【こじらせ国際恋愛 Vol.37】頭を打って魔性が抜けた女

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オーストラリアに自分探しの旅に出たこじらせフリーター男のYが、次々と現れるこじらせ女達との壮絶な国際恋愛バトルの末にまさかの人種とドタバタ国際結婚に至るまでのノンフィクション・ドキュメンタリーを綴っていく、こじらせ国際恋愛道 Vol.37。(Vol.36はこちら) <Vol.1はこっち>

別れたタイ女チェリーが事故に遭い、知らせを受けて別れた2日後には再会となったY氏。
そんなチェリーの回復を見守るY氏であったが、このまま復縁となるのか!?


チェリーが事故ってからというもの、
一応、毎日仕事帰りにチェリーのマンションに寄っていた。

事故で大きくひん曲がってしまっていた口元だが、
日が経つに連れ、腫れもひいていき、
だいぶ違和感もなくなってきた。

まだ、完全に唇がきれいに閉じれていない状態ではあるが、
案外傷も残らず美しい元の顔に戻ってきていて、
本人もそれを安堵していた。

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チェリーの意外な変化

徐々に元気を取り戻すチェリー。

C「私が事故で血まみれになって大変だった時に、日本の女とイチャイチャカラオケ行ってたですって~。キーーー!」(Vol.33参照)

といつものチェリーに戻ってきていた(笑)。

いや、あの時はもう別れてたし、
お前が勝手に俺がカラオケ楽しんでる時に事故ったんやん(爆)。

そんな強気な女を演じているチェリーだが、
やはり前とは違って心細そうなのは見て分かる。

最近は夜、リハビリがてら、ちょっと一緒に散歩していたのだが、
寂しそうな奴の姿を見て、手を思わず握った。

C「ねぇ、もう私の彼氏じゃないんでしょ?・・」

Y「・・ま、気にすんなよ。お前、手、氷のように冷てぇな。。冷え性か?」

自分でも分からない状態だった。

ただ、それからチェリーに1つ変化があった。

何でも話すチェリー

それからだ。チェリーは信じられないくらいおしゃべりになった。

今までいつもムスーっとして、何を聞いても「シークレット」としか答えなかった女、

だから私も実はスパイなのかとか、黒の組織のメンバーじゃないかとか、
いろいろ疑っていたのだが、(いや、スパイされるほどの情報は持ってないが。。)

そんなチェリーが自分の事を語り始めたのだ。。

タイでは大学で化学を勉強し、
その後、研究員として、製薬会社で働いていた事、

そして、大人を小さくする薬を開発し、黒のそ。。。じゃなくて、
(おっとこっちは妄想の方だった)

その製薬会社では、結構良い給料をもらってて、順風満帆だったけど、
なんか私、このままの人生で終わってしまっていいのかしら。。
こんな普通の刺激のない人生でいいの?・・

という事で新たな自分と刺激的な人生を求めてオーストラリアに来た事。

そして、突如同じクラスに入ってきた見た目はアレで頭脳もアレな日本人。
きっとさぞ彼女にとっては刺激的だったのだろう(笑)。

その後も、家族の写真や学生時代の写真なども見せてくれた。
ほっ。。当時から女。トランスジェンダーではないようだ(爆:ここ一番心配)。

秘密主義だった女が今では何でも話す女に。。

あまりのチェリーの激変ぶりに驚いたが、
その理由は知っていた。

そうだ、

事故で頭を思い切り打ったからだ!!(そこかい!)

そう、悟空だって赤ん坊の時、頭打ったおかげでサイヤ人の凶暴性が抜けたんだから。
それと一緒、一緒(爆)。

これもきっとタイの仏の荒療治なのだろう。

理由はなんでも構わない。
やっと相手が心を開いてくれた。それが嬉しかったのだから。

次回、チェリーが唯一ひた隠していた年齢が発覚で、Y氏発狂か!?
そして、キャットが全てを知っていた理由がまた予想の斜め上を行っていた。
どうするY氏!?続きはVol.38で!!

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