オーストラリアに自分探しの旅に出たこじらせフリーター男のYが、次々と現れるこじらせ女達との壮絶な国際恋愛バトルの末にまさかの人種とドタバタ国際結婚に至るまでのノンフィクション・ドキュメンタリーを綴っていく、国際恋愛戦記 Vol.53。(Vol.52はこちら) <Vol.1はこっち>
Y氏との同棲は出来ないと言っておきながら、親友のゲイ男と同棲生活を始める彼女チェリー。この意味不明女に振り回されるのはもうこりごり!?2人はどうなるのか?!
数日後、私はチェリーに呼び出されてゲイ男の部屋に来ていた。
ゲイ男「あら~Y氏。久しぶりね♪大丈夫よ。チェリーに手出したりしてないから。私、男にしか興味ないのよ。私はこれから仕事に行くから、ゆっくりしてってねぇん。」
ベッドに目をやると、そこにドヤ顔でふてぶてしく肘を付いて横たわっているチェリー。
まるで女王様気取りだ。それともあれか、寝仏の真似か?く~、ムカつく~。
ゲイ男の部屋にて。。
ゲイ男が去ると、チェリーはカバンを漁り出した。
チェリー「Y、これ、あなたの。」
と言って、セーターを取り出した。
お土産らしい。それを私に着せるチェリー。
チェリー「うん、似合ってるわ!ふふ♪」
と言って、飛びつくと、いきなり激しいキスをしてきた。。
ぬ、ぬお。。久しぶりの女体。。
ソファーでチェリーの胸やあそこに思わずタッチするY氏。
Y氏我慢ならん(爆)。
Y氏「な、なんだよ、ここでやっちまうのか?」
チェリー「さ、さすがにダメよ。ゲイ男に見られたらどうするのよ!」
うーん、そういえば、Y氏の知人にも、友達に居候させたら、ある日その友達が人んちで彼女と合体してて、ブチ切れて追い出したという話を聞いた事がある。。うん、やめよう。。
ゲイ男を怒らせて、ゲイ男+マッチョゲイ仲間に掘られたら、たまったもんではない(爆)。
チェリーを説得
さて、冷静に戻って、チェリーとちゃんと話をしよう。
Y氏「お前さ、やっぱりおかしいと思わねぇか?俺との同棲はダメで、ゲイとの同棲はOKってよ?お前ら、同じベッドで寝てるんだろ?それを許してる彼氏ってすごくね?マジですごくね?」
チェリー「ゲイ男は気を使って、地べたに布団敷いて寝てるわ。私は一緒のベッドでも構わないって言ってるんだけど、それはダメだって。」
Y氏「いや、そういう問題じゃなくて(汗)、そもそも、お前、親に同棲していいか聞くとか言ってたけど、聞いたわけ?」
チェリー「(汗)・・・いや・・・それが・・・なかなか言いだせなくて・・・」
Y氏「ま、そんな事だとは分かってたけど。にしても、お前が俺と同棲出来ない理由は、親とスカイプとかする時にバレるって理由だったよな?で、ゲイと一つ屋根の下なのはバレなくて、なんで俺と一つ屋根の下だとバレるわけ?意味わかんないんだけど。。」
チェリー「うーん、そうなのよね~、うーん(汗)」
やや、自分が意味不明な行動をしてる事を理解してきた模様のチェリー氏。。
Y氏「お前さ、俺の気持ち分かる?例えばさ、じゃあ俺がレズの一人暮らしの女の家で、一緒に暮らして、一緒に同じベッドで寝て、お前はそれを許せるわけ?」
チェリー「無理です。。それは勘弁してください。。。」
Y氏「で、これからどうするわけ?ずっとゲイ男と一緒に住むわけ?それとも俺と同棲するの?」
チェリー「はい。。Yと同棲する。。。」
ある意味、チェリーもゲイ男の部屋で寝泊まりしてる中で、実際、親とのスカイプでその状況がバレてないので、Y氏と同棲してもいいかという覚悟が出来たっぽい。
逆にシェアハウスにまた住まれてたら、状況は変わらなかったかもしれない。
そう、この意味不明な状況だからこそ、チェリーを説得できたのだ。
これはある意味ゲイ男に感謝せねばなのかも!?
次回、チェリーと部屋探し。ついに同棲生活開始!?
しかし、そこでもトラブル連発!?この2人を待ち受ける試練とは。。続きはVol.54で!