今回は沖縄本島、残波岬近くにあるニライビーチへシュノーケリングするために行ってきたのですが、ちょっと問題がありました。
ニライビーチへシュノーケリングに行こうと思ってる方、ちょっと待ってください。
この記事を読んでからでも遅くないはずです。
ニライビーチではシュノーケリングが出来ない
ニライビーチはホテル日航アリビラというリゾートホテル前のビーチで、
施設も整っているリゾートビーチです。
私は様々なレビューを参考にここでもシュノーケリングが出来て、それなりに魚が見れると判断し、現地に向かいました。
確かに車はホテル日航アリビラの駐車場に無料で停められますし、
いかにもリゾートという感じの綺麗なビーチでした。
ホテル前ではシュノーケリンググッズやライフジャケットのレンタルもあって、
ああ、問題なくシュノーケリングしていいんだなって思ってました。
そこでお魚のいそうな岩場がある赤矢印の所らへんで、シュノーケルセットを身に付けてエントリーしました。
しかし、その直後、妻が浜辺から叫ぶ声が聞こえるので、振り向くと、
1人の日本人のおにーさんが脇に立ってました。
そして
『すいませんが、ここは、ジェットスキーなどが通る関係で危ないので、シュノーケリングは禁止となっておりまして、申し訳ありませんが、上がって頂けますか』との事。
え?でもシュノーケリングレンタルもそこでやってるじゃん!しかも、ホテル前から離れた所で細々とやろうとしてたのに。。と思いつつ、
「どこだったらやっていいんですか?」と聞き返しました。
すると、
『遊泳区域内だけとなっております』との事。
つまり、クラゲネットで囲まれたホテル前のこの部分でのみシュノーケリングしていいですよとの事。。
え?そこでシュノーケリングして魚なんか見れるの?!
確かに普通に海水浴を楽しんでる人の中には、その囲いの中でライフジャケットを付けてシュノーケリングしてる人もいるんですよ。。
とりあえず、向こうも申し訳なさそうに丁寧に対応してくれてますし、
こちらもモンスターシュノーケラーではないので、さっさと退散しました。
ニライビーチがダメならカナイビーチだ!
ただ、私はこんな事もあろうかと、お隣にももう一つビーチがある事を調べてました。
なんでも地元ではカナイビーチと呼ばれているとか。
車を少し移動します。
ピンク◯から黄色◯に車を移動。
赤枠はシュノーケリング禁止
水色枠はシュノーケリングOK
そう、お隣のビーチは誰かが管理してるビーチではないので、
シュノーケリングしても何も言われないんです。
実際、他にもこのカナイビーチでシュノーケリングしてる人、ぼちぼちいました。
一応、2,3台停められる駐車スペースもビーチ前にあります。
すでに数台停まってて、みんな路駐してました。
ビーチはこんな感じ
こっちには、トイレもシャワーも何もありません。そのまんまの天然ビーチです。
(施設が使いたかったら、ニライビーチに戻れば使えますけどね。)
というわけで、さっそく気を取り直してシュノーケリング開始です。
魚がいるポイント
実はこのカナイビーチ、結構遠浅です。
子供に遊ばせてるファミリーが多かったです。
ビーチ入り口付近だと全然魚がいないし、藻ばかりなので、もっと奥の岩場を探索しました。
ここも浅くて、全然安全です。お魚もぼちぼち見れました。
しかし、なんだか物足りないこの現場。。。
そんな所へ、ヒトデを持って、「触ってみるかい?」と寄ってきた子連れの外国人のおにーさん。
その人が言うには、「あっちに岩が見えるだろ?お魚見たいならあそこの周りにわらわらいるぜGuys!」と気さくにシュノーケリングポイントを教えてくれました。
その岩場がコレ!
黄緑◯がそのポイント
水色◯が今自分達がいる岩場
赤枠が駐車場
「え?結構岸からあの岩離れてるよね?しかも人全然いないよね?やばくない?流されて遭難しない?危なくない?助け呼んでも誰もこんなとこ、来ないけど。。」
って、反応してたら、
『Don’t worry! 実はあそこまでずっと浅瀬なのさ。せいぜい胸までの深さだよ。歩いてすらいけるぜMan! 岩の周りだけ深くなってるから気を付けてな♪ 』
せっかくここまで来て、ニライビーチでは追い返されて、このまま帰るのも無念過ぎるので、
そのおにーさんの言葉を信じて、恐る恐る泳いでみました。
う、結構遠いなぁって感じなんですけど、たしかに途中途中全然立ち上がれて、
大して深くないのです。
そして段々本当に魚影が濃くなってくるんです。
確かに岩場にはわらわらと熱帯魚さん達がいました。
ただ、我らの天敵、ムラサメモンガラも結構な数がいまして、あんまり長時間滞在できませんでした(汗)
こいつです↓
産卵期になると、突進してきたり、噛み付いたりしてくるお魚なので、この「ひし形たらこ唇野郎」を見たら早めに離脱しましょう。
別に襲われはしなかったですけど、3匹位にちょっと追走されました(怖)
というわけで、無事お魚見れて、シュノーケリングを楽しむ事は出来ました。
ちなみに、この記事の水中写真は防水カメラNIKON S33で撮影しています。
現在はW100という名称で売られています。全メーカーの防水カメラで一番安い機種ですが、この記事の写真のように、それなりに良い写真が撮れます。
私は過去にiPhoneにCatalystという有名な防水ケースを使って過去2回も水没、交換を経験してます。特に海水はパッキンを痛めますし、回路を一撃で壊しますから、たとえ防水スマホでも海水での撮影はおすすめしません。
大切なデータが消えるばかりか、スマホは修理や買い替えも高いですから、
防水カメラを1つ持っておく事を強くおすすめします。
ニライビーチ、カナイビーチまとめ
- ニライビーチでは、ホテル日航アリビラの駐車場が無料で使えるほか、
シャワーやトイレなど施設も揃っている。が、シュノーケリングは不可。 - カナイビーチは、無人で何にもないビーチだが、自己責任でシュノーケリングはOK。
- カナイビーチ前にも小さな駐車場はあって、無料で停められる。
- カナイビーチは遠浅。奥の岩場まで行けば、お魚は見れる。
- ムラサメモンガラが結構いるので注意。
- 波はややあり。流れもややあり。ただ遠浅なので、危険というほどでもないが、ライフジャケットなどの浮力体は念のため持っておくべき。
- 人はまばら。子供に波打ち際で遊ばせる分には遠浅なので安全。
- 岩場で滑るので、マリンシューズはあった方が良い。裸足でもなんとか歩ける。
- ビーチには藻が結構多く、透明度は低め。
- 眺めの良さなら、リゾート化されたニライビーチがオススメ。
というわけで、正直、他のシュノーケリングスポットと比べるといまいちなビーチでした(汗)
ただ、外国人のおにーさんのおかげで楽しめました。
個人的にオススメなのは、こっちですね。
くれぐれもニライビーチではシュノーケリングは出来ないので、気を付けてくださいね。