【こじらせ国際恋愛 Vol.40】アレを薬局で買うより恥ずかしい強要は勘弁。

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オーストラリアに自分探しの旅に出たこじらせフリーター男のYが、次々と現れるこじらせ女達との壮絶な国際恋愛バトルの末にまさかの人種とドタバタ国際結婚に至るまでのノンフィクション・ドキュメンタリーを綴っていく、こじらせ国際恋愛道 Vol.40。(Vol.39はこちら) <Vol.1はこっち>

タイ女チェリーとの復縁後、順調に仲を深めていっていたY氏。
そんなY氏、今回は文化の違いでとんだ赤っ恥をかかされる事に!?はぁ。。


私が昔から嫌いなイベントがある。
それはバレンタインだ。

チョコがもらえるか、もらえないかとか、どうでもいいのだ。
そういう男女、お互いを無意味に意識させたり、
ドキドキさせたりするのを煽るこのイベントが心底大嫌いだった。

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チェリーからのまさかの要求

この日は、その大嫌いなバレンタインデーであった。

その日、チェリーから、テディベアの人形と手紙が渡された。

そして、チェリーから思いがけない言葉が出てきた。

チェリー「ねぇ、今日はバレンタインデーよ。私にバラの花をプレゼントしてよ!」

は??????

ん、どういう事だ。。Y氏には彼女が言ってる事が理解出来なかった。
バラの花をプレゼント!?なんじゃそりゃ!?

Y氏「チェリー、言ってる事が拙者には分からぬでござる。拙者の国、日本ではバレンタインデーは女が好きな男に告白したり、女が男にチョコを送る日でござるよ。おぬしが言ってる事が意味不明でござるよ。」

と、実際には英語で言ってるので、ござるとは言ってないが、
日本のバレンタインデーをタイ人チェリーに説明した。

すると、

チェリー「え?そうなの?タイでは、男女関係なく、好きな人に送り物をする日よ。特に男はバラの花束を女性に送るのが当たり前なのよ。」

にゃに~~~~(汗)

知りたくもない情報を知ってしまった(爆)。

バラ、バラの花だと。あれだ、あれ、よくアメリカの恋愛ドラマである、
一輪のラッピングされたバラをバレないように背中の後ろに隠しながら、女に会って、
これ、君に~って出す、あの手を後ろにしてる時点でバレバレだし気色悪いあのシーンを私にやれと言っているわけだ。

ゲロゲロゲロ~~~。うう、マジで吐き気がする。
いくらなんでも、私はそんなキザ野郎は演じられんぞ。。

それにな、そもそもとして、私のような男が、花屋でバラを一輪買うとか、
ものすんごい恥ずかしい。男がバラの花片手にストリート歩くとか、もうね、

それだったら、私はね、コンドームの箱片手にストリート歩いた方がまだ恥ずかしくないよ(爆)。

うん、コンドーム買うより恥ずかしい。まじで(爆)。

Y氏「チェリー、欲しい物があるなら、なんか買ってやってもいいが、バラは勘弁してくれ。マジ無理だ。。」

チェリー「え~、バラが欲しい~、ほら、あそこ見てよ。男がバラ持ってるでしょ~」

確かに妙にオシャレ系なタイ人っぽい奴がバラを持って歩いてるよ~キショーーーー(おちつけ)っていうか、あいつ絶対ゲイだよ。ゲイの髪型してるもん、絶対ゲイ。そりゃゲイなら買えるだろ(え?)

Y氏「だから、無理だって、俺、そういうキャラじゃないし~~。ここタイじゃないし~!!」

チャリー「ここ日本でもないしーーー!!」

Y氏「は~~~?オーストラリア人、バラなんて買ってねーじゃねーかよ~。さっきの奴も明らかにタイ人じゃねぇ~かよ~~しかもナルシストっぽい奴~~、他の物にしろよ、他のものに~~。」

そんな小競り合いをしながら、街を歩いていると、
道端で、バケツにバラを入れて、「1本5ドル」みたいな感じで売ってる
おっちゃんがいた。

チェリー「ほら、Y氏~、あそこで売ってるじゃない。買ってよ。」

Y氏「もう、勘弁してくれよ~~(出川状態)。俺一人で買うとか、ガチで無理だから。」

マジで、男一人で買うとか、本当に無理だ。
現地の大人のおもちゃショップで、オナホ買うより無理なのだ。。

Y氏「ふざけんなよ、もう、欲しいなら、一緒に来いよ~。ほら、そのバケツから好きなの選びやがれ、てやんでぇ!」

チェリーがバケツから、1本取り、
しゃあねぇなぁ、と財布から5ドル出して渡す私。

はぁ~~~。地獄は終わった。

Y氏「これで、いいんだろ?」

チェリー「ウフッ、嬉しい♪」

ああ、良かった。。ここで、私一人で買いに行かせて、例の海外ドラマのような渡し方をしろと言われていたら、キレて帰っていた所だった(爆)。

娘や妻の生理用品を買いに行かされるお父さんの気分だ(娘も妻もいないが。。)

どうせ、あれだろ?シェアメイトとかに、彼氏にもらったのよ~ヒャッハー、私リア充!って自慢するんだろ?Facebookとかにも書き込んで自慢しまくっちゃうんだろ?

って、やめろ!FacebookにY氏からもらったとか、書くなよ!キモいから!恥ずかしいから!やめろー(泣)。

だから、バレンタインなんて、マジで嫌いなんだよ~~~シネ!!!リア充爆発しろ!(いや、お前もリア充だ。)

と、バレンタインに対する憎悪を深めるY氏であった。

チェリーからの手紙

帰ってから、チェリーからもらった手紙を開けた。

「ヘイ、私の彼氏!会えて嬉しいぞ!ずっと一緒だぞ!チェリーより」

そうだな。。こんなエキサイティングな経験をさせて頂けるのもお前のおかげだな。。
なんて思いながら。。ここまでの道のりを感慨深く感じた。

数日後、ある人物から着信が。。

キャットの電話

そう、キャットだ。事故以来、久しぶりの電話だった。

キャット「ヘイ、Y~、あれから元気してたかにゃ~?」

Y氏「あぁ、キャット。お前のおかげで、チェリーと元通りだぜ。」

キャット「ハハハ。そりゃ、良かったわね。」

次回、キャットが大暴走でまさかのアレに言及でY氏も興奮!?
果たしてキャットの囁きはY氏にとって悪魔と天使どちらのささやきになるのか?
続きはVol.41で!!

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