い、返送希望だったので、持ってきたレターパックに、その場で自分の住所(返送先)を記入し、「レターパックの追跡番号の写真撮っておいてください」と教えてくれたので撮り、「では、◯日(翌営業日)に発送します。これで終わりです」と告げられ、終了しました。

実際、所要時間は約1時間でした。そして何も問題がなければ、翌営業日の午後には発給となる流れです。

そして、翌営業日の夜に、郵便追跡でレターパックの番号を調べてみると、夜19時すぎに預かりとなってました。そしてさらに翌日のお昼には無事到着しました(住んでる場所によってはもっとかかると思います)。

無事パスポートにビザシールが貼ってあり、ほっとしました。

まとめ

  • ビザ申請はできる限り早い段階、1ヶ月半前(年末なら2ヶ月前)くらいから準備しとくと安心。
  • まずはビザ申請予約を入れ(予約日は選べるし、キャンセルして取り直す事もできる)、その日までにしっかり書類を隅々まで揃える
  • 個人事業主やフリーランスだと、身元保証書が必要。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク