国民年金はクレジット払いでポイント付く?割引額が大きい銀行引落より得する方法。

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毎年沢山の税金などを収める機会がありますが、
その中でも国民年金はクレジット自動引落払いに最近対応しました。

申込書を届け出る事で、クレジットカードから自動引落にする事が出来るんです。
クレジットカード自動引落の申込書は国民年金のウェブサイトからダウンロードできます。

カード払いが可能になったと言っても、コンビニ納付などではクレジット払いはできません(nanacoチャージ払いという裏技は存在しますが)
あくまでカードから自動引落という支払いが可能になったという事です。

で、ここで疑問なのが、「カードのポイントは付くのだろうか?」という部分。

その事や注意点などをお話ししていきます。

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ポイントは付くカードと付かないカードがある

クレジットカードのショッピング枠で国民年金を支払うわけですから、
本来ならその分、ポイントが還元されます。

ただ、国民年金はちょっと特殊なので、カードによってポイントが付いたり付かなかったりがあるようです。

ちなみにポイントが付く事が確認されているのは、

  • 楽天カード
  • Yahoo! JAPANカード(YJカード)
  • セゾンカードインターナショナル
  • イオンカード

などです。公式ページでしっかりとポイントが付くと謳っているのは、Yahoo! Japanカードとイオンカードです。この2つは安心して使えます。

逆に

  • JACCS系カード

は、カードの種類によってポイントが付かないカードもあるとの見解が公式ページに載ってました。どのカードが付いてどのカードが付かないのかが書いてないのがちょっと不親切ですね(汗)

ちなみに国民年金の支払いに使えるカードは

2017-07-02_09h47_12

  • イオン
  • NC日商連
  • OC
  • オリコ
  • セゾン
  • JCB
  • セディナ
  • ダイナースクラブ
  • ジャックス
  • 東急
  • トヨタファイナンス
  • 日専連
  • 三井住友
  • 三菱UFJニコス
  • UCS
  • ライフ
  • 楽天
  • UC
  • VISA
  • Master

と書かれています。アメックス系カード以外だったら、ほぼ支払いに使える感じですね。例えば、先程話した「Yahoo! JAPANカード」などは書いてありませんが使えます。YJカードのブランドは、JCB、VISA、Masterのどれかですから、自分のカードのブランドを選んで◯をすればOKです。

ショッピング枠残高に注意!

クレジットカードの自動引落にするのは良いですが、
年額一括払いにすると20万、2年分一括なら40万円近い金額がショッピング枠から引かれます。

国民年金の良い所は、一括で払えば払うほど、割引が適用される事です。

毎月払い→割引なし
半年分前納→800円割引
1年分前納→3510円割引
2年分前納→14400円割引

なので、より多くを一括で払いたい所ですが、
普段のショッピングでカード払いをしていたり、他の税金をnanacoチャージなどでカード払いしている人は、ショッピング枠不足で自動引落に失敗したり、払えなかったりなんて事があるので注意してください。

例えば、どのカードも、入ったばかりの時のショッピング枠は30万円程度です。
なので、2年分一括払いは、いくら最大割引を受けられると言っても、払えない人がほとんどだと思います。

クレジットカードも繰り返し使う事によって、徐々にショッピング枠が増額されていきますが、他の税金や買い物の事も考えて、登録には注意してください。

ちなみに国民年金のカード支払いは、後から分割払いやリボ払いに変更出来ません
一括払いのみです。そこも注意してください。

銀行自動振替の方が割引は高いが損する?

実はクレジットカードで国民年金を払うより、銀行の自動引き落としで払った方が割引率は高いです。例えば、

【口座振替による保険料額と割引額】
 6カ月前納1年前納2年前納
平成29年度97,820円
 (1,120円)
193,730円
 (4,150円)
378,320円
 (15,640円)

【現金およびクレジットカード納付による保険料額と割引額】
 6ヶ月前納1年前納2年前納
平成29年度

98,140円
(800円)

194,370円
(3,510円)

379,560円
(14,400円)

 保険料額は厚生労働省告示により確定した金額です。
 ( )は毎月納める場合と比較した割引額です。

国民年金公式サイトより引用

320円から1240円、銀行引き落としの方が割引が高い事になります。
しかし、カードによってはクレジット払いの方がポイントが貯まるとも言えます。

 カードで貯まるポイント銀行引落で得する額
毎月納付164ポイント0円
6ヶ月前納981ポイント320円
1年前納1943ポイント640円
2年前納3795ポイント1240円

上記はポイントが100円に付き1ポイントバック(1%還元)で計算しましたが、
ポイント換算すると実に3倍銀行引き落としよりお得な事が分かります。

ポイント1%還元と言えば、楽天カード、YJカード、イオンカードですね。

セゾンカード、ジャックスカードなどは、0.5%還元の所も多いですが、
それでも銀行引き落としより若干お得です。
マイルを貯めてる人なんかはクレジットの方が得ですね。

もちろんnanacoチャージ払いも通用する

今や有名な方法で、特定のクレジットカードから複数のnanacoカードにチャージし、
そのnanacoカードで税金を支払う事によって、クレジットカードのポイントを貯めている人も多いと思います。

(nanacoチャージでポイントが貯まるカードはYJカードのJCBブランド、楽天カードのJCBブランド、リクルートカードの3つだけです。他のカードはチャージ出来てもポイント付きません。)

国民年金も同じ方法で払えます。いきなりショッピング枠が思わぬタイミングで減る事を防ぐために、nanacoでセブンイレブンで支払うというのもありですね。付くポイントは変わらないので。

ただ、nanaco払いだと、ポイントが貯まるカードが3種類に狭まってしまう事もありますし、
わざわざnanacoチャージしてセブンイレブンに行くよりは自動引き落としの方が楽というのはありますね。あとnanacoは20万円を超える額は払えないので、2年前納は無理です。

個人的にはクレジットカードでの1年前納が無難かなと思います。
さすがに2年分一気に払うのは、貯金が極端に減るので、気が引けます。

だったら、1年分前納して、ポイントを約2000円分バックの方が良いかなと思いました。

私の場合、楽天カードを長年使っているため、枠が大きいです。
なので楽天カードで年金は支払いつつ、枠がまだ小さいYJカードで他の税金はnanaco払いしていくのが無難かなと。

なんだかんだいろんな税金や保険を収めていると、100万円位トータルで逝ってしまいます(泣)。ただ、それをポイントバックすれば、1万円分位のポイントになるので、使わない手はないなと思います。