可能性は低いですが、もし我々日本が北朝鮮の核ミサイルによるEMP攻撃(電磁パルス攻撃)を受け、日本の電子機器が全て壊れて使えなくなった場合、どういったものがあればその後の生活でより長く生き残れるか、どんなものが必要になってくるかを考えてみました。
この記事はあくまで一小市民の妄想である事をご理解の上、お読みくだされば幸いです。 |
もくじ
これを持っておくと、より長く生き残れる可能性が高くなる!
もし、電気という文明がEMP攻撃により止まってしまった場合、以下のようなものが生死を分かつのではないかと思いました。
- 現金
- カセットコンロ+ブータンガス缶
- 七輪と炭
- マッチ、チャッカマン
- 保存食、スナック菓子、カップ麺など
- 自転車
- 旧車
- 石油ストーブ
- 灯油
- ヨット、帆を張れる船、モーターボート
- ローソク、石油ランタン
- 携帯浄水器
- サバイバル本
- 釣具、網
- 薬
なぜこれらがあるとより長く生き残れる確率が上がるかを解説していきます。
電子マネーが使用不可時でも使える現金
今や電子マネーの時代。買い物も支払いはクレジットカードやnanaco、SUICAやEdyなどの電子マネーで支払いしてる人が多いと思います。
最近はビットコイン技術も注目されていますし、ますます現金を使わなくて良い状況になってくると考えられますが、
ここでEMP攻撃を受けた場合、これらの電子マネーはまず最初に使えなくなると考えられます。
もちろんATMも動かないでしょうから、お金を引き出せない状態がしばらく続くでしょう。
しかし、商売自体は現金があれば可能です。
レジマシンが壊れていても、そろばんなどで計算し、取引内容を紙に記入していけば、
現金で商品を取引する事が可能です。
つまり、手元に現金があれば、それはEMP攻撃後も使えるでしょう。
正直、銀行も一時的に機能は完全停止するでしょうが、
帳簿に印刷された記録から、支店にある現金をハンコや身分証明書で窓口手続きで引き出す事が可能かもしれません。
もちろん全てを引き出す事は不可能ですが、実店舗を伴う銀行にある一部現金は
引き出せる可能性があります。
つまりEMP攻撃後は現金がないと困る生活になると思われます。
いくら銀行に貯金があっても、普段カード決済などに完全に頼っていて、現金が手元にない場合、まったく使えるお金がなくて、何も買えないなんていう悲劇が待っているかもしれません。
火は起こせる!
電気は止まってしまっても、火自体はガスや燃料があれば、使う事が出来ます。
まずプロパンガスは残りが無くなるまでは使えます。
ただ最近のガスコンロは電子センサーなどが付いているので、逆にセンサーが壊れて着火しない可能性もありますが、センサーを外す事で使えるようになると思われます。
また、カセットコンロなどは使えますね。
ブータンガスとポータブルコンロがあれば、火は起こせますから、
水を沸かしてカップ麺を作ったり、肉の調理などが可能です。
もしくは七輪と炭などを使って、調理する事も可能ですね。
そういった、火を起こせるアイテムがあると、
何かと重宝するでしょう。
また、夜の暗闇には、ローソクや石油ランタンなどが活躍しそうです。
石油ストーブも基本的に電気に頼っていないので動くでしょう。
着火は通常電気(電池)ですが、チャッカマンで直接火を付ける事も出来るので、
EMP下でも動くと言えます。
石油ストーブは明かりにもなるでしょうし、熱で調理にも使えるでしょうし、寒さを防ぐ事もできるので、かなり重宝すると思われます。
火はまさに人間が生きる上で欠かせないものなので、
灯油やブータンガス、炭などの燃料があると生き残れる確率は上がるでしょう。
食品は冷蔵庫停止で腐ってしまう
電磁パルス攻撃で、電化製品が使えなくなってしまうのであれば、もちろん冷蔵庫冷凍庫も止まります。つまり食品の長期保存が困難になります。
そうなると、より長く生き残るためには、保存が効く食料を備蓄しておく事が大事ですね。
スナック菓子なども高カロリーで良いと思いますし、ビーフジャーキーなどの干した肉や魚、缶詰、火は使えるのでカップ麺なども食べられますし、米も鍋で炊けるでしょう。
常温で保存が効く食品を家に蓄えておくだけでも、より長く生き残る事が出来ると思われます。
また釣具や網など、野生生物を捕獲できるアイテムがあれば、
それらを使って食料確保する事が可能かもしれません。
水道は止まるか!?
これは家によると思いますが、
水圧で水が送られているタイプの家はしばらくは水道の水も出るでしょう。
住居によっては水道も電子制御な所もあるので、水が出なくなる家もあるでしょう。
しかし、いずれにせよ、浄化施設が機能しなくなるので、
水が出なくなる日が来るのも時間の問題です。
そうなった場合、最初はミネラルウォーターが買えると思いますが、
それも無くなってしまったら、近くの川の水を汲む事になります。
その川の水を飲めるようにするポータブル浄水器などを持っていると
また生き残れる可能性は上がりますね。
海外に逃げるには!?
日本の本土が電磁パルス攻撃で電気が使えないなら、電気が使える地域まで逃げれば良い。そんな事を考えている人もいると思います。
しかし、電磁パルス攻撃後は、電子制御されている車、バイク、船、飛行機、電車なども全て壊れてしまって動かなくなると言われています。(電子制御部分はシールドされているので、案外壊れないのではという意見もありますが。)
仮にこれらの移動手段が使えなくなった時に移動を助けてくれるものは、
馬車や旧車でしょうか。
馬を手に入れるのは難しいと思いますが、
旧車やキックスタートのスーパーカブなどであれば、動く可能性もあります。
古い車やバイクは押しがけなどで、エンジンがスタートできる可能性はありますね。
旧車でも、ヒューズやトランジスタ、スパークプラグなどが電磁パルスで壊れてしまう可能性がありますが、それらを差し替える事でエンジンがかかる可能性はあります。
ウィンカーやライトが付かないにしても、エンジンさえかかれば、長距離移動は可能ですから、最南端か最北端に移動する事で、電磁パルスの影響が減り、電気が使えるようになる可能性はあります。
ただ、日本は海に囲まれているため、海外や離島に移動する事が困難です。
飛行機も船も使えないと言われていますので。
しかし、船も帆を張る事で、長距離移動も可能でしょう。
もしくは、モーターボートなどの紐を引っ張る事でスタートできる手動スタートできるタイプのエンジンであれば、可動すると思われます。
そういった船を持っていれば、他国のEMP範囲外の船に助けを求めたり、隣国に逃げる事は可能かもしれません。
また、徒歩移動が一番大変ですから、せめて自転車は欲しいですね。
自転車さえあれば、それなりの移動や輸送は出来ますからね。
どこまで本当かは起こってみないと分からない
実際、EMP攻撃がどこまで我々の電化製品に影響するのかは、起こってみないと分かりません。
ある人は車まで止まってしまって動かなくなると言いますが、
ある人は、アルミホイルなどで包むだけでも電化製品を守れると言う人もいますし、
一時的に狂うだけで壊れはしない説、数日で収まってまた電気が使えるようになる説、
何年も電気が使えない説、昔の機器や精密機器でなければ動く説など、
いろんな説があります。なので実際に起こってみないとどこまで深刻な状況になるかは誰にも分かりません。
ただ、昔、アメリカの核実験で、実際に1400キロも離れたハワイで停電が起きたという実証があるので、直上で起これば、それなりに強力な被害が出るのはやはり間違いないのかなと感じます。
少なくとも、我々が普段から通信で使っている、テレビやネット、ラジオが機能しなくなれば、国として機能しなくなってしまいますから、助けを呼んでも来ない(SOSが伝わらない)という事です。
その時に大切になってくるのは、サバイバルの知識だと思います。
なので、サバイバル本などを1冊持っておくと良いかもしれませんね。
どの植物や生物には毒があるのかなどが載っている図鑑なども
毒物を誤って口にしない助けになるでしょう。
人間がここまで進化してこれたのは、知恵のおかげです。
なので、知恵さえあれば生き残れるはずです。
また、死のリスクが高まる時というのは、やはり病気や怪我が発生した時なので、
応急処置セットや常備薬はしっかり備えておきたいですね。
また震災でもいつも助け合い精神で復興してきた日本ですから、
今後もし電気が使えないなんていう恐ろしい事態が起きても、
助け合いで生き残れると信じたいですね。
EMP攻撃を受ける可能性は低い
今までこんな事を書いてきましたが、正直EMP攻撃を北朝鮮から日本が受ける可能性はかなり低いと思われます。
その理由は、北朝鮮がEMPの実験をまだしていないと思われる事。
そして、EMPを正確に制御できないと、日本や韓国などの隣国に向けて行った場合、
自国の電力にまで影響する可能性があるからです。
自国まで電磁パルスが届いてしまって、自滅してしまっては本末転倒なので、
精密な実験が出来てないEMPをいきなり隣国の日本や韓国に向けて使うとは考えづらいです。
もちろんそんな事が起こる前に、迎撃ミサイルでなんとかして欲しいというのが本音ですが。
過度に心配する必要はないですが、逆に平和ボケも怖いと思います。
多少の備えや心の準備というものは必要なのかなと思っています。
例えば、川が氾濫したり、津波が来たら、どこに逃げれば良いのか?
地震が来たらどこに隠れるべきなのか?
そういった備えと同じで、こんな時にどう行動するべきかという、
ケーススタディはしておくと生き残れる確率は上がるでしょう。