オーストラリアに自分探しの旅に出たこじらせフリーター男のYが、次々と現れるこじらせ女達との壮絶な国際恋愛バトルの末にまさかの人種とドタバタ国際結婚に至るまでのノンフィクション・ドキュメンタリーを綴っていく国際婚活物語 Vol.20。(Vol.19はこちら) <Vol.1はこっち>
前回、遠足イベントにて、突如猛アピールをしてきたタイのお嬢様、もといハンター女・チェリー。イベントの次の日、学校に行くと、クラスではとんでもない事に。。。
次の日、語学学校に行き、クラスに入ると、
ゲイ男達が盛り上がっていた。
ゲイ男「Y氏~あなたの席はこっちよ~」と、
呼ぶ先には、昨日のあの女、チェリーがッッ!!
もうクラスでは、完全に、チェリーとY氏はカップルであるという事になっていた。
ちょっと待て(汗)、私、中国人の彼女いますって初日に宣言したよね?
あんたら全然それ気にしてないよね?ね?
昼になると、チェリーは働いているレストランのまかない弁当を複数だし、
「これ、Yの分だから、食べて。」と出してきた。。
もはや、完全に何がなんやら状態だが、
せっかく用意してくれたのなら、ありがたく頂こう。
据え膳食わぬは男の恥ってね、って使い方間違ってます私?
「うん、おいしいよ。。って、辛っれーーーー!!!!」
さすがタイ料理、時々激辛のが混じってる。
私辛いの苦手なんですけど~。。
笑いながら、みんなが辛くない奴を分けてくれる。
なんかみんな温かいし、優しい。。
なんだかんだ彼女がいないY氏にとっては、
正直、悪い気分ではなかったのも事実。
実際、チェリーは目がクリクリの清楚系美人だ。
前回、あの女はデンジャラス、この女もデンジャラスと
私に悪い虫が寄らないように監視役になっていた
ゲイ男やダイナマイト姉、その他の女達もなぜか応援ムードだし。。
こんな美人が自分の彼女に名乗りをあげるなら、
何が不服だというのか。。
自問自答しつつ、とりあえず流れに任せてみる事にした。
きっとチェリーからしたら、
計画通り!キリ!
なんだろうけど(爆)。
遠くから感じる視線。
そういえば、お昼休みになると、
遠くから視線を感じる。
視線の先には、微笑する黒髪ぱっつんストレートの女子とその仲間がいた。
どうやら隣のクラスの子らしいが、
顔つきから東南アジア系ではなく、自分と同種のアジア系の人だと分かる。
彼女はしきりに私にアイコンタクトを送っていた。
別の休み時間に、またその子達がいたので、
同じテーブルに座って話しかけてみると、
意外な言葉が。。
女「やっと話せたね、Y君。どう?学校には慣れた?」
Y「え?日本語?!」
そう、彼女はとても流暢な日本語を話している。え、日本人!?
新たな女がさらに乱入で、Y氏はどうなる!?
よりどりみどり状態のY氏に今度こそ彼女は出来るのか?!
Vol.21に続くッッ!