【こじらせ国際恋愛 Vol.5】自ら選択した遠距離の道

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オーストラリアに自分探しの旅に出たこじらせフリーター男のYが、次々と現れるこじらせ女達との壮絶な国際恋愛バトルの末にまさかの人種とドタバタ国際結婚に至るまでのノンフィクション・ドキュメンタリーを綴っていくVol.5。(Vol.4はこちら)

前回、勇気を振り絞って仕事帰りにご飯に行こうと気になる福ちゃんを誘ったY氏。
福ちゃんは笑顔で「行こう♪」となんとOK。
心の中でガッツポーズしつつ、ご飯を食べに行くのであった。


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フラれた女のレストランへ(笑)

私はお店選びとか、男のくせに優柔不断で決められないタイプなのだが、

福ちゃんは

「私は何でも食べれるから君が決めて♪」というので、
とりあえず、すぐ近くにあった店(私をフッた香港娘一押しだったお店w)に入り、
そこで食事する事にした。

え?そのフッた女と出くわしたらどうするんだって?
いいじゃないか、見せびらかしてやるさ、
お前よりカワイイ新しい女がもういるんだぜって(邪心が。。)。

いやいや、そんな邪心で選んだわけではなく、
あの女一押しなら、この女の子にも絶対ウケるだろうし、
自分じゃどうせ決められないから、もうその店に行くしかなかったのだ。

むしろおいしい店を紹介してくれた香港娘には感謝である。

福ちゃんはもうオーストラリア歴が長いんだそうで、
英語もかなり堪能だった。

私はこの後、劇的に英語力がアップするのだが、
それは福ちゃんのおかげであり、今でも本当に感謝している。

福ちゃんと改めて自己紹介し合って、話もはずみ、
連絡先も交換。どうやら彼氏もいないようで、ニコニコしながら帰っていく福ちゃん。

さっそくメールアドレスに、福ちゃんのカワイイアピールポーズの自撮り付きで、
誘ってくれて嬉しかった旨のメールが届いていた。

おぉ、なんかめちゃくちゃ好感触ではないか。。ついにY氏に春は訪れるのか?!
もう2回連続フラれたのなんてまるで10年前の事のようだ(笑)。
なんて幸せなんだろう。

しかし、私には無情なタイムリミットが迫っていた。。

迫られる決断と旅立ち

福ちゃんは、その後も休みの日に友達とお寺に行くんだけど、
Y君も一緒に来ないか?と誘ってくれたりして、引き続き積極的に仲良くしてくれた。

職場で働く仲間の事もいろいろ教えてくれて、
自分がもっと馴染めるように導いてもくれた。

しかし、そんな私は、ある決断をしなければならない時期になっていた。

私には、現状、1年間オーストラリアにいられるビザがある。
もう半年近くこっち来てから経っていて、
半年後には日本に帰らなければならない状態だ。

しかし、都市部から一度離れて、田舎に行って、3ヶ月間農業体験をすると、
もう1年オーストラリアに滞在する事ができるというスペシャルシステムがあるのだ。

ちょうど、仕事で知り合った日本人の男仲間2人が
同じ目的で農家に行くから、Y氏も一緒に来ないかと勧められる。

うん、たしかに、後半年、ただ漠然と福ちゃんと思い出作りして、
日本に帰って、私に一体何が残るのだろうか?
英会話力も全然上達してないし、やりたい事が見つかったわけでもない。

このまま日本に帰っても私には何もない。
そしてまた福ちゃんを同じように失うのか?

私は、今の仕事を辞めて、一度この街を離れて、農家に行く事にした。
福ちゃんとお世話になったスーパーの仲間にもその事を話すと、
みんな応援してくれた。

スーパーのマネージャーも、
「お前、もしまたこの街に戻ってくるなら、その時はうちのスーパーで雇ってやるから、またいつでも来な」と気前よく言ってくれた。

現実を見なくちゃ恋は長続きしない

福ちゃんともこれから恋愛関係に発展しそうなおいしい展開だが、
ここで私はちゃんと未来の事も考えなきゃいけないと学んでいた。

そう、学生時代、大好きだった彼女を失ったのも、私が就活に失敗した事や、
彼女を追いかける能力と度胸、器量が無かったからだし(Vol.1参照)、

先日、香港娘にフラれたのも、取り柄なしのフリーターの私とでは
破滅の未来しか見えなかったからなのだ(Vol.2参照)。

私が未来が見える男に変身しない限り、
たとえその場の恋が成就しても、長続きはしない。
だったら、もっと男を磨かなくてはいけない。

かくして、福ちゃんにもしばしの別れを告げ、
私は遠い田舎街へ行き、農家でトマトやズッキーニの収穫に励むのでした。

次回、Y氏はトマト畑で新しい彼女をゲットできるのか(え?)
そして福ちゃんはY氏をずっと待っているのだろうか?
それともまた彼氏出来ちゃう展開!?(ヤダ~!)

Vol.6に続く!(まだまだタイ人のかみさんが登場するのは先になりそうだぞッッ:汗)

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