オーストラリアに自分探しの旅に出たこじらせフリーター男のYが、次々と現れるこじらせ女達との壮絶な国際恋愛バトルの末にまさかの人種とドタバタ国際結婚に至るまでのノンフィクション・ドキュメンタリーを綴っていく、こじらせ国際恋愛道 Vol.38。(Vol.37はこちら) <Vol.1はこっち>
事故に会った元カノ・チェリーに看病という名目でまた会うようになったY氏。
それから秘密主義だったチェリーは心を開き、なんでも話すようになった。
そんなチェリーの年齢がいよいよ発覚!?だから隠してたのか。。
事故から数週間、チェリーはだいぶ回復した。
仕事帰りに寄ると、自然と手をつなぎ、寄り添い、ご飯に行くようになった。
結局元サヤという奴だ。
食事ももう問題なく何でも食べれるが、
固い肉がまだ噛めないと言うので、Y氏が固い肉処理係に(笑)。
別に肉は好きなので、それは構わん。
なんなら、もののけ姫ばりに、その固い肉をもぐもくほぐして
口移ししてあげても良いのだが、(なんかそんなとんねるずのコントがあったなぁ。。)
「誰がそんな気持ち悪い事するもんですか!日本人はみんな変態なの?」と息巻いていた(笑:いや、我々もそこまではやらんかな。。)。
この女は、ポッキーを両端から食べ合うみたいなそういうのも気持ち悪いらしい(爆:公園のベンチでディープキスはOKなんだがな。。食べ物で遊ぶな系って事か。。)。
チェリーの年齢
なんでも話すようになったチェリーだが、相変わらず年齢だけは話したがらなかった。
見た目は20代半ばと言った感じで、
学校のクラスメイト達とも年齢差はないように見える。
ただ、周りのタイ人が年上を意味する「ピー」という敬称を付けて、
チェリーと話しているのを見ると、周りよりは確実に年上なのだろう。
ただ、周りに「チェリーの歳知ってるの?」と聞くと、全員「知らない」という。
ただ、自分よりは上というのは、感じるらしい(笑)。
Y「チェリー、いい加減、お前何歳か教えてくれないか?そんな恥ずかしがらんでいいぞ。何歳でも驚かないし。」
C「うーん・・・やっぱそれは恥ずかしいわよ。。うーん。。」
Y「でも、周りに『お前の彼女何歳なの?』って聞かれた時、知らないって答えるのおかしくね?え、彼氏なのに、彼女の年齢知らないってやばくないあんたみたいな。」
C「ちょ、それって、あなた、友達に私の年齢聞かれたら、私の年齢をバラすって事?!冗談じゃないわよ!そんなの許さないんだからね!」
うーん、相当年齢がやばいのかこの女!?
しかし、私は全然年齢が何歳でも大丈夫なのだ。
というのも、昔付き合ってた女は、私の11歳年上だった(爆)。
かと思えば、数ヶ月前まで恋に落ちてた福ちゃんなんて、逆の方向に結構年齢差あったしな。。(Vol.9参照)
そう、愛に国境もなければ、年齢も関係ない、
私が恐れていたのは唯一、
お前がトランスジェンダーじゃないかって事だけだ(爆)。
流石に性別の壁を越えられるほど、出来てないぞ私は。。
なんだかんだ言って、後日、お互いパスポートを見せ合おうという事になった。
これでチェリーの年齢が発覚する。
パスポートを見せ合う
C「持ってきたわよ。はい。。ってやっぱやめようかなぁ~。やっぱ恥ずかしいわよ~。はい。やっぱやめ。はいどうぞって、やっぱやめ。はい。やっぱ無理~~!」
と、私に渡そうとしては、引っ込め、はっちゃけるチェリー(笑)。
珍しく女子高生みたくキャピってるなコイツ。。カワイイじゃないか。。(爆)。
なんだかんだ観念して、私にパスポートを見せたチェリー。
えーと、名前よし、性別。。女、良し。
Y「お、ちゃんと、Femaleだな。トランスジェンダーじゃなくて安心したぞ。」
C「うーん、でもトランスジェンダーの子も、パスポートに女って表記できるわよ、うちの国は。」
Y「おい・・・(汗)」
トランスジェンダー呼ばわりされて、「女に決まってるでしょ、このバカ男!」とキレるかと思いきや、冷静に返してくる辺り、本当にタイという国は、恋愛する時は「本当に女なのか?」という部分からチェックしなきゃいけない項目なのかもしれん(汗)。
そして、生年月日。。。ふむふむ。。
Y「なぁ、お前、そんな驚くほどの年齢じゃないじゃん。俺のたった3歳年上じゃん。」
拍子抜けだった。まあ、見た目はチェリー若いから、
自分より年下に見えない事もなかったが、魔性なおねーさまキャラを演じてたので、
同い年か年上ではとは思ってたし。
C「えぇ、だって、女が年上なのよ?ありえなくない?」
Y「ん?俺、昔の彼女11歳年上だったし、別になんだがな。。年上も全然イケるぞw」
C「え(汗)、日本ってそういう国なの?タイだと男が年上がほとんどで、女が年上って滅多に聞かないわよ。」
Y「まぁ、確かに昔はそういうのもあったけど、今じゃ女が年上も普通だぜ?」
まぁ、いわゆるアラサー女だったチェリーなのだが、
一番恥ずかしいと感じていた原因は、
私より年上だという事がバレたくないという理由だったらしい(笑)。
なるほどねぇ~、だったら、今日みたいにキャピキャピ女子高生みたいなキャラやってりゃいいのに、何がどうして今まで魔性の姉さんみたいな年上キャラ醸し出してたんだか。ある意味バレバレだが(笑)。
C「ちょっと、周りに私の歳、言うんじゃないわよ!聞かれてもシークレットって言うのよ!特にあんた、あのパッパラS男と一緒に住んでるんでしょ?あいつにだけは絶対に知られたくないわ!キーーー!」
パッパラS男、私のシェアメイトであり、
この男がチェリーのいる学校に入学するキッカケを作った男だ(Vol.14参照)。
S男とチェリーも学校で何度か顔は合わせた事はある。
しかし、S男は頭パッパラパーで、発言も空気読まないので、
チェリーも苦手らしい(笑)。
Y「でも、S男には感謝しろよ、うちらの出会いを作ってくれた恋のキューピットだぜ?あいつが誘ってくれなかったら、俺たち出会ってないんだからよ。」
C「冗談じゃないわ、誰があんな馬鹿に感謝するもんですか!」
チェリーが苦手な奴と言えば、もうひとりいるではないか、そうだ、キャットだ。
Y「そういえばさ、お前が事故った時、お前の大嫌いな女、キャットから電話があって、事故の事から別れた事まで全部知ってたんだけど、なんでキャットはお前の状況、いの一番に知ってたのかな?」
C「そ、それは~(汗)・・・・」
次回、キャットが全てを知ってた理由が、まさかの理由でY氏仰天・・・
そんなキャットから電話が。。そしてパッパラS男も乱入!?続きはVol.39で!