オーストラリアに自分探しの旅に出たこじらせフリーター男のYが、次々と現れるこじらせ女達との壮絶な国際恋愛バトルの末にまさかの人種とドタバタ国際結婚に至るまでのノンフィクション・ドキュメンタリーを綴っていく国際婚活物語 Vol.21。(Vol.20はこちら) <Vol.1はこっち>
魔性のタイ女チェリーの計画通り、外堀から固められて、
彼女の手中に陥落しつつあったY氏。
そんな時、アイコンタクトを送る謎の黒髪ぱっつんストレート。
彼女は日本語で私と話し始めた。一体何者!?
この学校には、日本人は私だけと聞いていたが、
全く違和感のない完璧な日本語を話す黒髪女。
そして、このグループにいる男も同じように日本語を話し始めた。
え?どうなってるの?
日本語を操る女
Y「え?君たち、日本人じゃないよね?え?」
男「うん、僕たちは韓国人なんだ。でも日本語もちょっとは話せるよ。僕はミック、よろしくね!彼女は僕よりはるかに日本語うまいんだよ」
黒髪女「ふふ、まあね。私、日本のTV番組大好きなの。ぷっすまとか。私はケイト。よろしくね。」
ぷっすまって(笑)、すごいマニアックな深夜番組までご存知なのね、あなた。。
ミック、ケイト、あともう一人韓国女子のソヨンは
隣のクラスの仲間で、いつもこの3人でよくつるんでるそうだ。
そういえば、日本語封印モードだったから、
久々にアットホームな感じで安心した。
彼らはやたら日本のTV番組に詳しかった。でも日本には行った事がないんだと。
なのに、毎日日本のTV番組を見てたら、日本人並に流暢に話せるようになったんだと。。
すげぇなぁ。。
ケイトは、とても友好的だった。
すぐにケータイ番を交換して、今度一緒に遊ぼうと言ってきてくれた。
パッパラS男も幸せだった。
私をこの学校に招待してくれた、シェアメイトのパッパラS男。
S男は違う階のクラスなので、あまり学校では会わないのだが、
S男はS男で、この学校で清純系のインドネシア人彼女をゲットしていた。
やるじゃねぇか、S男!
魔性のケータイ番交換儀式
で、肝心の魔性の女、チェリー。
今や、働くレストランのまかない弁当を、私の分まで
毎日持ってきては、一緒に食べるようになった。
ある日、私は言った。
Y「そういえば、電話番号教えてよ。」
すると、チェリーは眉間にシワを寄せて、睨み返しこう言った。
「そのノート、よこして。」
私のノートを取ると、そこにメールアドレスを書き、
「ねぇ、みんなの前でそういう事聞かないでよ!
そういう関係だと勘ぐられたらどうするのよ!
そのアドレスでチャット出来るから、後でチャットでアドレス送りなさいよ!」
と言ってノートを突き返した。
「は????(汗)」
どこまでも意味不明(汗)。
そういう関係だと思われたらって、
お前がそういう関係を周りとタッグ組んで作ってんだろうが。。
真性のツンデレなのか?!(ぽかーん)
魔性からメールがッッ!
後日、その魔性チェリーから、メールが来た。
「今日は、クラスの真治君達と一緒に街を散策したんだ。
本当はY君の事も誘いたかったんだけど、
Y君ケータイ番教えてくれないから、誘えなくって。残念だったなぁ。。」
こいつ、奇行種なのかな(爆)?
いや、あんた、俺がケータイ番交換をオファーしたら、断ったやん。。
その後、メールにケータイ番書いて送ったら、
ケータイでも連絡してくるようになった。
うーん、わからん。それが魔性作戦なのか。。俺はどうしたら。。
奇行種魔性チェリーに翻弄されつつ、
日本語を操るケイトという新しい出会いにも内心期待しているY氏。
そして最初に仲良くなったタイ女キャットとの関係はどうなる!?
戦いは3つどもえとなると思いきや、4つどもえに?!
まだまだ問題勃発の続きはVol.22で!