オーストラリアに自分探しの旅に出たこじらせフリーター男のYが、次々と現れるこじらせ女達との壮絶な国際恋愛バトルの末にまさかの人種とドタバタ国際結婚に至るまでのノンフィクション・ドキュメンタリーを綴っていく国際婚活物語Vol.11。(Vol.10はこちら)
恋に落ちた中華ロリっ子の福ちゃんを失い、
度重なる悲恋に絶望ヒッキーになるかと思われたY氏。
しかし、彼は意外にも前向きだった。その理由とは。。
福ちゃんを失い、職場にも馴染めず、ぼっちになってしまうと思われていたのだけど、
そんな事はなかった。
なぜなら、福ちゃんは、私が職場に馴染めるように、
いつも職場の仲間と自分をつなぐように会話に混ぜてくれて、
それぞれの仲間の素性とか相関関係とかも全部教えてくれていた。
この職場には日本人は私一人だけで、
英語でコミュニケーションを取る必要があるが、
それも福ちゃん先生がデート中ずーっと英会話を教えてくれてたおかげで
全く問題なかった。
そう、福ちゃんは失ったけど、福ちゃんのおかげで
私は職場に馴染めていた。仲間と楽しく仕事を続ける事が出来たのだ。
どこまで女神なんだあんたは。。
語学学校での出会い!?
そういえば、職場のマネージャーに
「あんた、もっと英語力伸ばしたいなら、私が安くていい学校紹介してあげるよ。知り合いの日本人がそこでエージェントもやってるから、あんたも相談しやすいだろう。」
とマネージャーに紹介された英会話学校にも通い始めた。
そこの学生はほとんど日本人と韓国人だったけど、
積極的に仲良くしてくれる韓国人の女の子がいて、
彼女のシェアハウスのパーティーにも招いてくれたりもした。
ただ、進展する感じは一切なく、あくまで異性の友達という感じでお互い接していた。
なぜか?
うーん、男を内心恐れてる人のオーラを出してたから。
彼女の周りには男友達が実際沢山いて、
きっとこの中の複数人は彼女の事、ちょっと意識してそうって男もいたんだけど、
なんか、彼女が恋愛モードに踏み込ませまいみたいなキャラをずっと演じてる感じがした。
コミカルなキャラ、昔シノラーっていたじゃん(わかんねぇか。。)
今だったら誰だろう、イモトみたいな感じかな。。
あんな感じのキャラを演じていて、
無意識に自分を男という脅威から守ってるような感じがした。
今思うと、
彼氏欲しいけど、男友達止まりで全然彼氏が出来ないのって言ってる女子に
共通している事がある。
これは顔とか容姿とかの問題ではなくて、
1. わざと色気を消して、男友達っぽく振る舞ってる。
2. 男性経験がなくて、肉体関係を恐れている。
特に2番、多分、親に「婚前交渉なんて最低な事よ!」とか「男は野獣だから絶対に近づいちゃダメよ!人生台無しになるのよ」みたいな事を吹き込まれてるんだと思う。
だから、彼氏が欲しいと思いつつも、
肉体関係になり得るような関係にならないように、
男友達からの進展を恐れて、無意識に距離を取ってしまうんだと思った。
そんな感じで、語学学校ライフをそれなりに過ごしていた時、
意外にも、私のシェアハウスの韓国人シェアメイト(男)も同じ学校に偶然入ってきた。
この男がのちの私の運命を握っているとは、
この時点では知るよしもなかったのだが。。
(決してBL的な展開にはならないので、期待しないでくださいw)
職場にいた変な女に惑わされ始める。。
実は、私が農家へ4ヶ月間行くちょっと前に働き始めた女がいて、
その女も農家から帰ってきてからも働いていて、
「よぉ!まだいたんだな!」と再会となっていた。
この女は変わった奴で、いつも私に、わざと突っかかってきて、
からかって楽しんでる奴だった。
進撃の巨人で言えば、私がマルロなら、奴はヒッチだ。まさにあんな感じの女だ。
私は私で、それが悪い気分ではなかったので、
わざと汚い言葉や命令口調を使って、対抗して楽しんでいた。
ヒッチ女「あら~Y氏~、何食べてんの~?私にもそれ頂戴よ~。」
私「ほらよ」
ヒッチ女「あら~、もっと愛を込めて私に渡しなさいよ~。愛が足りないわねぇ~」
私「貴様にはこれで十分すぎると思うのだが?」
ヒッチ女「あら、じゃあ、この箱ちょっと重くて私運びたくないから、Y氏、運んどいて。」
私「なんで俺がやるんだよ!」
こんな感じのコントが日々、繰り広げられていた。
別に私のタイプな女ではないはずなのだが、
毎日「こいつ何なんだ!?」って思わせるような発言をするので、
どうしても気になってしまう。
そう、気になって、気になって、毎日そいつの事を考えてるうちに
「もしかして好きなのか?」ってなってくるアレですよ(爆)。
なんだかんだ、「おい、おまえ、連絡先くらい教えとけよ~」とか
こっちも恥ずかし隠しの先輩ずらで、連絡先を聞き出し、
「今度飯でも行かねーか?」と誘ってみた。
「いいわよ。じゃあ、チャイナタウンで待ち合わせで」との事で承諾されたので、
ちょっとカッコつけてチャイナタウンに向かうのだが。。
来ない。。。
ヒューーーー(風)。。。
しばらくして、ピピっ!ショートメールが来た。
「ごめん、行けなくなった。急用で。悪い!」
ドタキャンされた~~~!!!
次回、変な女に調子を狂わされ、どんどんおかしくなっていくY氏。
恋愛を諦めかけたY氏だったが、そこにあの男からの招待状が。。
人生を起死回生リライトできるのか?Vol.12へ!