先日、紅葉を見に高尾山に平日(火曜日)に行ってきました。
都心から電車で比較的簡単にアクセス出来る事から人気のスポットである事は聞いてましたが、
平日なのに、人人人!
その中でひときわ多かったのが、お年を召した方々!
え、本当に大丈夫なんですか、おとうさん、おかあさん。。という年の方が沢山いらっしゃいました。
登ってみて分かったのですが、ここ高尾山は、おじーちゃん、おばーちゃん達の夢の国、ディズニーランドなのです。外人さんももちろん沢山いました~。
そう、ディズニーのような楽しさがそこらかしこに散りばめられておるエンターテイメントな山だったのじゃ。
そんなわけで、登るのに要する時間や最適な時間帯、御食事処や見学スポット、見どころ、紅葉具合などを徹底解説していきます。これであなたも高尾山に行きたくなるに違いない!
もくじ
高尾山へのアクセスとオススメの到着時間
まず、高尾山へのアクセスですが、電車がオススメです。
都心からだと1時間かからない程度、
もうちょっと離れた所でも、1時間半~2時間程度で、特急料金なしで行けちゃいます。
京王電鉄の高尾山口駅下車です。
この高尾山口駅に私は11時ごろに着きました。
なぜこの時間帯にしたかというと、都内のラッシュを避けるためです。
さすがに朝7時~8時半台に首都圏に突入すると、ぎゅうぎゅうラッシュに合うかなと思い、
ややゆっくり目に出発しました。
ただ、もうちょっと早く着く事をオススメします。
というのも、
リフトとケーブルカーがめっちゃ混む!!
平日ですよこれ(汗)
気合いの入った服装のご長寿の皆様の大行列に圧巻(汗)。
リフト30分、ケーブルカー40分待ちですって。
高尾山口駅から、歩いて10分もかからない程度くらいの所にリフトとケーブルカーがあり、
それに乗って中腹まで行けます。
しかし、それに乗るために30分近く待つはめになります。(紅葉シーズンや桜シーズンだけかもしれませんが。。)
我々は待つくらいなら、足で登ろうという事で、中腹までも徒歩で登る事にしました。
ちなみにリフト乗り場に沢山の売店、自販機、トイレなど、一通り揃っているので、
特にリフトを使わずに徒歩で登るのであれば、トイレを済ませて、必ず飲み物は買っておきましょう。中腹までは自販機とかないので。
実はこのリフト区間が一番キツイ!!
実はこのリフトが通ってるふもとから中腹までの登山が一番キツイです(笑)。
中腹から頂上までは、そこまでキツくありません。
観光スポットも沢山あり、楽しみながら惰性で登れます。
しかし、この中腹までは、鬼のような急な上り坂がひたすら続きます(笑)。
多くの人が使う1号路(表参道コース)で、所要時間は若者で30分くらいです。
ゆっくりペースだと、45分~1時間くらいかかるかもしれません。
こんないろは坂みたいなんがひたすら続きますが、
ところどころ、お地蔵さんやらがあって、面白いです。
というかですね、結構70過ぎじゃないかと思われるおばあちゃまとかが、
すごく楽しそうに杖つきながら、せっせとこの鬼のような坂を登ってる姿には度肝を抜かれましたよ。しかもそういう人結構いましたからね。。ご長寿のワンダーランドはまだ始まったばかりなのである。
注意!下山は15時には開始せよ!
ちなみに1号コースなら、しっかり舗装された道が続きますし、
遭難の心配などもほぼないです。。が。。1つ注意点。
中腹からふもとまで電灯がありません。
つまり、日が沈んだ後、この道を戻るのは危険です。
そしてリフトは16時~17時、ケーブルカーも17時~18時くらいには営業終了になります。
(詳しくはウェブサイトを参照)
ちなみに帰りのリフトとケーブルカーも大行列でしたよ。
私はリフトで帰りました。でも15分位列んで乗れましたけどね。
ちなみにチケットは行列並ぶ前に買うか、同行の人に並んでもらいつつ、もう一人が買いに行くって感じです。
特に紅葉シーズンなんかは、16時くらいになると、山影で暗くなってきますから、
遅くとも15時頃には頂上から下山開始してくださいね。
ちなみに中腹から頂上までも、せっせと直線で行くなら、
30分~1時間くらいで行けちゃう距離です。
特に帰りは下り坂なので、てくてく行けちゃいます。
ただ、結構写真撮ったり、仏閣見たり、お土産買ったり、ご飯食べたりとかやってると、
時間経って、あっという間に1日終わります。
我々も、11時に高尾山口駅出発して、同駅に戻ってきたのは17時近くでしたので。
じっくり高尾山を楽しむなら、10時とか9時に高尾山口駅に着く位で良いと思います。
食べ物や飲み物スポットについて
高尾山には、沢山のお店や売店があります。
ただしコンビニはありませんので、コンビニのおにぎり、パンなんかを期待している人は、
事前に買ってくる事をオススメします。
高尾山口駅にも、お土産屋や御食事処はありますが、コンビニは見かけませんでしたし。
ふもとのケーブルカー乗り場付近には、沢山のお土産屋があります。
また、お蕎麦屋さんなどの食事処も何件か駅との間にあります。
中腹にも、展望台レストランがあったり、
随時団子屋などの出店はありますし、
自動販売機も随所観光スポットにあります。
食べ物は団子やお蕎麦などが多いです。
そして、御食事処はやっぱり混んでますので、
並ばず食べたいという人は、ご自身でお弁当を用意してきたり、
コンビニで買っておきましょう。
ただ、1号路以外のコースで行く場合は本気の山道なので、
そういった売店や自販機がありませんので、気を付けてください。
高尾山の見どころ、観光スポット
高尾山は、中腹からは見どころが常に出てきます。
お年寄りがこぞって遊びに来る理由も見えてきます。
中腹のリフト乗り場、ケーブルカー乗り場を過ぎると、
まず、霞台展望台があります。
山の中を歩いていたはずが、ひょっこり東京の町並みが現れます。
手前が山々と紅葉、奥にビル群というコントラストが面白く、スカイツリーも目視で分かります。
ここを過ぎると、今度はさる園があります。
別に猿回しとかやってるわけではないです。
有料ですが、時間がある人は、寄ってみては。
ここからは、仏閣系です。
仏舎利塔。なんだかタイのお寺のような形だなと思ったら、日泰友好と書いてありました。
ちなみになんとお釈迦様の遺骨がここには納められているんだそうです。お釈迦様はネパールの方ですから、分骨されて、ここにも納められているのでしょうね。
そう考えると結構すごい所ですね。
そして、まだこれは序の口で、
ここからさらに頂上を目指して歩いていくと、
巨大なお寺が出現します。
いや~、山のもみじに、この門、実物はすごい迫力ですよ。
そしてこのお寺の敷地がすごく広くて、これはまだ序章に過ぎないんです。
高尾山って天狗を祀ってる山なんですね~。そうこのお寺薬王院は天狗のお寺なんです。
しかも、変に面白いお寺なのだ。
例えば、願いを叶えるために、輪っかくぐって。。
そして棍棒で、今度は輪っかをガコンガコンぶっ叩いたり(爆)
かと思えば、懺悔しながら、くるくる石回したり。。(汗)
いちいち謎のご利益アトラクションがあるのが、またご長寿にウケてるのかもしれません(笑)。
これで終わりかと思いきや、
え、まだ上があるの?
なんかすごいの出てきたよ!!
そういえば、天狗って2種類あるな~と思ったら、くちばしの方は烏天狗なんだそうです。
なるほど~。
赤っ鼻の方は、昔渡来した赤く日に焼けた鼻の高い欧米人を日本人が初めて見た時に表現したものだって外国人が言ってたなぁ。うん、あり得ますね。顎割れてるしね。
そして、ぱお~~~~んと笛を吹きながら、天狗っぽいかっこした住職行列。。
見どころが多すぎる。。。(笑)。
なんか明らかにプロな感じのも混ざってたりね(笑)。
頂上に待っているご褒美とは?
あまりにもこの天狗の寺、薬王院の景色、紅葉が美しく、十分面白いので、
もう頂上行かなくて良くない?帰ろうか。。
みたいな気持ちにもなりましたが、ここから頂上までは大して遠くないので、
せっかくなので行きましょう。
20分程度で着きますよ。
というのも、頂上からのみ見えるあるものがあるんですよ。
そうそう、この看板と記念撮影しとかないとね、証拠として。
って、これがメインじゃないですよ。
奥の方にひょっこり見えるでしょ。
富士山ですよ~!
時間帯によっては、富士山に日が沈むダイヤモンド富士も見えるんだとか。
(ただ、先程も言ったように、帰りのケーブルカーとリフトの時間とか考慮しないと下山危ないですからね。素人は素直に帰りましょう。)
また逆に早朝に来た方が、陽の光的にくっきり雪化粧が見えるんだそうです。
ちなみに、他の登山コース行くと、吊橋なんかもあったりと、
なにかと面白スポットは尽きません。
もちろん、紅葉は素晴らしい!
やはり山の紅葉というのは、木が巨大かつ、立体的に茂っているので、見ごたえが公園とは違いますね。
ただ単に紅葉見るためだけに公園を散歩するのは、そんなに楽しくないと思うのですが、
高尾山は仏閣もインパクトがあり、クセがあって面白いですし、
山登りで楽しく良い運動にもなるのがまたお年寄りにもウケてる理由なのではと思いました。
このリフトからの眺めも絶景で最高でした。紅葉を空宙から眺めつつ、遠くには東京の町並みが見えるっていうね。
ちなみにこのリフトは、落下防止バーみたいなのはないです(笑)。
ただ、ちょこんと座るだけ。
「ひゃー―!」ってビビって叫んでる外人さんとかもいましたね(笑)。
うーん、たしかに安全バーがないので、私も落ちたりしないのかと心配になりましたけど、
全然揺れたりもしませんし、安全でしたよ。またこのスリルが高尾山アトラクションなんですよね(笑)。
このリフト12分間くらいのライドなんですが、
行きを徒歩で登ってると、
「こんなに高い所まで登ってきてたのか~」と実感出来ます。
ちなみにケーブルカーだと、半分の6分間のライドです。
リフトは途中でカメラマンがいて記念撮影してくれます、写真を買う事も出来ます。
防寒だけはしっかり!
やはり山ですから、寒いです。
特に紅葉シーズン、桜シーズンなどは、まだまだ寒いですから、
しっかりコート羽織って、ホッカイロ持ってきてくださいね。
確かに登山なので、途中で汗かきますし、
日差しの下にいれば、ポカポカ暖かいですが、
日陰に入ると、一気に身体が冷えていきます。
汗も冷たくなって、身体を冷却していきますしね。
特に手がすごく冷たくなって辛いので、
手袋とホッカイロは忘れずに。
高尾山情報まとめ
- 朝9時過ぎるとどんどんリフトとケーブルカーは行列になってきて、30分待ちとかになる。
- ちなみにリフトケーブルカーチケット付きの往復切符が京王線の駅で買えたりもする(高尾山きっぷ参照)。2割引になるので得な面もあるが、リフトに乗るか徒歩で登るかを行列を見て決めたい場合は買わない方が良いかも。
- 平日の場合は、都内の通勤ラッシュ時間にも注意
- コンビニは近くにないが、出店や御食事処、自販機、土産屋などは各所にある。食事処はどこも混むので、お弁当持参がオススメ。
- ベンチもちょこちょこあるが、混むのでレジャーシートもあると便利。
- トイレも各ポイントにある。
- リフト、ケーブルカーで行けるふもとから中腹までが一番キツイ。
- 中腹から頂上まではそんなに辛くない。
- 1号路(表参道コース)が見どころは一番多いし、出店も多く、道も舗装されてて安全。
- 頂上からは天気が良ければ富士山も見える
- リフトやケーブルカーは16時半~18時前後に終了するので、それに乗り遅れないように帰るべし。徒歩だと電灯がなく危険。日没前(17時)には下山する事。山をナメるとあの世行きです。
- 帰りのリフト、ケーブルカーも行列で混みます。15分~30分位は列ぶ覚悟をしておきましょう。
- ジャケット、手袋、ホッカイロなど、防寒対策はしっかり。
- 休まず登り続けるなら、1時間半もあれば、ふもとから頂上まで行けますし、下りはもっと早く下山出来ます。しかし、見どころが多いので、なんだかんだ1日潰れます。
- お昼休憩、写真撮影、スポット見学などなど、いろいろしているとなんだかんだ6時間くらいは簡単に過ぎますので、暗くなる時間から逆算して、出発時間を考えてくださいね。
というわけで、高尾山、かなりオススメです。
手軽に日本風情を味わいながら、良い運動になるというのが、素晴らしいですね。