オーストラリアに自分探しの旅に出たこじらせフリーター男のYが、次々と現れるこじらせ女達との壮絶な国際恋愛バトルの末にまさかの人種とドタバタ国際結婚に至るまでのノンフィクション・ドキュメンタリーを綴っていく国際婚活物語 Vol.17。(Vol.16はこちら) <Vol.1はここ>
前回、ハリウッド女優ボディを持つダイナマイト姉さんが実は「元男」だったという衝撃の事実が発覚した。
そうこの戦場で恋を勝ち取りたければ、美人かブスかよりも、まず男か女かを見極めるスキルが必要になってきたのだ。私はこんな戦場で彼女をゲット出来るのだろうか。。
最近は、よく隣のクラスの女子達が私を見に来る。
「この学校に初の日本人が入ってきたぞ~」という噂が飛んで、
みんな見に来るのだ。
そんな中、隣のクラスでちょっとイケてる感じの
小柄でキャミソールな女の子がうちのクラスに入るなり、
「Y君~、ハロー!」とニコニコ手を振って、声をかけてきた。
すると、ダイ姉、ゲイ男、アルバ、そのグループの女達が、一斉に彼女をムっと睨んだ。
「私、チャッキー、よろしくね、Y君」
うっ!正直、ちょっと好みだ。
と見入ってると、
ダイ姉達から
「うるせぇよ、バカ女、さっさと帰れ!」と
ヤジが飛び始め、彼女を追い出した。
「ヤダー、私、Y君に挨拶しに来ただけなのに~。またね、Y君~」
とキャピキャピしながら帰っていくチャッキー。
ダイ姉、ゲイ男、アルバ達は、キーキー言いながら、私にみんな声を揃えて言った。
「She is DANGEROUS!!」
あの女は危険!!
デンジャラス女だと、クラスの女子達は口々にいい、
絶対に近寄っちゃダメよと私に釘を刺してきた。
ああ、そうなの、結構好みなんだけど。。←簡単にハニトラされるタイプ
うーーん、なんでしょう、どの変が具体的にデンジャラスなのかは
忠告してくれないので困ったのだが、
とにかく男を惑わす魔性の女って事なんでしょう。
もしかしたら、過去に男を横取りされた女もいるのかも。。
私も一撃でハートを持ってかれかけましたから。。
やっぱりタイの女はどこまでも危険らしいw
もう一人の危険女!?
クラスにちょっとおとなしめの、肌が浅黒い女の子がいた。
別に孤立してるってわけではなくて、
みんなと普通に話してはいるんだけど、
でも、一人でいる事も多くて、
私はそういう系の人、男女問わず気になっちゃう人なので、
はぐれ者同士、仲良くやろうぜって事で、
私は極力その子の隣に座って話しかけた。
この子は「キャット」と名乗っていた。
すると、またダイ姉やゲイ男が
「そのキャットもデンジャラスだから、深追いはやめなさいよ」と
忠告してきた。
いやいや、お前らの方が、よっぽどデンジャラスだろwと
ツッコミつつ、キャットとは信頼関係を作っていった。
のちにキャットのどこがデンジャラスなのかも分かってくるんだけど、
キャットは私の恋の重要人物になっていく。
次回、キャットとの親睦を深めつつ、クラスに溶け込んできた平和な日常に、
またしても、とんでもない刺客が送り込まれてくる。
女の醜いキャッツファイトに巻き込まれるY氏はどうなってしまうのか。。Vol.18に続く。