【こじらせ国際恋愛 Vol.27】私が選んだ女

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オーストラリアに自分探しの旅に出たこじらせフリーター男のYが、次々と現れるこじらせ女達との壮絶な国際恋愛バトルの末にまさかの人種とドタバタ国際結婚に至るまでのノンフィクション・ドキュメンタリーを綴っていく Vol.27。(Vol.26はこちら) <Vol.1はこっち>

職場では、新人の天然メガネ姉とイケメンハンター妹の
魔性姉妹テッサ&サラが次々と男達の心を鷲掴みにし、無双する中、
会社帰りには魔性タイ女チェリーとささやかな通い夫な日々を過ごしていたY氏。

そんな時、もう一人の本命である日本語使いの韓国女ケイトから連絡があり、会う事に。
彼女は私にある事を告げた。。


今日のケイトはいつもより、元気がない感じで、口調もちょっと真剣な感じだ。
なにか私に伝えたい事があるらしい。

K「実はね、私、近々アメリカに留学しようと思ってるんだ。」

Y「え?アメリカ?韓国に帰るわけではなく、アメリカなの!?」

K「うん、あっちでもっと本格的に勉強したくて。」

Y「でも、オーストラリアの滞在期限はまだあるんでしょ?そんな急がなくても。」

K「うん、まだあるんだけど、でも入学時期とか決まってるし、だからもうすぐココを去る事になりそう。」

Y「そっか、ケイトはちゃんと真剣に将来の事を考えてて、すごいと思うよ。それだけ日本語も自力で上達できるわけだし、ケイトならアメリカでもやってけるよ!」

K「えへへ、ありがとう。」

Y「そっか~、寂しくなるね。」

K「うん。。。」

真剣に考えるY氏

正直、ケイトの事もすごく気に入っていた。私の彼女になってくれるなら。。なんて何度も考えていた。

ただ、私はケイトの事を考えるたび、以前フラれた香港娘の事が頭をよぎっていた。

<香港娘にフラれた件に付いてはVol.2参照>

そう、香港娘と一緒にいた時、彼女が日本語が話せたので、
いつも日本語に頼って、まったく英語が伸びなかった。

そして、香港娘が私をフッた理由も
そんな成長しない私とでは未来に希望を持てないからであった。

そう、ちゃんと未来の自分の成長と未来の彼女との幸せを考えるのであれば、

  • 日本語が話せない相手と付き合う。(強制的に英語環境になるので自分が成長できる)
  • 離れ離れにならないで済む状態を維持する。

この2つが大事だと感じていた。

ケイトと遠距離恋愛!?

仮に私がケイトと付き合ったとしてどうなる!?
アメリカとの遠距離恋愛に?とてもじゃないが何のメリットもない。

自分もアメリカまで行く?
うーん、それは可能だけど、

彼女と一緒にいても毎日日本語ばかり話してしまって
語学力の成長もないだろうし、

その後、自分は一体どんな仕事をするのか。。スキルレスなのに。。

やはり、いろいろ考えても、香港娘の時と同じように、
待っているのは破滅だというのが内心分かっていた。

ケイト それとも チェリー?

数日後、チェリーといつも通り会って、会話していた。
相変わらずのふざけた魔性ぶりで、

Y「ねぇ、そういえばタイにいた頃はどんな仕事してたの?」

C「シークレット。」

Y「そういえば、君何歳なの?」

C「シークレット。」

Y「子供の頃の写真とかないの?」

C「ないわ。ていうかシークレットだし、質問ばっかでうるさいわよ。」

と相変わらず、謎な関係である。。

そんな時、私のケータイが鳴った。
相手はケイトだ。

「悪い、ちょっと電話に出るね。」とチェリーに断りを入れて、電話に出た。

電話に出ると、ケイトは真剣な口調だった。

「Y君、突然で悪いんだけど、今から2人で会えないかな。。

う、い、いま、違う女と会ってるんですけど。。

もしかして、この状況、どっかから見られてる!?
建物の外を探るY氏だが、ケイトがいる様子はない。。

こんなアホチェリーより、ケイトの方が優先かな?とも思ったが、
私はケイトに言った。

Y「あ~、ちょっと今、他の奴と会ってるんだよねぇ。。」

K「どうしても、今会いたいんだけど、無理かな?」

食い下がるケイト。。

Y「ごめん、今は無理だよ。」

K「そっか。。ありがとう。。またね!」

そういって、電話を切ったケイト。

あのマジな感じ。。なんか会ったらそれこそ告白でもされそうな感じだった。

私はチェリーに言った。

「今さ、隣のクラスだった韓国女から電話がかかってきて、会いたいって言われてるんだけど、行ってもいい?シークレットさん?」というと、

チェリーは焦りだした。

「だ、ダメよそんなの!行っちゃイヤ!ダメ。私との時間を過ごしなさい!い、行かないで!」

私は少しずつ魔性チェリーの扱い方が分かってきた。

むしろハッキリと、「俺、人気者だから、いつでも他の女に移れますよ」と言った方が、
ふざけた態度を取らずに素直になる事が分かってきたのだ。

チェリーとはまだまだ主導権の取り合いだし、
ふざけた関係だが、

それでもチェリーは今の所まだまだオーストラリアに居続ける予定で
遠距離恋愛になる心配もない。
そして日本語を話せない彼女といた方が自然と英語力も上がるし、自分も成長する。

香港娘と同じ視点、
つまり長い目で破滅しない恋愛を選ぶならチェリーなのだ。

私はケイトを諦める事にした。

実際、それからケイトから連絡が来る事はもうなかった。

チェリーを本格的に恋人として受け入れつつあったY氏。
しかし、意外な人物の誘いと魔性姉妹によって、Y氏は陥落?!
どうなってしまうのか。。続きはVol.28で!

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