日本の永住権申請に最適なタイミングは?実は早い方が有利と感じた理由。

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先日、ありがたい事に、日本に来て2年9ヶ月になるうちのタイ人のかみさんが無事、日本の永住権を獲得する事が出来ました。

ちなみに手続きは自分達だけで全部やりました。

妻は日本人配偶者等(配偶者ビザ/結婚ビザ)で3年間の滞在許可を得て、
2年経った時に、永住許可申請を入管に出しました。

この記事では、

  • 日本の永住権の申請はいつどのタイミングでするのがベストなのか
  • 何が永住権の合否に関係してくるのか?

について、自分達の経験談から話していきます。

注意:当方は法律家でもなんでもないので、あくまで個人的意見であり、
この話は参考程度に考えておいてください。
実際に申請する前には、法律家の意見もよく聞く事を強くおすすめします。

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日本の永住権の申請はどのタイミングでするのがベスト?

うちの妻が永住権申請をした時の事を鑑みると、

日本の永住権申請をするベストなタイミングは

  • 要件を満たしたらできるだけ早く
  • 収入が沢山あった次の年に

という2つの条件をベースに、永住権申請するのがベストだと考えます。

要件を満たしたらできるだけ早く永住権申請した方がいい理由

法務省によると、

日本人,永住者及び特別永住者の配偶者の場合,実体を伴った婚姻生活が3年以上継続し,かつ,引き続き1年以上本邦に在留していること。その実子等の場合は1年以上本邦に継続して在留していること

法務省HPより引用

という事なので、

日本国内で結婚して、一緒に住み始めたならそれから3年後、
もしくは、結婚して海外ですでに2年以上一緒に住んでて、
それから日本に結婚ビザ(日本人配偶者等)で来てさらに1年一緒に住んでたなら、

もう永住権申請できるって事なんです。

ただし、他にも要件はあって、例えば「現に有している在留資格について,出入国管理及び難民認定法施行規則別表第2に規定されている最長の在留期間をもって在留していること。」という文言から、日本人配偶者等ビザの在留期限が3年は最低ないと申請できないと考えた方が良いです。

今、最長の日本人配偶者等の在留期限は5年ですが、3年のうちの妻でも申請できました。

この要件を満たし次第、早速永住権申請した方が良いと私は思います。

なぜ早い方が良いと考えるのかの理由として

  • 日本人配偶者等ビザ更新をしなくて済む
  • 素行が善良であることを証明しやすい

という2つのメリットを感じるからです。

日本人配偶者等ビザ更新をしなくて済む

日本に住み始める時に、まずは日本人配偶者等(配偶者ビザ)で日本に滞在し始めますよね。

で、3年後とか5年後とかに、ビザ更新をまたしなきゃいけないわけですが、
そのビザ更新には4000円かかりますから、

そのビザ更新前に永住権が取れたら4000円の節約になるわけです。
(ちなみに永住許可証を得る時には8000円かかります)

そして、この永住許可申請をしてから、実際に永住許可が下りるまでには
最低でも大体8ヶ月かかります。追加書類とか要求された場合、
1年ちょっととかを見ておく必要があります。

そう考えると、配偶者ビザの期限が1年以上あるうちに条件を満たしたなら
できるだけ早く申請してしまった方がお得だよねというわけです。

素行が善良であることを証明しやすい

法務省の永住許可の要件に「素行が善良であること」という項目があります。

ただ、これは日本人配偶者が申請する場合は、
要件に含まれないとも書かれています。

じゃあ、素行が善良じゃない悪い事してる人が
永住許可されるのかって言ったら
間違いなくそんな事はありません。

というのも、もう一つの永住申請要件である
「その者の永住が日本国の利益に合すると認められること」っていう要件に、「罰金刑や懲役刑などを受けていないこと」という条件があり、「素行の良し悪し」も含まれてるからです。

で、この素行の良し悪しって部分を、何をものさしに判断してるのかと考えた時、
例えば、交通違反で警察のお世話になったとか、そういうのも含まれると考えられるわけです。

例えば、自転車に乗ってて、信号無視して捕まったとか、
そういうのもチェックされてると考えるべきであり、
それで罰金となった場合は、罰金刑に含まれる可能性もあります。

(うちは信号無視ダメだよ、傘差し運転とか、ケータイ見ながらとか絶対ダメだぞ!としっかり教育してます)

特に車を運転してる場合なんかは注意が必要ですね。
違反で捕まったら一発で罰金刑に入ってしまうわけなので。

そういう減点対象がないうちに、もしくは少ないうちに
申請した方が有利じゃないかと思うわけです。

日本に来たばかりの時は緊張感を持って生活してますが、
慣れてくると、調子に乗ってやらかすと思うのですよ。

なので、むしろ緊張感があるうちに申請した方が良いのではと
当方は思うわけです。

ただし、収入面もとても重要なので、
そっちの条件が揃った時に申請するのがベストとも言えます。

収入が沢山ある時期に

これは、永住権だけでなく、単純にビザ更新でも関わってくる事ですが、
申請人本人と配偶者、どちらかに充分な収入や貯金がある事を
しっかりと証明する事が重要になってきます。

例えば、自営業の人なら、毎年収入は変わってくると思います。
そして、「去年はちょっと収入が大幅に減ってしまってイマイチだったな」と
いう状態で、

そのせいで充分な生活資金がないと思われてしまうのではという不安が残るのであれば、

その年の申請は見送って、
収入が回復した次の年に申請する方が通る可能性は高くなると言えるでしょう。

なぜなら、永住申請時に、前年度の収入証明を提出するからです。

なので、去年の収入が良く、充分これから生活していく余裕があると証明できる状態の時に、永住申請する事で、入管に認めてもらいやすくなると言えるでしょう。

もちろん、申請人御本人も日本で職に就けているのであれば、なお印象は良いですね。

そういう意味で、収入証明に載ってる金額がいつもよりかなり悪いという場合は、
頑張って年収を増やして、収入証明の金額が良い時に申請した方がむしろ通りやすいと考えられるわけです。

国としても、お金が無くなって生活保護とか受けるようになる外国人が出てくる事が一番国の利益にならないわけです。そういう人には日本には永住して欲しくないわけです。

ただこの収入面に関しては、永住申請でなくても、
単純な配偶者ビザ申請でもチェックされる所なので、
配偶者ビザ、永住権、どちらを申請するにしても、
収入が激減しないように気を付ける必要はありますね。

永住権申請をしたタイミング -うちの場合-

うちの場合は、すでに海外での婚姻同居生活が3年以上あったので、
日本に来てから1年後には、もう実は永住申請出来たのですが、

我々の場合は、「え?永住権申請って配偶者等なら日本来て1年後には申請できるの(汗)?ほんとに?」とその事実を知ったのが、日本に来て1年以上経った後でした。

そして、丁度、妻(タイ人)が、
ハローワークで紹介された日本語学校に通ったり、
パートで仕事をしだしたりした事もあり

だったら、2年ちょうど経った時の方が、
申請人本人が日本で仕事や勉強してる実績が書けて良いんじゃないだろうか?
という解釈と、

せっかく3年間の配偶者ビザがあるんだから、
それが切れるよりだいぶ前に申請して、玉砕するのも申請損で嫌だし、
でも次のビザ更新より前に1度チャレンジして通ればベストだよな・・

という丁度良い兼ね合いを探った結果、2年経った時に出す事にしたのでした。

結果、無事永住権を獲得出来たので、結果オーライだったと感じています。

こっちの記事も参考までに

日本の永住権下りました。永住申請からかかった期間と入管で受け取りの流れ。

というわけで、永住許可申請するタイミングとしては、

収入証明がちゃんと出来る状態なら、
さっさと要件を満たしたら申請した方が永住許可下りやすいんじゃないかな
というのが私の結論です。

法律家のサイトなども見ながら、
ベストタイミングを探ってみてくださいね!

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