【こじらせ国際恋愛 Vol.7】農家は辛いよ、ジャンキーだよ。

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オーストラリアに自分探しの旅に出たこじらせフリーター男のYが、次々と現れるこじらせ女達との壮絶な国際恋愛バトルの末にまさかの人種とドタバタ国際結婚に至るまでのノンフィクション・ドキュメンタリーを綴っていくVol.7、なんか国際婚活記録みたくなってきた。。(Vol.6はこちら)

農家でトマトやズッキーニを収穫しながら、テント生活を続けるY氏。
その心の支えは、頻繁にメールをくれる遠距離恋愛っぽい関係の中華童顔娘の福ちゃんのエールだった。そんな福ちゃんとのメールの雲行きもあやしくなってきて。。


あぁ~腰痛て~。

と、ぎゅーっとエビ反りして、腰を伸ばすY氏。
これは決して、リア充ライフを満喫している人の自慢腰痛とは違う。

毎日トマトやズッキーニを中腰で収穫してるから、
腰が悲鳴あげてるだけである。

そんなY氏に新たな出会いは訪れないのか?

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田舎暮らしの危ない事情

我々はキャラバンパークと呼ばれる、
テントやキャンプカー生活する場所で日々を過ごしていた。

ここでも出会いはいろいろあるし、
白人のビューリフォーなオネェさんもちょくちょくいたりする。

ただ、私は彼らと徐々に距離が離れていく。。

なぜかというと、みんなジャンキーなのですよ。

暇さえあれば、みんなで酒飲んで、草巻いて、ドラッグタイム。

うーん、ちょっとね、着いていけないし、
あんま近寄りたくなくなっていった。

いや、普段はフレンドリーで普通に優しいんだけどね、みんな。

あ、ちなみに、私はタバコすら吸わない人なので、
そういう系全般興味ないし、無理です。つうか、違法だしね。

でも、農家で手作業でやってると、体中すげぇ痛くなるし、
毎日ただただトマト収穫してると、頭がおかしくなってくる。

指にも洗っても落ちないほど、泥がシワや爪に染み付いちゃってボロボロになるし、
痛みを和らげる意味でも、楽しみがない田舎じゃ、

みんなやる事は
酒とマスターベーションとドラッグしかねーんだろうなぁ~と、
農業体験してみてしみじみ思ってしまったよ。。

そんな疲れ果てた体と心を癒やしてくれるのは、
福ちゃんから届く応援メールだったのが、

ある時、ちょっとやらかしてしまったのだ。

福ちゃんとのメールが終わる!?

私が返信した時、ちょっと半分からかい言葉のような感じの事を
メールで送信してしまった。

「これ、変に悪く捉えられないといいなぁ~」って思ってたんだけど、
その嫌な予感がちょっとヒットしてしまったらしい。

福ちゃんからの返信の最後に
「今日のメールはちょっと攻撃的に感じたよ。そういう意味じゃないとは思うけど。。」
と書いてあった。

あちゃ~。

私、これ、結構やっちゃうんですよ。
結構冗談が下手なので、調子乗って毒づいて言った一言で
相手が傷付いて嫌われちゃったって経験、結構あります(爆)。

すぐに平謝りメールを送り、福ちゃんも理解してくれましたが、
逆に私も、一旦反省しよう、また同じ事しないように謹慎しようと思い、
自分からメールするのを控えちゃいました。

当然、向こうからもメールほとんど来なくなってしまいました。

それでも福ちゃんは、2ヶ月間ぐらい、ずっとメールしてくれて、
私はお陰様で、すんごく英語の勉強になりました。

ありがとう福ちゃん、そしてごめんよ!

と思いつつ、私は現地での農業生活に集中しました。
現地で出会う人達との交流や、英語での交渉など、
いろいろ一人で出来る事を頑張ってみました。

それはそれで、また出会いもあったし、涙あり、笑いあり、すごく楽しかった。

そして、なんだかんだ、こちらへ来て4ヶ月も経ちました。

農家での契約も終了し、私は自由の身!

一緒に来た日本人の仲間とも別れを告げて、
この町から出て、他の有名都市やビーチを一人で旅しました。

4ヶ月ぶりに、硬い地面に寝袋ではなく、
ホテルのベッドで横になった時は、
「うわ!布団ってこんなんだったけ?宙に浮いてるみてぇ!!」と
あまりの快適さに涙が出たほど感動してしまいました。

でも、なんか一人ぼっちで旅してても、
誰も一緒にこの素晴らしさを共感してくれないし、
なんか寂しいなぁ。。

じゃあ、ぼちぼち帰るか。。

私は元いた街に帰る事にしました。

次回、以前仕事をしていたスーパーに戻ってきたY氏。
そこに福ちゃんの姿は。。。そこに待つのは天国か地獄か。。Vol.8に続く。

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